ML-POWDER 2001年スキー活動記録
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1.八幡平  堀、堀米、田宮、忠、勝又、縣、石島
今世紀第1号の報告です。
年末年始の猛烈な冬型により、車での移動も困難な中、どうにか山小屋で年越しをできたのはラッキーでした。
ともかく、みなさんお疲れさまでした。
・期間・日程: 2000年12月31日〜2001年1月1日・1泊2日
・山域・山名: 東北・八幡平
・メンバー: 堀、堀米、田宮、忠、勝又、縣、石島
・ルート
  1日目:御在所温泉〜八幡平スキー場〜茶臼山荘〜陵雲荘(泊)
  2日目:〜八幡平山頂?(往復)〜茶臼山荘〜御在所温泉
・概要
  年越し前日、八幡平の麓に無事?集合。翌31日からは悪天が予想されたため、茶臼山荘止まりの予定での出発だったが、山荘には先客(後日、山スキーML登場人物と判明)がいたのと、幸い陵雲荘までは切り開きと道標があり、デポ旗とGPSという強い見方もあったので陵雲荘に向かう。おかげで、八幡平山域らしい景観を見ることができ、薪ストーブのある広々とした素晴らしい山小屋で年越しをすることができた。
 翌1日は予想通りの悪天だったが、今世紀最初の八幡平登頂?後、真っ白な雪原に立てたデポ旗に導かれ茶臼山荘に戻り、今世紀初パウダー滑降を楽しむことができた。
2.黒姫山  堀、福田(忠)、勝又、佐藤、(縣、石島)
東北の山も良かったですが、やはり甲信越の山はいいですなー。ふるさとに帰ってきたという気分でした。
・期間・日程: 1月7日・各日帰り
・山域・山名: 頸城・黒姫山周辺
・参加者: 福田(忠)、堀、勝又、佐藤、(縣、石島)
・行程: 大橋〜佐渡山東北東1738ピーク〜大ダルミ〜黒姫山外輪山〜大橋
・概要
 前夜、戸隠スキー場の仮眠所で泊まり、翌朝8:30に大橋をスタート。予想通りの積雪と天候。しかし、、、。
  大橋からの林道の途中で石島さんのマシンにトラブル発生。石島さんと縣君は林道途中から引き返す。
残りのメンバーで佐渡山東北東の1738ピーク登頂後、大ダルミを経由し御巣鷹山側から外輪山に登り返し、往路の林道終点まで滑降した。
この日は薄日が射していたせいで、雪質は重かったが、笹はほぼ埋まっており、、、いやー、何でもいいです。
静かな山を登り滑れれば何でも楽しい!そろそろエンジンが掛かり始めそうです。
>石島さん、縣君へ。
 大ダルミを絡めたコースはお勧めです。ここでお茶でも沸かして1日のんびりしたいくらいでした。是非、再チャレンジしてください。僕もまた行きたいです。
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3.乗鞍・富士見岳  堀米、他2名(シーハイル)
日時:1月7日
メンバー:堀米、他2名(シーハイル)
天気:晴れのち曇りのち雪
山域:乗鞍
ルート:ゲレンデトップ(9:00)〜富士見岳山頂付近(12:00)〜位ヶ原山荘上部(2450m)〜
    大黒岳稜線(2650m)〜大黒岳と富士見岳の間の沢〜カモシカゲレンデ中間部(4:30)
概要:
ゲレンデから乗鞍を見上げると、想像以上に雪が少ない。まともに雪がつながっているのは、富士見岳〜摩利支天周辺のみ。
大黒岳も稜線上部は、雪がついていない。すぐに、ルート変更し、雪の多い富士見岳を目指す。
しかし、切り開きの中は、かなりの積雪で薮も完全に埋まっている。
単に、上部の雪が吹き飛ばされ、下に吹き溜まっているようだ。
去年の1月滑った富士見岳の沢を滑降。雪質は上々。そして、大黒岳を行けるところまで登り返す。
大黒岳から稜線沿いに鳥居尾根を目指すつもりだったが、薮が濃いので断念。冷泉荘の付近の沢を滑ることに。ここも雪質上々。
結局、冷泉荘のあたりからは、沢も深くなり、沢と沢とのなだらかな稜線を2000m地点まで滑降。
下部は、薮が濃かったが、これも、あと1m降れば、楽しめそうだった。

最後に:乗鞍では、ゲレンデ状態になった切り開きを滑って降りなければならず、静かな山行は不可能というイメージがあったが、今回は、全く人と会うこともなく、静かな山行を楽しむことが出来た。最後の薮斜も含めて、かなり充実した山行だった。(薮斜については、喜んでいたのは、僕とF氏のみだが)

雪崩について:今回は乗鞍岳上部に雪が殆どついておらず、雪崩の事は全く頭に浮かばず、富士見岳山頂からの急斜(45度)も弱層チェック無しで、飛び込んだ。
しかし、富士見岳東面の斜面は、想像以上の新雪で、数ターンして慌てて弱層チェック。まさかとは、思ったが、手首に力を入れることなく、20cmの所に簡単に剥がれる弱層発見。
慌てて、岩陰伝いに富士見岳と観測所の間のコルを目指した。ここで、再度、弱層チェック。
この辺は、肘から手首程度の弱層が発見されたが、観測所側の壁には殆ど雪がついていないので、観測所側の斜面の安全そうな所を滑った。
あれだけ周りに雪が無くても、吹き溜まりでは、雪崩れる危険性あり。あのまま、滑っていたら、かなりの確率で、雪崩れていたと思う。助かったという感じだった。
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4.佐渡山  堀米(単独)
・ 日時:1月13日
・ 山域:佐渡山
・ メンバー:堀米単独
・ 天気:小雪
・ コース:大橋〜佐渡山山頂〜北東面1530m〜佐渡山〜南東面〜大橋
・ 概要:
  寝坊し8時前に起床。しかし、大橋には自分の車のみ。これは、静かな山行になると、急いで、準備。
   踝から膝までのラッセルで、3時間ほどで山頂。山頂に着く頃、雪もやみ、妙高の山頂から長野盆地まで見渡せる。疑似好天か?
  北西面の滑降を考えていたが、山頂付近の雪付きは、やはり東面が良い。昨年、何度が滑った北東面を滑降。軽い雪に、独り、にやけてしまう。300m程下り斜度が無くなったところで、登り返す。
   雪が良かった分、ラッセルは、膝まで。結構辛い。山頂に着く頃には、南風が強くなり、雪も降り始める。急いで、準備をし、南東面の沢沿いの尾根を山頂から滑降。
   新雪が薄くなり、底づきするようになるころ、斜度もなくなり、沢をトラバース繰り返しながら、3時頃には、無事、大橋に帰着した。
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5.白馬乗鞍・鵯峰  堀米、他5名(シーハイル)  
シーハイルの雪訓は、当初、ガラガラ沢で予定されていたが、今年一番の冬型でとても行ける状況でない。
一度、大薙山に変更されたが、あまりにも、凄い雪で、山田旅館に行けそうもない。っで、一番、安全そうな白馬乗鞍天狗原で雪訓を行うことになった。

日時:1月14日
天気:大雪
メンバー:堀米、シーハイル5名
山域:北アルプス鵯峰
ルート:栂池ゴンドラ降り場〜鵯峰山頂〜栂池
概要:
 雪に振り回され、出発は9時に。凄い雪で、栂池のゲレンデは、まるで、オフシーズンのように閑散としている。
  ゲレンデ内もラッセルで栂の森中間部の林道入り口まで45分もかかる。これでは、とても、成城小屋までも行けそうもない。急きょ、鵯峰に方向転換。しかし、急登かつ腰から胸までのラッセルで、標高差350mに、4時間半かかってしまう。何度か諦めかけたが、やっと頂上直下に着く。
 簡単に雪崩れ講習会を行い、待ちに待った滑降へ。準備を終え、パウダーを思い浮かべながら、斜面に入ろうとするが、あれっ、動かない。湿雪で、完全にセメントが入っている。何とか急斜になるまで、下りラッセルし、ど後傾で、板の先端を 出しながら滑る。アッという間に林道に下り、ゲレンデへ戻る。ゲレンデの圧雪バーンが心地よい。ゲレンデ隅には、パウダーもどきが残っているが、誰も入ろうとしない。
  ゲレンデに戻ってから搬出の練習のはずだったが、体力も気力も残っておらず、自然解散に。昨年の黒姫を思い起こすような山行だった。雪質的には、あのときよりも雪は重かったと思う。この土日で、ラッセルを2回経験したが、当MLメンバーのラッセル技術と体力の高さを痛感させられた2日間だった。
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6.黒姫山  堀、忠、田宮、勝又
凄い雪、凄い藪でした。昨年の黒姫に匹敵する辛いラッセルと超深雪滑降。奉納山に以上の?藪滑降。
・期間・日程: 2001年14日・日帰り(雪のち曇り)
・山域・山名: 頸城・黒姫山
・メンバー: 堀、忠、田宮、勝又
・行程: 大橋〜夏道尾根〜外輪山1998〜南面滑降〜車道〜大橋
・概要
 昨年から気になっていた黒姫山南面ルートを計画。登りでは特に忠さんが大活躍。そのつけがまわってか? new板のせいか?下りは不調だったが、かわりに勝又が深雪滑降をスイスイこなす。田宮さん、堀も昨年の黒姫大雪の再来に大喜び? 外輪山南面に関しては? まあ、良しとしましょう。
 ともかく、大橋から稜線までの標高差800mを約5時間かかって登り切り、未知の黒姫山外輪山南面を滑降することができ、皆大満足!?
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7.木曽駒ヶ岳  堀米(単独)
日時:1月19日
山域:中央アルプス木曽駒
コース:千畳敷〜木曽駒ケ岳山頂〜黒川渓谷〜黒川平
メンバー:堀米単独
天気:晴れ(西風強)
概要:
 8時駒ヶ根発の始発のバスに乗る。ロープウェーで、たまたま一緒だった山岳指導員の人から雪崩発生が予想される箇所を教えてもらう。千畳敷で登山計画書を提出し、シール歩行を始める。八丁坂の途中までは、素晴らしい新雪で、期待を膨らますが、途中からアイスバーンになり、アイゼン歩行に切り替える。1時間半ほどで稜線到着。伊那前岳の方に、少し歩き、大滝の状態をチェック。上部は雪が少ないが、大瀧の左側を巻けそうである。その後、木曽駒の山頂を踏む。伊那谷が眼下に望め、なんとも言えない気分になる。
 西風に凍えながら準備を行ない、滑降開始。木曽駒からダイレクトに黒川に入る。雪質はアイスだが、雪崩の心配はない。大滝に近づくと水が流れる音が聞こえてき、高巻くことにする。大滝下200mもいくと、川は割れ、とても、河原を徒渉無しで行けそうもない。夏道に入り、薮というよりは、ジャングルの中を、殆ど意地で、スキーを脱がずに行く。なんとか3時過ぎに林道に出る。林道は10センチの新雪だが、殆ど漕がずに進んでくれる。    1100m地点ぐらいで、雪も無くなり、あとは、板を担ぎ、車を停めてある黒川平に向かう。日が暮れる頃、無事、車に到着。ほとんど、滑ったという印象はないが、雪で覆われた伊那谷と経が岳を眺めることが出来、充実の山行であった。
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8.上州武尊山周辺  縣、石島
武尊牧場スキー場から武尊避難小屋までいってきました。
・日時:1月20日土曜日(日帰り)
・ 山域:群馬県 上州武尊山・メンバー:縣・石島
・ 天気:晴れのち雪
・ コース:武尊山牧場スキー場リフト上10:00〜武尊避難小屋13:30〜往復15:00ごろリフトへ
*雪が多くてラッセルとなったが、ウサギがいっぱいいるなだらかな丘を歩くことができてテレマークのもつ歩きの楽しさが味わえた。
いつかステップ板で縦走してみたくなった。*途中で見えた真っ白な至仏山、笠が岳の斜面がよさげ。
* 避難小屋は針葉樹に囲まれて見つけるのが難しい。見た目6畳ぐらいで入り口はほぼ雪で埋まっていて掘り出すのが大変そう。
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9.十石山  堀米、佐藤、堀
日時:2001年1月20日(土)
山域:北アルプス十石山
ルート:白骨温泉〜十石山山頂〜白骨温泉
メンバー:堀、佐藤、堀米
天気:曇りのち雪
概要:
 松本合同庁舎に集合し、十石に決定。途中、乗鞍も見えるが、1月の上旬とは、うって変わって、上部も白くなっている。9時頃出発するが、夏道への入り口を見落とし、小山を越える羽目に。夏道に入ると、トレースがある。    途中の急登で、佐藤の年期の入ったシールがスリップし始め、ブンリン店員達は、早速、新板+新シールの営業開始。台地からは、太古からの素晴らしい針葉樹の林を歩く。森林限界を超えると風も強まり、頂上では、烈風となる。頂上直下で、前にパーティに追いつく。(ラッセル有り難う)
 登頂後、頂上小屋に、前のパーティの人達と休息。彼らは、何と、この小屋を建てた人達だった。えらく親切な人達で、是非、次回は、泊まりで遊びに来て下さいとの事でした。
下りは、上部以外は、心地よい新雪で、滑りを堪能。下山後は、白骨温泉に直行した。
 小屋は、本当に素晴らしく、多分、無人小屋の中では、北ア一であろう。 次回は、泊まりで行きたい山である。番外編:
 温泉後、ブンリンに直行。ブンリン営業マンと店長の強力なプッシュにより、佐藤は、新板一式を購入。(ご購入ありがとうございました。)
山で、佐藤が、板とシールとブンリン店長+店員に感謝する日も近い。
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10.黒姫山  堀米、他3名(シーハイル)
日時:1月21日(日)
山域:頚城黒姫山
メンバー:堀米+シーハイル3名
ルート:黒姫ゲレンデトップ〜外輪山〜東尾根〜ゲレンデ下部
天気:雪

概要:
ゲレンデトップで、山行計画書の提出を求められる。
最近、入山する人が増え、このような処置を取るようになったのか?(かなりの割合で、身内が入山しているのだが)
 そうこうするうちに、出発は10時近くになってしまう。ラッセルは、思ったよりも大した事がなく、膝あたりで、時折、腰という感じであった。
先週の大雪にも関わらず、思ったよりも、深くなかった。2時間強で外輪山に到着。いつもの東尾根に入る。
雪は、軽く、久々に、フェイスショットを楽しめる。
 途中ブナ林のあたりで、道に迷いかけるが、すぐに、間違いに気づき、事無きを得た。2時間ほど、駐車場に到着した。
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11.佐渡山  堀米、轟(シーハイル)、田宮、勝又、縣、堀
日時:2001年1月27日
山域:頸城佐渡山
天気:雪
メンバー:田宮、堀、勝又、縣、堀米、轟(シーハイル・ゲスト参加)
ルート:大橋〜佐渡山山頂〜西面滑降〜氷沢川〜佐渡山南尾根〜2組に分かれる。
       〜@佐渡山南尾根〜大橋(堀、、田宮、勝又)
       〜A佐渡山南東面〜大橋(縣、轟、堀米)
概要:
 8時に出発の予定だったが、8時に起床&集合。
シーハイル二木氏と小林氏は、長野南部の大雪の為、現場に来ることが出来ず欠席。集まれたメンバーで、佐渡山に行くことになる。
 大雪のせいか、我々以外は、誰もおらず、静かな山行に。ラッセルも雪が軽い上に膝下と楽勝で、2時間半とハイペースで山頂へ。
まずは、西面の美しいぶな林を滑降。素晴らしい雪と林に、佐渡山初体験の田宮、縣、轟の両氏も、御満悦。氷沢川で、少し、休み、稜線まで登り返す。
 ここからは、2手にわかれ、A部隊は、南東面を滑降。
ここも、今年一番のDEEP POWDERに、縣君も轟さんも、涙、涎、鼻水・・・と感激していた。
下部は、下りラッセルだったが、@部隊と殆ど変わらず、大橋に到着。
@部隊も、南尾根下部で、DEEP POWDERを満喫したようだった。

番外編:
 この日は、長野中南部が記録的な大雪で、塩尻周辺の道は、全て、通行止め。
当然、中央線や、高速も、通行止め。ずば抜けた危機察知を持つ田宮氏は、長野から新幹線という唯一の正解で帰宅。難を逃れた。
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12.小日向山  堀、勝又、堀米、縣
・ 期間・日程:1月28日(日)
・ 天候:雪
・ 山域・山名:北ア白馬・小日向山
・ メンバー:堀、勝又、堀米、縣
・ 行程:二股〜南股入林道〜小倉池〜南尾根〜1597・往復
・ 概要:
 狙い通り、小日向山は面白そう。
今回の偵察で小日向山から南側に延びる尾根とそこから派生する傾斜の緩い尾根は広葉樹の疎林であることがわかった。
近くのスキー場の音が聞こえるのは残念なことだが、この南主尾根を中心に色々なルートで楽しめそうである。
 豪雪地帯、下部の藪などの条件からみると、厳冬期の日帰りは少し厳しいかもしれないが、春には間違いなくこの周辺で楽しめそうなので、少しずつルートを探ってみたい。
 今回の小日向山を含め、未知の山に対する期待と不安がたまらなく面白い。
原動力は好奇心。子供の時の裏山探検の延長を今後も楽しみたい。
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13.十石山・金山岩  堀米、他3(シーハイル)
日時:2月3日
天気:雪(上部は吹雪)
山域、山名:北アルプス、十石山金山岩
ルート:平湯温泉スキー場トップ〜金山岩稜線〜ワサビ谷〜平湯温泉街
メンバー:堀米+シーハイル3名
概要:
 松本に6時半集合のはずだが、目覚ましが鳴らず、6時半に隊員からの電話で起床。高速を飛ばし、現地に直接向かい、何とか、30分遅れの8時半に現地到着。しかし、リフトは、前日からの雪で動いておらず、結局、長い方のリフトは、10時に動き始める。
 スキー場からの稜線は、アップダウンもあり歩きにくい。主稜線に着く頃には、吹雪はじめ、視界も悪くなる。
 時間も2時と遅いため、山頂を目の前にして、引き返すことに。少し下ると風もおさまり、視界も良くなるが、薮が濃い。この先降りてもスキーを楽しめそうもないので、3時半頃、悩んだ末、ビバーク覚悟で、途中から尾根を外れ、ワサビ谷へ。安房峠への旧国道の途中まで来た頃、日も暮れ、久々のヘッドランプ・スキーに。何とか、6時過ぎに、平湯温泉街に到着した。
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14.陣馬山〜高尾山・縦走(1)  堀、師橋、忠
期間・日程:2月3日(土)・日帰り
天候:快晴
山域・山名:東京、陣馬山〜高尾山・スキーによる交差縦走
メンバー:師橋、忠、堀
ルート:和田峠〜陣馬山〜影信山〜高尾山〜高尾山口(縣・石島チームの逆ルート)
概要:
 山行数日前に忠さんに陣馬偵察の結果で行けそうと判断したが、半信半疑のまま和田峠に向かう。まあ、やるだけやってみよう! ところが、和田峠に着き、車から踏み出した第一歩は真っ白な雪面の上。和田峠周辺の積雪は30cm以上。周りは信じられない程の雪である。これなら絶対に行けると確信し、期待以上の雪と自分たちの馬鹿さ加減に大笑いしながら和田峠を出発。 途中、登山道を外れながら歩けるほどの雪に感動しながらシール歩行で陣馬山直下へ。
 陣馬山直下の僅かな大斜面に差し掛かると、何と既に5本ほどのシュプールがあるではないか。一瞬、「やられた!」と思ったが、自分たちと同じことを考える人がいたことに親近感を感じる。そして、眺めの良い陣馬山山頂。今年初の晴天の中での山スキーである。遙か先には目指す高尾山が見える。以外と遠い(距離:約15km)。 
 陣馬山から高尾山までは緩いアップダウンの連続だが、肝心のステップソールはまるで効かず、シールを貼ったままで進むことになる。緩い登りと恐怖の直滑降を繰り返していると、プルークで制動しながら滑降する古い山スキー写真を思い出す。昔の山スキーというのはこういうものだったのだろうか? そんな山スキーを楽しんでいるうちに影信山へ到着。そろそろ縣・石島チームと交差してもよさそうだが、影信山から急に人が増え始めている。この分だと高尾山はスキーを履いて歩ける状態ではないか? 少し不安。
 小仏峠に向かう南急斜面は土が出ているので担ぎで数分下り、 再び傾斜が緩んだところでスキーを履く。 小仏峠を過ぎしばらく行くと、師橋さんのコールと共に縣君と石島さんの声が。情報と双方の車の鍵を交換をする。情報によると、高尾山周辺は節分の豆まきで大賑わいとのことで、我々の不安が的中。我々は人で賑わうビヤガーデン・高尾山に、縣・石島チームは先の長い陣馬山への道に向かう。
 城山周辺の梅庭園を滑降し、高尾山に近づくと想像以上の人でかなり恥ずかしい。そこにはデートしているカップル?、犬の散歩をしているおじさん?、幼児を連れたお母さん? 周りの人は目を疑うばかりで声を掛けてくれない。先頭を行く師橋さんが怪しすぎるのか? 参った! 恥ずかしい。下を向いたままひたすら猛進する師橋さん。もうこうなったらどうにでもなれと、笑顔を振りまきながらシール歩行する堀。身の危険を感じ?板を脱いで歩く忠さん。師橋さんと堀はそのまま人混みの高尾山登頂。こうなったら3人、開き直るしかない。山頂のおみやげ屋の前で雪の山にスキーの板を立て記念撮影。そばを頂いたあと、滑降の期待の残る登山道で高尾山口に下山した。縣・石島チームが入山した駅周辺は雪などまるでない。そこは単なる観光スポットである。おそるべし縣・石島チームの早稲田探検部スピリッツ。
下山後、妙な感覚で八王子の街を走り、忠宅近くでいつものように?飯を食べながら縣・石島チームからの連絡を待つ。しばらくすると縣君から陣馬山〜高尾山・スキー交差縦走、大成功!?の連絡が入った。
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15.高尾山〜陣馬山・縦走(2)  縣、石島
日時:2001年2月3日(土曜)・日帰り
天気:快晴
山域、山名:東京、陣馬山〜高尾山・スキーによる交差縦走
ルート:高尾山口→ケーブルカー→薬王院→高尾山山頂→影信山→陣馬山→和田峠
メンバー:縣・石島
概要:
 前日京王高尾山口駅まえでビバーク後、0830ケーブルに乗車。節分イベントの為、警官多数と同乗。かなり恥ずかしい。ザックにスキーをつけ、雪のない道を薬王院まで行きお参り。凍結路をアイゼンつけて山頂へ行く。山頂は雪だらけでまぶしかった。陣馬方面に行く途中でスキーを履いたが、他のスキートレース発見。先行者がいたもようでちょっと悔しい。
 城山→小仏峠付近で陣馬隊(師橋・堀・忠チーム)と交差。車のかぎを渡し合って情報交換。陣馬山直下に大斜面があるとのことで少し期待する。
 だんだん人が少なくなり、1630時ごろ陣馬山に到着。だれもいない夕焼け斜面を富士山バックに大滑降。
すばらしく感動的な滑降であった。暗くなる頃和田峠に到着。ハードだが充実した山行きであった。
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16.十石山  堀米、他1(シーハイル)
 当初は、八ヶ岳周辺を考えていたが、前日の山行が遅くなった為、松本到着が9時過ぎ。本屋も開いておらず、地図も手に入らない。日曜日に参加したいというシーハイル1名が、急斜面を滑りたいということで、松本から近い十石東尾根に行くことになった。
日時:2月4日
天気:薄曇り
山域、山名:北アルプス、十石山
ルート:白骨温泉ゲート〜十石山山頂〜白骨温泉街
メンバー:堀米+シーハイル1名概要:朝、8時前に出発。
概要:
 前日に入山者がいたのか、半分雪で埋まったトレースが残っており、4時間で登頂。久々の好天で、北中南ア、白山、八ヶ岳、富士山と展望を楽しむ。下りは、針葉樹の樹林滑降を楽しみながら、一路、白骨へ。最後、スーパー林道へトラバースする箇所を、そのまま、下降してみる。急斜の疎林を下り降りると、そこは、温泉の露天風呂。やばーい!でも、誰も入浴しておらず、ほっとする。露天風呂のトラバース開始直後、カップルが露天風呂へ。いーやー、良い湯ですね、すみません、といいながら、そばの林に逃れた。最後は、温泉街の崖の下れそうな所を探し、小さな神社へ下山した。最後の急斜を誰も下らない理由が良く判った一日であった。
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17.七ツ石山  田宮、堀、勝又
日時:2001年2月4日(日)日帰り
天気:晴れ
山域、山名:東京・山梨県境
ルート:奥多摩峰谷川沿い”奥”集落から鷹ノ巣非難小屋(浅間尾根)経由、七ツ石山往復
メンバー:堀、勝又、田宮
概要:
 7:30 浅間尾根登山口出発10:00 鷹ノ巣非難小屋12:00 七ツ石山15:30 鷹ノ巣非難小屋
 17:30 浅間尾根登山口に戻る
 この日スキーを持ち込んだのは我々のみ!本当なら雲取往復の予定だったが、七ツ石山着12:00から見た雲取は遥かかなた。こりゃ無理だ!と全員一致で諦めた。夏山のコースタイムは鷹ノ巣非難小屋〜雲取が3:30なので行けそうな気がしたが、、。厳冬期の雲取を狙うなら浅間尾根ではなく小袖から七ツ石に突き上げる方がよさそう。
 肝心のスキーは、主脈部では、パウダー15%、絶望的なクラスト85%。パウダーとクラストが頻繁に繰り返すので、3人とも何度転んだことか。滑ったのは、シールなし:七ツ石山の北西面100m、千本ツツジ岳、高丸山、日陰名栗山の各の東面50mの計250m、とシールで浅間尾根の一部50mくらいで合計300m。一番楽しかったのは、七ツ石山の北西面100mでこでは3人とも大感激!!!!今シーズン初の晴天下での活動だったので、滑りの写真を随分撮った、現像が楽しみ。
 前日の高尾〜陣場と違い(この台詞は両方に参加した堀君しか言う資格がないのだけれど)、ここ奥多摩はむりやりではなく山スキーをした!って感じ。山中であった中高年登山者には”うらやましー!”と言われて、悦に入ってしまった。この表現もけっして誇張ではなく彼らの場合、トレースがあるから歩けている常態で、つぼ足なら膝下までのらっせる常態。堀君が鱗板・テレ、勝又が普通板・テレ、田宮がカービング・アルペン、一番滑りを堪能したのは僕でした?僕の場合、板の選択で迷いようがなかったが、吉と出た。東京でパウダー!こんな経験、もうないかな?。
 奥多摩の場合、主脈までの尾根はスキー向きではないので、ここは登りのみシール歩行し、下りはあっさりと諦め担ぎで降りた方が懸命、こうしてでも楽しめるスロープが稜線にはある!冬に雪がある常態でこの山域をトレースに頼らず縦走するならスキーが一番GOOD!これが三人の感想でした。
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18.飯盛山 縣、師橋、忠、石島
 いい景色でした。露天風呂をのぞくようなこともなく、順調?な山スキーでした。
日時:2001年2月4日(日曜)・日帰り
天気:くもり
山域、山名:奥秩父山系・飯盛山(南西面)
ルート:パターゴルフ場麓→夏道沿い→飯盛山山頂→往路下山
メンバー:師橋・忠・縣・石島
概要:
 お昼ごろ出発。くもり空で風が吹くと寒い。気温が低い為かさらさらの雪でシールが効かないところもあったが、高尾山のように綱渡りのようなシール登行もなく順調に1時間30分ほどで山頂へ。眺望は八ヶ岳、南アルプス、富士山がみられて絶景。金峰山上部も真っ白。とくに八ヶ岳は南アの地蔵岳からの景色とちがって、戸隠のような絶壁がみえて新鮮だった。
 いよいよ滑降。谷におりると棘の強烈な薮で引き返す。稜線は風でクラストしたモナカとパウダーが交互に出てきて手強い。滑ってこけたけど楽しかった。こんどは薮の少ない南東面にいきたい。
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19.雲取山〜石尾根縦走  堀、勝又、田宮
 昨日日曜日、雲取山から石尾根を縦走し、奥多摩駅に下山。想像以上に充実した山行ができたので、昨日中に福生に帰還(19:30)し、今日は休養です。
・ 日程・期間:2月10日〜11日・1泊2日
・ 山域・山名:奥多摩・雲取山〜石尾根縦走
・ メンバー:堀、勝又、田宮
・ルート
 1日目:鴨沢〜ブナ坂〜雲取山頂避難小屋(泊)
 2日目:〜雲取山頂から滑降〜石尾根縦走〜奥多摩駅
・概要
 先週の降雪はわずかだったらしく、鴨沢登山口からしばらくの間は 日陰のみに雪が残る程度。鴨沢からブナ坂までの登山道はスキーの効果は全くなく、どうなることかと思ったが、石尾根に出るとスキーの威力を発揮する。 登りの登山道ではまわりから疑問の眼差しを浴びていたが、石尾根でのスピード感に溢れる?スキーの魅力と奥多摩観光のカレンダー(コンテスト写真のモデルになった)の効果で来年は雲取の山スキーヤー急増? 殆どの登山者は鴨沢〜雲取山の往復。山スキーを目的にした人は我々3人とミニスキーを持ち込んだ単独登山者のみ。山スキー自体を知らない人も多く、色々な質問を受けた。上記の冬季一般ルートを越えると一転して静かな冬山となり、 豊富な積雪とブナ、ミズナラなどの原生林のなか3人とも東京・奥多摩にいることを不思議に思うばかりであった。 雲取山その他、各ピークからの滑降、パウダー、クラスト、ザラメと変化に富む雪質、究極の藪滑降、などなど。 少し鈍感になりつつあったスキー滑降の醍醐味を再認識できた 素晴らしい山行となった。
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20.蝶ヶ岳  堀米(単独)
日時:2月10日〜11日
山域山名:北アルプス蝶ヶ岳
天気:10日 雪夕方薄日が射す。11日 雪明け方晴れ。
ルート:中ノ湯〜横尾(10日)横尾〜蝶ヶ岳(蝶槍手前ピーク)〜横尾〜中ノ湯(11日)
概要:
 中ノ湯での駐車スペース確保の為、4時前に起床し、6時前に到着。駐車スペース最後の一台に滑り込む。   (後から来た車は、無秩序に、辺りに停めたようだ。→来年は規制が入るかも?)4年前の2月3連休に蝶ヶ岳に登ったときより人は多そうだ。上高地までは工事の為、道は除雪されており、明神までは先行者がおり、楽が出来た。
 11時半には、横尾到着。避難小屋のストーブに火をつけ、辺りを散策。天気はいまいちだが、やはりこの辺の雪原は素晴らしい。が、明日登る横尾尾根は針葉樹で真っ黒で滑りは絶望的。平年よりも多い雪のせいか、この日は、私独りで小屋を独占。
 次の日、起きると天気は良い。7時に出発し、雪が一回締まったせいか、ラッセルも楽で、4時間ほどで山頂に着く。しかし、8時頃から天気が急変し、山頂は吹雪であった。今回も天気の神様に嫌われたようだ。   滑りの方は、快適6割、何とかウエーデルン3割、カンバってボーゲン1割と大健闘。1時間弱で、アッという間に、横尾に到着。本当は、小屋にもう一泊する予定だったが、天気予報ではこれから冬型。小屋に独りで居ても仕方がないので、下ることにする。吹雪の梓川を楽しみながら、何とか、明るいうちに中ノ湯に到着。
 それにしても、上高地のテントの多さにはビックリさせられた。中ノ湯に停めた車の9割は、上高地ハイカーだったようだ。明神より先は、殆ど、誰もいない世界だった。お薦め:クロスカントリーを楽しむなら、やはり、徳沢〜横尾がお薦め。ここには、もう一度、晴れた日に来てみたい!上高地周辺は、河岸工事や人の多さで、興ざめする部分がある。
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21.白谷山  堀米(単独)
日時:2月12日
山域山名:北アルプス白谷山
天気:薄曇りメンバー:堀米単独
コース:8:30中ノ湯〜13:00白谷山稜線〜14:00池〜14:30焼岳稜線1830m〜15:30中ノ湯
目的:中ノ湯上部の偵察
アプローチ:
 中ノ湯から池までは、旧国道が邪魔して、ショートカット出来ない。特に雪崩防止柵が邪魔で乗り越えるのが大変。道なりに行った方が早い事が多い。池:池からの白谷山と池の周りの針葉樹の森が素晴らしかった。
滑降@: 白谷山東面は、適度な斜面、適度な濃さの樹林、粉雪と最高だった。
滑降A:焼岳稜線からは国道を避けるように支沢沿いの樹林を滑降。沢の本流を下から見たが、かなり恐ろしい斜面だった。
展望:稜線からは乗鞍から穂高、笠ヶ岳まで見える。特に、白谷山東面のヒマラヤ襞?が、美しかった。

総論:アプローチを除けば、このエリアは素晴らしい。池の湖畔のトレッキング、白谷山等の良質な斜面と雪質。是非、今年、皆さんも一度は行って頂きたい。こんな良質なエリアが中ノ湯のそばにあったとは驚きだ。今年、一番の発見である。多分、このエリアを楽しめるのは今年のような大雪の年だけ。私は、今週末も行くつもりである。

注意:白谷山の斜面は、私にとっては快適だったが、最大斜度40度はあったと思う。
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22.佐渡山・黒姫山 縣、石島
・期間・日程:2001年2月10〜12日・2泊3日
・山域・山名:佐渡山・黒姫山
・メンバー:縣、石島
・ルート:
 2/10 (土)うす曇り:
 大橋付近からスノーモービルあとあり。佐渡山山頂下まであってびっくりした。黒姫
山夏道経由で大ダルミへ。佐渡山東北東1738ピーク(サブピーク)北面へまわりこむ。稜線沿いの大きなぶな
木のそばをBCとする。黒姫山へいくのははあきらめて、1300ごろから雪洞ほる。笹薮がでてきたり、堅
い所があったのでスノーソーが欲しい。1600ごろ完成。雪洞は風がこないのであったかく快適。シュラフ4番プラス羽毛服で充分。でもテントシューズがほしかった。

 2/11(日)うす曇り→吹雪:
 サブピークはすぐ近くだった。佐渡山本峰へ一旦下り、またのぼる。北側の谷斜面は薮が濃い。本峰から南西面を川まで滑降。日が当たったせいか堅い層があるが新雪が積もってよく滑る。吹雪の中、登り返してBCへ。佐渡山北東尾根はあきらめたが、滑り足りず、BC下のパウダーで遊ぶ。雪がたくさん積もったので夜中に雪かきをした。

 2/12(月)曇り:
 BCしたで朝一パウダー後、サブピーク経由で南尾根を滑降。ぶな疎林でいい斜面だった。南面なので少し雪が重いが快適。沢をわたって林道へ。大橋についたら、イヌゾリとモービルの人がいた。
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23.十石山・金山岩  堀米、二木氏
日時:2月17日山域:北アルプス十石金山岩
ルート:平湯温泉スキー場トップ〜平湯尾根〜金山岩山頂〜ワサビ谷〜平湯温泉街
メンバー:堀米+シーハイル1名
天気:山頂付近のみ北西の風強く快晴
概要:
スキー場の長い方のリフトの動き出しが遅いため、7時半に松本集合する。案の定、長いリフトは、9時過ぎに動き始める。
好天の平湯尾根は、乗鞍〜笠、槍穂、白山のパノラマ。頂上からの展望を期待しながら登るが、頂上は、風が強く、さっさと退散。(それにしても、頂上直下に2週間前の我々のトレースが残っていたのは驚き)雪がつながっている場所まで降り、ワサビ谷の隣の稜線を滑降。ルート取りも完璧で、この尾根の一番疎な部分を下れた。雪質も、前回ほどではないが、パウダーを堪能。安房平まで下り、十石を見上げると、カナディアンロッキーを彷彿させる素晴らしい岩壁。何故、深田先生は、十石を百名山に選ばなかったのだろうか?
 雪で閉鎖された国道を行き、最後、九十九折りをショートカットし、春の訪れを感じさせる平湯温泉街に3時半に到着。好天に恵まれ、展望も良い中、今年最後と思われる良質のパウダーラン。そして、カモシカ2頭にも出会い、素晴らしい一日を過ごせた。
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24.蓼科山  田宮(単独)
田宮です。蓼科山に登った後、テレマークデビューしてきました。
日時:2001年2月18日(日)日帰り
天気:晴れ
山域、山名:長野・蓼科山
ルート:白樺国際スキー場〜将軍平〜蓼科山 往復
メンバー:田宮(山スキー装備)
 8:30 スキー場出発、ゴンドラ一本利用 10:40 将軍平 11:20 蓼科山 12:30 白樺国際スキー場
13:30〜15:30 ゲレンデでテレマーク練習 勝又嬢のモロト利用
大門街道沿いに¥400で入れる温泉を見つけて入浴して帰宅
午前山スキー、午後ゲレンデでテレマーク練習をするつもりで出かける。今年の大雪を活かし、普段の年ならトライする気持ちになれない?蓼科山を狙う。
雪に関しては当然の事ならが当たり。滑ったのは北面なので、パウダーで、決して快適ではないが、森スキーを満喫しました。登りは、夏道沿を外して、シール歩きに適した小さい沢沿いに進んだが、稜線直下で
行き詰まり濃い薮をトラバースするはめに。素直に夏道沿いに進む方がよかったかもしれない。おかげで山頂までは誰にも会わなかったけど、、、。
 日本は森の国(首相、森さんの国という意味ではない)。その森を自由きままに駆ける道具としてのスキーは素晴らしい。今回もこんな気持ちになれた。ゲレンデでのテレの練習も、この素晴らしさをさらに拡大する一手段として考えてます。テレデビューの方は、まずまずかな。靴はまったく問題なし。残るは滑り手
の腕。来週もう一度遊んでみます。問題は、足を意識しないとついついアルペンターンになってしまう事。白樺国際のゲレンデなら何の問題もなくこれで滑れてしまって、、。テレの先輩方の指導をお願いします。
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25.十石山  堀、勝又
・ 期間・日程:2月17〜18日・1泊2日
・ 山域・山名:北ア南部・十石山
・ メンバー:堀、勝又
・ 行程:白骨温泉〜十石山往復(十石山小屋泊)
・概要
土日共に天候よく、静かな針葉樹林と十石山からの展望を楽しむことができた。今週、十石山に入ったのは我々のみ。十石小屋は2人では広すぎ寒かった(常時-7℃)。
十石小屋は山頂直下にある立派すぎる小屋で、稜線の風の吹きさらしに建っている。近くの高台は北ア、中ア、南アなどなどの一大展望台。 ストーブはないが、毛布等の寝具が豊富に置いてある。小屋直下約100mは樹林限界の大斜面だが今回も?カチカチのゲレンデとなっていた。 樹林に入ると、南〜東はクラスト、北面はパウダーと変化が激しく、尾根の北面の雪質の良い部分を狙いながらの滑降となった。

・ おまけ
 下山後、白骨・泡ノ湯(外来は13:30まで、700円)で透明なお湯と泡を体感。白骨の源泉はカルシウム、マグネシウム、硫黄を含む透明なお湯。 カルシウム、マグネシウムは金属イオンとして湯中に存在するため、お湯は透明。このお湯が空気中の酸素に触れ、硫酸カルシウムを生成すると、硫酸カルシウムはお湯に溶けないので、白いお湯となる。 これで1つ謎が解けた。ところで、泡の謎は?
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26.白谷山  堀米、二木氏
日時:2月18日
山域:北アルプス白谷山
ルート:中ノ湯〜細池〜白谷山山頂〜細池〜焼岳稜線〜中ノ湯
天気:風弱く薄曇り
メンバー:堀米+二木氏
概要:
二木さんが夕方から用事があるため、松本5時という早い時間に出発。冬の寒気が去り、中ノ湯でも0℃前後ととても暖かい朝である。6時半に中ノ湯をスタート。国道の九十九折りの登りは、最低である。細池の台地に入ると辺りが開ける。国道沿いには全くなかった動物の足跡が無数に見受けられる。白谷山へは、北東の尾根から登ることにする。稜線は、細尾根で、スキーを使うのが困難な箇所があり、つぼ足で登る。我々が苦労するのを横目に、カモシカがすいすいと我々の前を登っていく。山頂近くまでカモシカの足跡が無数にあり、この近辺の豊かさを印象づけられる。
山頂からの展望を楽しみ、北東尾根の隣の谷の疎林帯を滑降。この暖かさでも、日の当たらない場所は、パウダーが保存されている。細池までアッという間に下り、焼岳稜線を1760mまで登り返す。国道を避けるように、クラスト気味の斜面を滑降し、中ノ湯へ。当初の予定から遅れること5分、無事、1時過ぎに中ノ湯着。
 山スキー=予定通り行かないをモットーとする二木氏には、あまりに順調に行きすぎ、納得のいかない山行であったようだが、白谷山の急斜と細池周辺の静かな森には、満足したようでした。
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27.アカンダナ山  堀、堀米
・ 期間・日程:2月25日
・ 山域・山名:北ア南部・アカンダナ山
・ メンバー:堀米、堀・行程:中ノ湯〜細池〜アカンダナ山〜安房平〜安房峠〜細池〜中ノ湯
・概要
  細池周辺は夏の様子を想像できないくらいの静けさ。天候は意外と良く青空も見えていたが、周囲の山の山頂は雲に覆われ、  稜線は非常に風が強そう。今回は天候悪化の事も考え、稜線歩きの少ないルートを取れるアカンダナ山という  変わった名前の山に登った。細池からアカンダナ山を経由し、安房平を繋ごうというのである。途中、堀米さんのストックが御臨終というハプニングもあったが、前日の雨でカチカチになったアカンダナ山をどうにか滑降し、安房平から安房峠、細池へのクロカン?を楽しんだ。

<アカンダナ山> 
焼岳、十石山、白谷山など周辺の山は比較的に大きな木(ブナ、シラビソ、ダケカンバ)の疎林にも関わらず、この山は常緑の低木が多く、あまり滑降向きではなかった。しかし、山頂付近から見える展望は素晴らしかった。この山域を一望することができる。特に普段見ることのできない飛騨側の乗鞍は圧巻だった。

<おまけ>
 堀米さんのストックがとうとう寿命に達した。JALのフォークとスプーンを添え木ににて針金とガムテープで補修を行ったが、添え木が短すぎて完全な補修ができず、すぐに破壊してしまった。山スキーではストックの役割は非常に重要。北アの樹林限界近くでは枝ッぷりの良い杖を手に入れるのは困難。ストックが折れるというトラブルに対する対策を考えておいた方がいいかも。
 @補修方法と修理用具の準備 A予備ストック B1本杖スキーの練習
考えられるのはこんなところか?
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28.北八ヶ岳・XC  田宮、師橋、勝又、縣、石島
田宮です。先週、ゲレンデ滑走練習の合間におきらくハイクをしたので一応報告しておきます。
日時:2001年2月25日(日)
天気:曇り後晴れ
山域、山名:長野・山梨県境 北八ヶ岳
メンバー:師橋、勝又、縣、石島、田宮(ゲレンデのみ福田兄弟と福田弟の将来の嫁さんが合流)
活動時間 10:00〜14:00?
コース:ロープウェイ山頂駅〜縞枯山荘〜雨池〜縞枯山荘〜ロープウェイ山頂駅
テレデビューの僕を含めて皮ブーツ、細板の滑り&歩き練習。人の多さにびっくり?フィッシャーGTSを持っている人のなんと多いこと。ただ、一歩メインコースを外れると静寂の世界。ガスで視界の閉ざされ神秘的な雨池の横断がハイライトか。雨池付近でモモンガを目撃するおまけ有り。飛ぶのを見たのは縣君のみ(くやしー!)。鱗板はアイスバーンで残念ながら役立たず。鱗板の効果はGW明けに計画している浅草岳北東面で試そう!
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29.小日向山  堀、勝又
土曜日は天候良く、小日向山を登頂してきました。登山要素の高い山ではありますが、静かなブナ林から見るあの絶景は特筆ものです。
・期間・日程:3月3日
・ 山域・山名:北ア白馬・小日向山
・ メンバー:堀、勝又
・ 行程:二股〜南股入林道〜1288尾根〜小日向山〜東尾根〜北股入林道〜二股
・概要
 計画では南股入から小日向山東面の登路を偵察する予定だったが、天候が良かったので、前回偵察した  登路から小日向山登頂。登った尾根周辺はカモシカの宝庫で(全部で5頭と出会う)カモシカに導かれながら尾根を登って行った。  小日向山の南尾根は思っていた通り?想像以上の景観。山頂までのブナ林を気持ちよく登った。もちろん、山頂から見る眺望は絶品!山頂でコーヒーを沸かし、しばし大パノラマを楽しむ。
 登路に使った南面は雪の状態が悪く、雪の状態の良い東尾根を滑降。今回は山頂から奥ノ滝沢に向かう尾根を滑降し林道まで下った。結果、計画の逆コースとなった。

・おまけ
 降り立った林道で猿倉方面から下ってくるスキーのトレース発見。二股・小日向の湯で金山沢を滑ってきた渋い単独スキーヤー(登山靴+ジルブ300+尻皮という渋いおじさん)と山スキー談義に花が咲きました。
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30.中ア・経ヶ岳  堀米、田宮
山岳トライアスロンは中止になりました。(詳しくは本文を)
山域山名:中ア経ヶ岳
日時:3月3日天気:晴のち曇
ルート:361号北沢手前の沢(9:20)〜山頂(13:20)〜北沢手前の沢(16:20)
メンバー:田宮さん、堀米
概要:
7時半に見晴らしの湯に集まり、車2台で、361号冬季ゲートに向かう。チャリンコを降ろし、準備をしていると、トラックが上がってくる。冬季ゲートの先に工事現場があり、ここには、車を停めるなとのこと。辺りに駐車スペースもなく、困った顔をしていると、鍵の在処を教えてくれて、中に入ってもとのお許しが出た。おじさんの話しでは、ハンターに鍵を壊されたり、建築資材を盗まれて困っているとのことだが、板と自転車を持った我々二人は、どうみても、ハンターには見えず、しかも、前の日に下見に来たという涙ぐましい?話しをしたのが良かったのか?御好意に甘え、トライアスロン自転車6キロを中止にし、除雪終了ポイントへ。
辺りは、どうみても、雪が殆どないが、何故か、北沢と国道には、雪が残っている。沢は、完全に出ており、水かさは踝〜膝下まであるが、場所を選べば靴のまま徒渉可能。二股(仮称)からは、沢も埋まり、シール歩行が出来る。稜線までは、笹が埋まり、おいしそうな斜面に心が弾む。稜線は、風が強いのか、黒姫外輪山みたいに起伏があり歩きにくい。しかも最後の100mは、猛薮で、木をかき分けながら、山頂へ。毎日眺めている経ヶ岳の山頂を踏み感無量である。oly作業着を着て、記念撮影。西駒、南ア、御岳を眺め、下山する。
上部の薮は屈強で、山スキーというよりは、薮こぎをしているようであった。この薮を越えると、やっと、ターン可能な斜面が出てくる。雪もクラスト気味ではあるが、今までの鬱憤を払うように滑る。そしてアッという間に二股へ到着。ここで、軽量で、雪を踏み抜かずに歩ける田宮さんは、スキーを諦めるが、私は登りで何度も雪を踏み抜き苦労したので、そのまま、スキーを使用。結局、数回徒渉をしただけで、車までスキーを使えた。
ゲートそばには、ちゃんと、鍵が残されており、鍵を開け、無事、下山できた。

追伸:日曜日は、大雪の為、八ヶ岳は中止にし、帰京。こちらは、今日も吹雪で雲の中。会社からゆっくり経ヶ岳を眺める予定でしたが・・・・まあ、良しとしましょう。21世紀の課題の一つ経ヶ岳を無事滑降出来たのだから。    付き合っていただいた田宮さん、本当に、ご苦労様でした。 田宮です。堀米君の用意周到な計画に助けられ久し振りに山を滑った一日でした。それにしてもラスト100mの薮の濃さは半端ではなかった。
登りで、潅木から強制頬キスされて名誉の傷を作ってしまったので、下りで同じ状況になると、かすり傷でなく流血になると思い、メデボ
ウを被って降りました。作業着+メデボウ。これは完全に犯罪者のいでたち。だれもいない山だからできたのかな、、、。
下りでは、傷はなかったですが、しゃがんだり、またいだり大変でした。低く設置された棒を体をエビゾリにしてくぐる?遊びがありましたが、
こんなテクニックも必要なぐらいでした。ただ最後の100m以外は快適で、ここだけ滑りにいくならもう一度行ってもいいです(本心)。
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31.北八ヶ岳・天狗岳  堀、師橋
 以前、冬に鍋山行で行ったことのある天狗岳にトライしてきました。稲子湯から入山し天狗岳東壁の滑降ルートを下見したのち、山頂付近から滑降する予定出したが、、、。
・ 日程:3月10日(土)
・ 山域・山名:北八ヶ岳・天狗岳
・ メンバー:堀、師橋・天候:晴れのち雪
・ ルート:稲子湯〜みどり池〜中山峠・往復
・ 概要
  記憶通り、稲子湯からみどり池までは切り開きとなっており、約2hでみどり池到着。ここから見事な天狗岳東壁を見上げる。通常の年は雪壁になっているところだが、今年は雪が多く山頂から滑降できる可能性がありそう。みどり池から中山峠に向かうが、ここが猛藪急斜面。雪が深く、トレースもないので板を脱いで歩くことができず、無理矢理シール登高するが、なかなか高度を上げられない。結局、みどり池〜中山峠の標高差300mに約3hを費やし、山頂まであと300mのところで時間切れ。天候も下り坂のため、往路を下山した。
 下りは?、、、、、。御想像の通りです。でも、さすが八ヶ岳。雪質は最高でした(涙)。
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32.乗鞍・富士見岳  堀、忠、(師橋)
もう藪スキーは十分。たまには爽快な大斜面滑降をしたい。前日の夜に清里・師橋邸で合流した忠さんと乗鞍・富士見岳に。藪スキーもたまにはいいが、山スキーはやっぱり大斜面滑降が最高!思い返せば今期初の大斜面滑降でありました。
・日程:3月11日(日)・山域・山名:乗鞍・富士見岳
・ メンバー:堀、忠、(師橋・位ヶ原まで)
・ 天候:晴れ
・ ルート:スキー場〜位ヶ原〜富士見岳〜冷泉小屋〜スキー場
・ 概要
  この時期、乗鞍は山スキーのハイシーズン。少し遅れた出発で数十人とも思える先行者に愕然。 ツボ足のボーダーも多数。帰りは切り開きを下りたくない。朝は節煙の舞っていた稜線も、樹林限界に着く頃には穏やかとなり、乗鞍滑降には最高の条件。 乗鞍本峰に行く予定だったが、誰も目を向けないであろう富士見岳に向かった。案の定、富士見岳は我々のみ。富士見岳カールは上質の雪が均一に吹き溜まっており、今期初の大斜面滑降に2人で絶叫しながら、冷泉小屋めがけて一気に滑り降りた。 傾斜の緩くなったところで、コーヒーを沸かしながら斜面を見上げニヤニヤ。冷泉小屋からは切り開きに戻らず、そのまま沢沿いを林道まで下り、 最上リフトの中間部でスキー場に戻った。
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33.北上山地  田宮、縣、石島
金曜に休暇を取っての東北遠征第二段について報告します。縣君、石島さん、誤記、追記があればフォローして下さい。事前に地図を何度も見てコースを考え、情報収集して臨むと感動は大きい。てなわけで報告が長文になってしまいました。
日時:2001年3月(8)9〜11日
天気:@3月9日 快晴、A3月10,11日曇り時々雪&晴れ
山域、山:岩手県、北上山地 薬師  岳 1644m
メンバー:縣、石島、田宮
活動:
@ 3月10日 遠野市大出(大野平)から薬師岳山頂直下1600mまで標高差1100mを夏道沿いに登り、同峰南西面のヒマツブシ沢滑降。その後、猿ヶ石川沿いの林道を大出まで滑る。9:30〜17:30:8時間行動。
A 3月9,10日 田宮、堀米の友人である井上が経営する山岳民宿渓雲荘宿泊。鍋とジンギスカン、うまかった。朝晩と毎度お腹一杯。だるまストーブを囲んでの食事が最高でした。
B 縣君、石島さん 薮デビューこれまでの樺、カラマツ、杉、ブナ、ミズナラ、シラビソ(トウヒ)に加えてアオモリトドマツの薮攻略?
C 地元の方々との交流、大野平大原牧場のおばさん、車停めさせてくれてありがとう。ヒッチハイク、遠野市の山下さんありがとう。大出の雑貨屋のおばあちゃん、お茶と焼芋ごちそうさまでした。下附馬牛の雑貨屋のおばちゃん、おしんこおいしかったです。
D レンタカー スバルインプレッサ4WD 3日間で350km走行。
E 素人3人で鳥Watching XC。カケス、ヤマドリ、ヤマガラ、コガラ、シジュウカラ、アカマシコ? 他を観察。
いらんこと書くのはこのぐらいにして本題に入らねば。

  宿渓雲荘は、川井村江繋タイマグラなる場所、目指した薬師岳の東8kmにある。夏ならここから車で林道を15分も走れば北側の登山道入り口に到達するのだが、冬は林道が通行止め。また薬師の東、北面はスキー向きではなく、以下の事前検討結果から、渓雲荘から車で遠野市まで1.5時間のドライブをして南面をトライする事にした。
・ 南(南西)面は緩やかなスロープでスキー向き・南(南西)はブナ林だとの情報有り
・ 南西面にヒマツブシ沢なるなんとも魅力的な名前の沢が存在する。
とは言え、下見なし、情報不足の山を日帰りで攻略できるとは思えないので、3月9日に下見をかねてXC歩行し、下部にトレースを付ける事にした。結果的にはこれが成功?の秘策だった。

3月9日 快晴
夏道沿いの道と下りに使う林道(猿ヶ石川沿い)を車でまず下見。予想通り、民家あるいは牧場のなくなる地点から先は除雪されていなかった。とりあえず夏道沿いにトレースをつける事にして大野平の大原牧場脇に車を停めて、そこから縣:BD、石島:Fisher、田宮:Asnesを履きXCスタイルで歩き始める。遠くに薬師岳が聳える。明日の天気を心配しつつも、この日は14:30まで歩き馬留(夏はここまで車では入れる)、又一の滝を経て標高1000mまで進む。雪は絶望的なクラストと所どころパウダー。積雪はつぼ足で歩くと膝上まで埋まる程度。下りではまったくターンできず、急斜面は斜滑降と切り替えし。

3月10日 曇り時々晴れ&雪9:20?前日の同地点、大原牧場から、この日は縣:B-RIDE-B、石島:HEAD、田宮:B-RIDE−Yに履き替えて出発。出発時点での天候は雪。当然、薬師岳は見えない。行ける所まで行くつもりで出発。気分は塞ぎ気味。トレースの効果抜群、前日2:30掛った同地点へ11:00(1:30)に到着。この頃には天候が持ち直し、薄日が差すようになっていた。小休止の後、急斜面を縣、田宮でラッセル。ここは素晴らしブナ林。1時間ほどで尾根1200mに到達。ピークから南に伸びる尾根は井上の情報通り、ブナの美しい森だった。ここからは、石島さんも加わって3人でラッセル。登るにつれ、斜面の植生はブナからアオモリトドマツに変わり、樹間が狭く、つまり薮になり、進みが遅くなる。縣君と田宮でタイムリミットを14:30と決める。14:00樹林帯を抜け頂上まで標高差50mの地点に到達。ここから先は吹きさらしの急斜面。山頂はガスで見えず、風が強くて寒い。下りの事も考えて、ここを我々3人の薬師岳として記念撮影の後、下る。薮の部分はシールを付けたまま下り、ブナの快適な斜
面に到達してからシールを外した。滑りながら、往路を戻るかヒマツブヒシ沢に突っ込むか悩む。往路を戻れば確実だが、そこは絶望的なクラスト斜面。ヒマツブシ沢はルートに不安があるが、どうやらパウダーのブナ林。えーい!いっちまえ!と突入し、計器(高度計と磁石)滑降となる。目的の沢がどこなのかまったくわからん。広い斜面を何度か右往左往。ここままでは悪戯に時間が過ぎるので、沢が多少深くなる地点まで、磁石を頼りに一気に下ることに。沢は、830mで林道に出会うはずだが、下っても地形がよく分からん。夕焼けに染まるブナ林となり、少しあせる。結局900mまで下たら前方に堰堤が見え、現在地がわかった。なんと予定の場所に16:40、ドンピシャで出てしまう(実はもっと東に居ると思ってた)。結局どこが沢だったのか、わからなかった。
これでほっと一息。でもここから大出の集落まで5kmの林道滑降(緩い下り)が残っている。林道のどこかで日が暮れるだろうと覚悟していたが、な、ななんと、XCのトレース有り。大出まで続いている様子。こんなラッキーがあっていいものかと思いつつ、快適に大出まで下る。途中、民家に明かりが燈り、煙突からストーブの煙が、、素晴らしい日本の山村の源風景に感動しつつ大出に17:30に着いた。ここか車を停めた大原牧場までは歩くと30分程度。3人で歩くつもりでいたが、丁度、車が通りかかったのでヒッチした。僕が車回収、縣君と石島さんは雑貨屋で井上に下山報告。車を回収し雑貨屋に行くと、縣君と石島さんはオバーチャンとだるまストーブを囲んでいた。僕もその輪に加わり焼芋をごちそうになる。あー長い一日だった。

3月11日 活動中は晴れ
昼まで、渓雲荘の裏山の林道でXC。薬師と早池峰が美しい。井上から借りた双眼鏡を使って鳥観察。山荘の裏山は薮が濃くてスキーは不可。林道のXCのみが可能な常態だった。前日の疲れもあったが、山や鳥を眺めてのお気楽XCが実に気持ち良かった。

渓雲荘のオーナー 井上から仕入れた山の幸情報

友人 井上は語りだしたら止まらない質なのですが、僕は10年来の付き合い、うまく話しを乗せ図鑑やガイドブックでは得られない情報をいろいろ聞いてきました。そんでもって忘れない内に記録し、配布します。縣君、石島さん他に何か言ってたっけ?語りに圧倒されて覚えていないか?これ以外にも自然保護関係で石島さんが随分、語りに捕まってました(ごくろう様でした)。
1 越後湯沢周辺 山菜情報土樽から魚野川の橋を渡り、中里方面へ続く林道を歩き適当な場所で河原に降りた所でコゴミ、ミツバアケビ(木の芽)が取れる。
アケビは一度、井上と一緒に山菜取りをして食べた時の味が忘れられない、超美味。どうしても名前が思い出せないでいた。蓬沢 ヤマブドウ、サルナシ(別名 コクワ)サルナシは生で食べれる秋の実で絶品。野生のキューイフルーツ。沢沿いに生えるので、秋の沢登りで注意したい。
2 ぶなの実木の実のなかでも最も美味しい部類に入るらしい。皮を剥いてなかの実をそのまま食べる。ぶなの実りは5年周期で豊作と不作を繰り返すらしく、なんと去年が豊作のピークだったそうな。一応、来年の秋の山行で食べてみよう。
3 きのこ 他
(1)ムキタケの料理法
すき焼き、これに限ると断言していた。
(2)マイタケの料理法
マイタケは味がないので、マイタケご飯にするなら醤油で味付け(一度煮込で)てから米にぶち込む。これで味、食感ともばっちり!になるらしい。但し、Dr.森の雪国まいたけではだめ!食べるなら天然ものだと。ちなみに井上は小屋裏に秘密のマイタケ棲息場所をもっているそうな。うらやましー!
(3)ブナハリタケの料理法
臭みを取るには一度に煮こぼすと良いらしい。我々はついつい敬遠しているブナハリだが、東北人とくに山形の人はこれが大好きらしく、正月のお節料理にまで使うそうな。
(4)まつたけ!!!!
これは基本的にプロでなきゃむりだが、、、。ポイントは手付かずの赤松林。林床が管理されていないのが絶対条件らしく、急斜面にある岩場の上にきり残された赤松林があれば、そこが絶好のポイント。クライミングの技術を駆使してだれも入れない赤松林へいければチャンスかも? 縣君、堀君にお勧め。
(5)ナラタケ
ナラタケのピークは1シーズン3回あるらしい。地元の古老は、沢ナラタケ、尾根ナラタケ、?と区別して呼ぶ。沢でピークになる2週間後に尾根でピークになる、こんな感じで地元の人は3回収穫を楽しむ。
(6)キノコの地方名
ならたけ(新潟地方):クズレ、キノコ籠で持ち歩く最中にぼろぼろになるから。
同じ考えでブナハリ(ムキタケ?)は崩れないからモタセと呼ぶ。
ならたけ(東北):ボリ、ボリボリ。由来は新潟の場合と同じ?
川井村の産直ショップでは、ナラタケ水煮がボリボリ水煮として売られてた。
(7)ヤマブドウ攻略法脚立、高枝切ばさみ、工事現場シート。これら持参すれば、手の届かない所も楽々。白樺湖周辺の別荘外が穴場だとか、オリンパス長野軍団は上記GOODSを持って回りの視線も気にせず取っていたとの事。僕は参加していません。
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34.宝川源流  堀、勝又
 連休の宝川源流は昨年から、いやそれ以前から練り上げてきた構想でした。
その意味でも今回は非常に気合が入りました。また、その気合も空回りせず、また宝川源流の広大な雪面がその余りある力で我々の気合を受け止めてくれた感じがします。今だに夢の中に居たのではないかと思わせるほどに素晴らしかった。
・日程:3月19〜21日・2泊3日
・山域・山名:宝川源流・大石沢、ナルミズ沢、ウツボギ沢
・メンバー:堀、勝又
・ルート
 3/19:土合〜東黒沢〜丸山越〜広河原BC
     〜主稜線1934ピーク〜大石沢右俣滑降〜BC
 3/20:BC〜朝日岳〜ナルミズ沢左俣滑降
     〜大烏帽子山〜ナルミズ沢右俣滑降〜BC
 3/21:BC〜白ヶ門〜笠ヶ岳〜ウツボギ沢左俣滑降〜BC
     〜丸山尾根1608ピーク〜白ヶ門沢右俣滑降〜土合
・概要    
この山域は巻機山からの縦走等の下山ルートとして有名だが、今までにBC方式の滑降重視山スキーのフィールドとしては着目されておらず、スキー縦走の単なる通過点という扱いが多かった。 しかし、地形図を見ると特に大烏帽子から白ヶ門の間はこの稜線から何処でも滑れそうな地形をしている。滑降重視の山スキーとしての大いなる可能性を感じた私の計画が始まった。
’98年、沢登での東黒沢、宝川ナルミズ沢遡行。’99年、白ヶ門沢遡行。’00年の雨ヶ立山スキー、同板幽沢遡行。沢登りに行った際もスキーフィールドとしての大いなる可能性を感じ、昨年の’00年4月に雨ヶ立山から大烏帽子ー白ヶ門に広がる大雪面を見た時、その可能性が現実のものであることを確信した。
今回は東黒沢をアプローチルートとし、広河原にBCを設置、宝川源流を滑りまくろうという計画を立て、3月連休に無理矢理休暇をつけ、期待に胸を膨らませながら土合を出発した。
東黒沢のアプローチ、広河原の雪原に設置したBC、そこから見える真っ白な朝日岳稜線、ブナ林、主稜線からの眺望、そして、何処を滑ったらよいかわからなくなるくらいの大雪面の滑降。上記のようにまだ着目されていないせいか、連休を少しずらしたせいか、人の気配はまったくなく、宝川源流の大雪面群をまさに2人占めとなった。黒部源流のような(それ以上かもしれない)世界に浸り、夢の中に居るかのようだった。
連休に無理矢理休暇を付けたかたちとなったが、その甲斐があった。計画、天候、積雪量、、、すべてがこんなに噛み合った山行は今までにも数える程しかない。今回はその中でも特に素晴らしかった。そして、この山行を期に更に沢登り、山スキーが面白くなりそうである。
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35.平標山・西ゼン  堀(単独)
宝川の報告の後に西ゼンのことを書くのは非常につらい。しかし、全く異質のものであると割り切って書くこととします。
・日程:3月24日(土)
・山域・山名:平標山・西ゼン
・メンバー:堀(単独)
・天候:晴れ
・ルート:土樽〜林道〜平標新道〜平標山〜西ゼン滑降〜土樽
・概要
  谷川のこの手の沢は滑る時期が非常に難しい。3月、降雪が落ち着いた直後に異常温暖化。
 (今年はやはり太平洋高気圧が強く、寒気が緩むと一気に暖かくなる。)通常であれば谷川の沢滑降は諦めなければならない年であるが、今回は好天の休日に家に居られず、山に出かけてしまい内容があまり濃いとは言えない山行となってしまった。早朝発のおかげで素晴らしい展望を楽しめたことだけが救いとなった。(時間が気になり、あまり落ち着いて眺めることはできなかったが)
 アプローチに平標新道を使ったのは正解。尾根から西ゼンの全貌を望むことができる。核心の第2スラブ上部は最も傾斜の強い部分に2本のクラックが走っておりどうにか滑降できたが、恐くてターンができない部分もあった。傾斜が緩くなるとデブリを避けながらの滑降となり、東ゼンと1本下流のイイ沢合流点はデブリで埋め尽くされていた。特に後者がひどく、沢が合流する対岸にデブリが乗り上げていた(夏に多くの残雪のあった場所)。落ち着いて休憩できる場所はなく、核心から本流との出会いの標高差約900mを一気に滑り降りるかたちとなった。
 
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36.乗鞍・富士見岳  田宮、縣、石島、佐藤
 待望の春到来。乗鞍で快適スキーを楽しんできました。今年は春の到来とともに、スキーと呼ばれる2枚の板が、歩くための道具から滑るための道具に変った。この変化はもしかしたら、何世紀にも渡り人類が経験してきたスキーの歴史なのでは?と考えたりして(ちょっとおおげさかな)。
・ 日程:3月24日(土)
・山域・山名:乗鞍 富士見岳(まりしてん岳)
・メンバー:佐藤、縣、石島、田宮・天候:晴れ
・ ルート:乗鞍高原スキー場〜カモシカゲレンデ上の切り開き〜位ヶ原〜富士見脇の鞍部
     (〜まりしてん岳ピーク(佐藤のみ)〜位ヶ原山荘〜林道沿いにかもしかゲレンデ中程
・ 概要
  いつも使うスキー場下の大駐車場で前夜泊。7:00起床。なんとモンベル
高倉さんが出没。彼女は5人のパーティーで泊り山行らしい。9:10出発。ここ乗鞍岳は山スキーのメッカ、たくさんの人が前を歩いている。途中、休憩を2回取り11:50?に富士見岳とマリシテン岳に挟まれた鞍部に到着。ほとんどのスキーヤー(ボーダー)が本峰を狙うため、富士見岳はいつもながら我々の独占。元気が余っている佐藤は一人、マリシテンのピークを目指し、一滑り。この間我々はお昼ね?13:30(山頂で1:30も過ごしている。こんなお気楽スキーはいついらいだろう?)槍、穂高連峰をバックに各人を写真に収めながら滑る。位ヶ原山荘に向かって延びる広い沢斜面は、つぶが非常に小さいさらさら粗目で実に快適。4人が4様のシュプールを残す。山荘からゲレンデまでも想像以上に快適。途中、ホシガラス観察。山が快適過ぎた分?ゲレンデの雪は最低。ただ義務感で滑り降りるのみ。山行終了後は好例の銀山荘で汗を流した。
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37.平標山  縣、忠
下界の天気はよかったのですが、山頂付近は天気悪く吹雪いてました。ヤカイ沢は割れていそうなので辞めました。山頂近くの稜線で堀チームとともにツェルトかぶって待機しましたが、天候回復しないのでそのまま往路を下山、パウダー満喫しました。
日程 2001年4月1日(日)日帰り
山域 谷川・平標山
メンバー 縣、福田忠
行程 本橋バス停〜ヤカイ沢の右尾根〜平標山手前〜往路の右尾根滑降〜本橋(12時30ごろ下山)
その他
またまた高倉さんチームと出会いました。
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38.平標山  堀、勝又
3月連休からくすぶっていた風邪が昨日から悪化。今日は副業をさぼり、自宅で療養中。昨日、日曜日の気象庁の予報は「曇り時々雪」でしたが、私の希望的・観天望気では「曇り時々晴れ」の予報。平標沢のラストパウダーをねらい、平標山に向かいました。
・ 日程:4月1日(日)
・山域・山名:谷川・平標山
・ メンバー:堀、勝又
・ 天候:曇り時々雪→曇り時々晴れ
・ ルート:元橋〜尾根ルート〜平標山・往復
・ 概要
  朝、時々雪が激しく降る中、尾根ルートで平標山に向かう。 久々のラッセルに汗を流し、樹林限界に達する。 頂上を目の前に、天候待ちをすることに。ツエルトをかぶる。 そこで縣チーム登場。彼らもツエルトをかぶるが、30分くらい休憩し、早々に温泉めがけて下山していった。 その後、1時間以上の天候待ちするも天候は回復せず。 わずかなガスの切れ間を縫って山頂を往復し往路を下り始めた。 無情にも下山途中に青空が広がり始め、 駐車場に下山した頃には青空の中に真っ白な平標山が、、、。 あと3時間早く回復してくれていれば、、、。 これだから山はやめられません。

・ おまけ
  計画にあった平標沢から二居に繋ぐルート、来年も是非トライしたい。
 このルートであれば平標沢の上部の気持ちよい部分だけを滑降し、200mほどの登り返しで二居に下ることができる。(土曜日に二居側を偵察したが、雪はたっぷりであった。) また、この二居には温泉があるので、車をデポしておけば 下山後そのまま入浴できる。
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39.平標山・平標沢  堀、田宮
 先週、悪天で涙を飲んだ平標沢からユウガイヒト沢へ繋ぐルート。今週は最高の天気の中で、悪雪を楽しむことができた。今回は先週降った雪がまだ完全に粗目化しておらず、締まりきっていない粗目の下に新雪が保存されている部分もあり、滑りは苦労させられたが、今思えば後日の苗場山と比較するとすこぶる快適な滑降だった。その意味ではテレ細板は偉大だ?
・ 日程:4月7日(土)
・ 山域・山名:平標山・平標沢〜ユウガイヒト沢
・ メンバー:堀、田宮・天候:晴れ
・ ルート:火打峠〜ヤカイ沢左岸尾根〜平標山〜平標沢〜1300〜左岸尾根1582〜ユウガイヒト沢〜二居
・ 概要
 平標沢の上部は扇状に広がる大斜面を400mほど滑降。 標高1300付近まで滑り、左岸のブナ林の斜面を平標山から日白山に向かう尾根の1582地点まで登り返し、ユウガイヒト沢に滑り込む。 ユウガイヒト沢はブナの斜面に囲まれた比較的広い沢で快適に滑降。 下部は植林帯となっていて、林道の切り開きから滑ってきたユウガイヒト沢や 松手山、日白山方面を見渡すことができた。

・ 参考
 @今回登りに使ったヤカイ沢の左岸尾根。
  登りルートとするには傾斜がややきついが、疎林の滑降向きの尾根と思われる。
 A平標沢
  平標新道1873台地からの斜面も魅力的だった。西ゼン上部を滑降し、1873から平標沢に滑り込む手も。
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40.平標山・ヤカイ沢  縣、石島、忠
 1週間まえは季節外れの新雪パウダーを堪能できた平標山にザラメを求めて再チャレンジした。なだらかな笹穴沢源頭部と急なヤカイ沢と緩急のあるコースを気分よく行けた。
滑りの方は?滑った後雪がころがっていく様(通称バウム)は楽しかったかも。
・ 日程:4月7日(土)
・ 山域・山名:平標山・笹穴沢〜ヤカイ沢
・ メンバー:縣、石島、忠
・ 天候:晴れ、雪質:重いザラメ
・ ルート:元橋〜尾根ルート〜平標山〜笹穴沢〜平標山〜松手山に向かうピーク〜ヤカイ沢〜元橋
・感想:
 笹穴沢源頭部はなだらかでいいところです。ハヤブサみたいなのがいました。ヤカイ沢は結構急斜面でしたが、雪が重くてこけてもしばらくして止まった。ザラメ状態のほうがこけたら恐いか?
カービング板+革靴でトライしたのだが、歩きは靴擦れで痛し、滑りはステップよりまし、でいまいち。カービング板はプラ靴でいきましょう。
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41.苗場山  田宮、縣、石島、忠、勝又、堀
・山、山域: 苗場山、小赤沢(秋山郷)
・日時: 2001年4月8日(日)
・天候: 無風快晴、暑かった
・メンバー: 堀、勝又、福田忠、縣、石島、田宮

・概要
RSSA村石氏が絶賛し、一般誌にも紹介されているたコースだっが、一日で登るには長丁場である為、またアプローチにあまりにも時間が掛る山域であり、入山者が少なく、静かな山スキーが楽しめた。
秋山郷(新潟県)小赤沢集落より林道の除雪終了点まで車で入り、夏道を基本に山頂往復。積雪期に唯一、クライミング?の技術なしにピークに立てるルートでもある。また山スキーの後に入った大赤沢の温泉がGOODだった。僕は99年の7月に下りでこのコースを歩いていました。

・行動
5時起き、6時半出発(我々としては珍しく早出)。テレ山デビューの僕も含めて全員、鱗板でのトライ。登りは予想通り(順調に)4時間で山頂へ。 堀君のみコースの半分以上をシールなし、残る5名はシールで登る。 山頂の大平原ではXCライクな移動と絶景を楽しめた。下りは、、、。 希に見る悪雪?と慣れない鱗板になかされ、みんな派手に転んだ。 こんな状況だったので、下りに3時間半も掛った。でも楽しい一日だった。
鱗板を用いての快適移動もいいが、ここ苗場山はカービング板とプラブーツで実現する豪快な滑りを狙って再トライしたい。今回登り下ったルートの周辺には無尽蔵?に楽しげなスロープ有り。

・鱗板&皮ブーツ雑感
滑りでの壊滅はさておき、鱗板&皮ブーツの組み合わせは至極快感だった。5月の浅草もこれで行きましょう。僕は、皆と合流するはるか昔し、北上で渓雲荘のオーナーをしている井上と4月に奥志賀〜カヤノ平〜野沢温泉(毛無山)を狙っていました。3年連続?4月に計画したにもかかわらず、天候、副業他の事情で実現していません。このコースをぜひ一泊でのんびり鱗板&皮ブーツでやりたい。来年の話しをすると鬼に笑われますが、同行者を募集します。また苗場山からほど近い、神楽〜小松原湿原〜津南なんてのも実に魅力的。夢は膨らみます。僕の皮テレデビューを後押し、良からぬ?夢を与えてくれた同行者5名に感謝して報告終わり。
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42.平標山  師橋
・日程: 4月22日
・ルート:平標登山口〜ヤカイ沢〜1,850m付近往復
・メンバー:師橋、他1
・概要
  12:00になっても氷点下で雪面は固く、また、突然の冬型で吹雪かれ1,850m付近迄で引き返した。
 雪の量は、1、300m付近迄殆ど無く藪漕ぎ、その上も尾根筋には既に雪は無し。 今年は標高の低いところ  
 の雪解けが早いようだ。


GW計画 飯豊隊  田宮、忠、佐藤
1 日程 
4月27日(金) 夜 関越道新潟→R7→R113 経由で小国入り
4月28日(土) 国民宿舎 カイラギ装〜ぬくみ平 (ツェルト泊)
4月29日(日) ぬくみ平〜カイラギ小屋
石転沢経由か門内沢(北股岳)経由カイラギ小屋(カイラギ小屋泊)
4月30日(月) カイラギ小屋から稜線沿いに御西岳へ、(御西小屋泊)
 5月1日 (火) 御西岳、飯豊山、大日岳周辺でスキー、(御西小屋泊)
 5月2日 (水) 予備日、(御西小屋泊)
 5月3日 (木) 御西小屋〜カイラギ小屋〜カイラギ荘
 5月4日 (金) 予備日
 5月6日 (土) 桧枝岐 七入りベースに尾瀬ヒウチか、会津駒
 5月7日 (日) 桧枝岐 七入りベースに尾瀬ヒウチか、会津駒
東北道経由で帰京
☆ 移動手段は忠:カルディナ、佐藤の個人移動は検討中
*5月6、7日の桧枝岐プランはおまけ、佐藤は不参加

2  メンバー
  佐藤、福田忠、田宮

3  スタイル 
テレマーク&山スキーを利用した山岳登山、滑降 御西小屋周辺の
大斜面と石転沢(もしくは門内沢)がハイライト


GW計画 鳥海隊  縣、石島
目的  山小屋ベースによるテレマークスキー山行。
@鳥海山千蛇谷滑降。
A月山大雪城滑降

・ 日程 
4月27日(金)(夜) 関越道より新潟経由酒田へ移動
4月28日(土) 鳥海山南面−湯ノ台口(標高700M)より入山、滝の小屋(1300M)2:45
            滝の小屋をベースキャンプ(BC)とする。
 4月29日(日)〜5月1日 (火) 
  @ (1泊2日)BCより月山森〜トラバース〜鳥海湖〜鳥海山外輪山〜千蛇谷〜七五三掛
     〜御浜小屋か鳥海湖あたり(泊)翌日象潟方面往復〜滝の小屋BC
  A BCから外輪山往復
  B BCから月山森、そこから南面を滑降のぼり返し。
 5月2日(水)予備。
 5月3日(木)(下山)月山、志津キャンプ場へ移動
 5月4日(金)月山リフト〜牛首〜月山山頂〜大雪城〜清川行人小屋(1340M)(泊)
5月5日(土)小屋〜往路〜リフト下(下山)
5月6日(日)帰京 


GW計画 奥黒部隊  堀、勝又
・ 山域・山名:北ア・奥黒部三山(鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳)
・ 目的:鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳、野口五郎岳周辺のBCスキー及び立山への縦走
・ 期間:2001年 4月26日〜 5月 6日・11日間
・ メンバー:
  @堀 晴彦  東京都福生市大字福生582-3 090-2456-1646
  A勝又 百代 東京都中野区沼袋3-26-7 070-5458-2566
・日程とコース(※別紙ルート図参照)
  1)BCまで
    新穂高温泉〜小池新道〜大ノマ乗越〜双六沢(or鏡平〜弓折岳)〜双六小屋
    〜三俣蓮華岳〜黒部源流〜岩苔乗越〜東沢谷BC
  2)BCスキー(1泊or日帰り)
    @BC〜水晶-赤牛東面カール登高〜温泉沢右俣滑降〜温泉沢左俣登高〜赤牛岳
  〜口元ノタル沢滑降〜登り返し〜赤牛岳〜赤牛沢左俣滑降〜温泉沢右俣登高
  〜水晶-赤牛東面カール滑降〜BC
    ABC〜真砂岳東2833ピークorワリモ岳2841JP〜ワリモ沢滑降〜鷲羽岳〜南東面滑降
  〜登り返し〜鷲羽岳〜西面滑降〜岩苔乗越〜東沢谷〜BC
 BBC〜水晶岳〜東面滑降〜BC
 CBC〜野口五郎岳〜東面カール滑降〜真砂岳〜西面カール滑降〜BC
  3)BCから
    @BC〜岩苔乗越〜岩苔小谷〜高天ヶ原〜温泉沢左俣〜赤牛岳〜薬師見平
〜黒部川・スゴの河原〜廊下沢〜ヌクイ谷源頭〜五色ヶ原〜御山谷〜黒部湖
 (その他:御山谷〜雄山〜御前谷〜黒部平、御山谷〜東一ノ越〜タンボ平〜黒部平)
ABC〜岩苔乗越〜黒部源流〜三俣山荘〜弥助沢〜モミ沢〜樅沢岳〜左俣谷〜新穂高温泉


GW計画 南ア  堀米
1 日程
  4月27日早朝 伊那出発、便ヶ島より入山 
  5月5日 鳥倉林道終点より下山予定
  山中8泊9日(予備日:5月6日)
 もし、仮に日程天候に余裕があれば、農鳥岳、間の岳、北岳を更に縦走予定。
 以下は、天気が、かなり良かった場合の日程 
   4/27  便ヶ島〜聖平小屋
  4/28  聖平小屋〜聖岳山頂〜奥赤石沢〜小兎岳〜中盛岳〜百間洞小屋
  4/29 百間洞小屋〜赤石岳〜赤石カール〜荒川小屋 
  4/30 荒川小屋〜中岳〜本谷〜東岳〜蛇抜沢〜東岳〜中岳〜高山裏小屋
  5/1 高山裏小屋〜小河内岳〜西池ノ沢〜三伏峠
  5/2  三伏峠〜塩見岳〜三伏峠
  5/3  三伏峠〜鳥倉林道終点(下山)
    * 天候等の条件が悪い場合、塩見岳往復を省略。
    * 赤石岳〜荒川岳周辺がハイライト。状況に応じて、良さそうな斜面を滑降
    * エスケープルート:@聖岳〜便ヶ島、A大沢岳〜シラビソ峠、B赤石岳〜畑薙ダム
  仮に日程天候体力に余裕がある場合。
  5/2  三伏峠〜塩見岳〜雪投げ沢〜池の沢小屋
  5/3  池の沢小屋〜池の沢〜小河内岳〜農鳥岳〜滝沢〜西農鳥岳〜本谷〜農鳥小屋
  5/4  農鳥小屋〜間の岳〜細沢、三国沢、野呂川等滑降〜北岳小屋
  5/5  北岳小屋〜北岳〜大カンバ沢〜広河原〜歌宿or夜叉陣峠(下山)
    *このルートを取る場合、雪の状態によっては、塩見から間の岳まで稜線沿いに行くこともあり。
    * エスケープルート:@農鳥岳〜奈良田
2  メンバー 堀米修平(単独)(中山秀幸氏と交差縦走の予定)
  @中山氏:4/30小河内岳泊、5/1高山裏非難小屋泊、5/2荒川中岳非難小屋泊
           5/3赤石岳非難小屋泊、5/4兎岳非難小屋泊、5/5聖岳登って便りが島へ下山
3  スタイル&目的&行動指針
@山スキーを利用した山岳登山、滑降。
A情報の少ない南ア南部縦走(出来れば北部まで縦走)
B南ア南部は避難小屋が多数点在しており、これらを積極的に利用することにより荷物の軽量化をはかる。
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43.GW 飯豊隊報告  田宮、忠、佐藤
I 山、山域
@飯豊(カイラギ岳、烏帽子岳、北股岳 周辺)さ、忠、タ
A尾瀬(桧枝岐周辺) 忠、タ
2 日時
@ 2001年4月29日〜5月3日
A 2001年5月4〜5日
3 天候
5月3日 曇り、他は全日 晴れもしくは晴れ時々曇り
3 メンバー
佐藤:さ、福田(忠):忠、田宮:タ

4 報告 @飯豊での滑降高度 タ:3750m、忠:3550、さ:2450m
A桧枝岐での滑降高度、タ、忠:1200m
@飯豊編 事前の計画を変更し、カイラギ小屋をベースにし、周辺の沢を4本滑った。御西小屋周辺はまたの機会にする。一度行っただけでは滑りきれない斜面有り。大日岳周辺の斜面は垂涎物、但し、いずれも急斜。堀君、北アルプスが片付いたら(片付かないか?)ぜひ行こう。

4月28日(土) 20:00 八王子 福田宅に集合 一路小国へ
4月29日(日)長者原〜飯豊山荘 7:00〜11:00 ↑100m
 デブリ(ブロック)で埋まった玉川の右岸をシール歩行。今回の山行の最大の危険地帯。飯豊山荘の軒下で
 快適ツェルト泊。
4月30日(月)飯豊山荘〜カイラギ小屋 6:00〜14:30 ↑1500m (タ)↑↓200m
 ルートを誤り、一度渡渉。タ:はブーツのまま渡りインナーを濡らす(ばかだった)。堰堤を越えた辺りから
 カイラギ沢の沢底はデブリで埋まっている。斜度の緩そうな石転沢を登る。重荷なので、つらい。
 さ:シール&クトー、タ:シール、忠:アイゼンで登る。小屋到着の後、タ:西面を一滑り。
5月1日(火) 7:00〜14:30 カイラギ小屋〜北股岳〜入門内沢(滑降)〜門内沢と石転沢の出会(900m)
        〜石転沢〜カイラギ小屋 ↑100m ↓1100m ↑1000m
 今回の山行のハイライトとなった入門内沢の滑降、素晴らしいの一言。さ:が転倒、飛ばし過ぎ。北股岳山頂から滑り込めたが、上からでは下の様相がわからなかったため、門内岳方向に進み鞍部から滑り出した。
5月2日(水)さ:先日の転倒で膝を痛めたらしく小屋番
 7:00〜12:00 カイラギ小屋〜烏帽子岳〜カイラギ沢上部300m(滑降)〜カイラギ岳〜洗濯沢の支流(名前不明)滑降〜洗濯沢1450m地点〜洗濯沢〜カイラギ小屋 ↑100m ↓300m ↑200m ↓550m ↑550m
 カイラギ沢上部は超急斜面、忠:が転倒するもすぐ止まる。洗濯沢は飯豊川のゴルジュ地帯に向けて快適な滑降。小滝が点在するようで、斜度がめまぐるしく変化。
5月3日(木)8:00〜12:30 カイラギ小屋〜飯豊山荘〜長者原 ↓1600m
 起き掛けはガスで沢が見えない常態だったが、滑り始める頃にはガスがなくなった。
 まったくもって今年はついている。全荷物を背負っての石転び沢の滑降。ザラメ雪で快適。

(おまけ) この日、下山後、新潟駅前でさ:を降ろしたが、新潟駅前の交通量にあっとうされる。忠:いわく、新潟駅前が今回の山行の最大の難関?ちなみに飯豊入山中、カイラギ小屋の宿泊者は、30日 5名、1日 6名、2日3名(貸し切り)で、ラジオの音がないと広い小屋で寂しい常態だった。4月29日は20名?程度の宿泊、5月3日は10名程度の宿泊者か?
@桧枝岐編
 桧枝岐周辺はまったく雪なし。今回でGW期間に桧枝岐に入ったのは4回目だが、残雪は最も少なかった。 ただ、山の雪の量は例年並み?当初、会津駒〜大戸沢岳〜大戸沢も考えたがトライできる常態ではなかった。

5月4日(金)8:30〜11:30? 御池〜大杉岳〜大杉沢(滑降)〜ぶな平〜御池↑400m ↓500m ↑100m
 御池の駐車場でテント泊したのが失敗。登山者の声でおちおち寝られなかった。この日からタ:は俄かテレマ
 ーカー。人気のひうちの対面に位地する大杉岳は静かで良かった。
5月5日(土) 7:00〜12:00 御池〜広沢田代〜熊沢田代〜ひうち〜東田代(滑降)
          〜御池・沼山峠間の道〜御池 ↑800m ↓800m
 ゲレンデと化した斜面にうんざり?しながらひうちへ登る。ひうち山頂では、昨年滑った至仏 ムジナ沢の残雪
 を観察、昨年並み?の様子。浅草も上部にはたっぷり雪がある。
 滑りはひうち西面、ここはだれもいない静かな斜面だった。タ:慣れないテレマークと格闘中に、顔面制動(オ
 オシラビソにキス!)。
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44.GW 鳥海山隊報告  縣、石島
1山地域、日時
 @鳥海山4月28日〜5月3日(5泊6日、、、4泊テント、1泊御浜小屋)
 A月山5月4日、日帰り
2 天候
快晴、5月3日くもり。5月4日晴れ時々曇り。
3 メンバー
縣、石島
4 報告
  @鳥海山での滑降高度 縣:5120m 石島:4820m
  A月山での滑降高度 480m
@鳥海山
滝の小屋に管理人が居たため、急きょテント泊りに変更(田宮さん感謝)ベースキャンプを宿河原付近(標高1550m)にした。今回、上部1950mくらいの地点で南面(湯ノ岱方面)と西面(大平、象潟方面)がつながっていたので西方面への移動が便利だった。(外輪山経由まで登らなくて良い為) しかしながら、はじめから西からアプローチして鳥の海御浜小屋をベースにし、千蛇谷アタック&御浜小屋下、鳥海湖へなどの斜面滑降でもよかったかもれない。(御浜小屋に泊まれるのが事前にわかっていれば、、。)なんにしても全般に天気がよくてよかった、夕方遅くまで行動できた。

4月27日(金) 朝4:00会社そばに車デポ。退社後、東京駅集合で出発 山形経由酒田へ。
4月28日(土)湯ノ岱コース〜滝の小屋〜宿河原(テントBC)〜1750m〜BC 
 10:00〜18:00 ↑1090m ↓240m
 鳥海山入山。雪2年前より少し多く、牧場上の直線路うえで車デポ。
快晴のため暑い!滝の小屋をパスし、上の宿河原(標高1550m)でテント泊BCにする。BCから200mほど上部へのぼり一本滑る。ザラメのはずが17:30過ぎて日が沈んだ為ガリガリ。
4月29日(日)BC〜外輪山頂上〜新山山頂〜千蛇谷〜七五三掛〜登り返し1900地点〜BC
9:00〜17:00 ↑790m↓790m
 湯ノ岱の急斜面をシールで詰めて外輪山へ。ザラメの為シールがずれて登りにくい。外輪山経由で新山へ向かう。途中の東面もいい斜面が広がり、滑りたくなる。(山頂ビバークすれば全斜面滑れる!)
混雑していた七高山を見ながらコルから新山に登り、千蛇谷へ向かい滑る。千蛇谷のなだらかで快適なカールをあっという間に滑り、ツボ足で七五三掛けにでて終了。
4月30日(月)BC〜1950地点〜扇子森〜稲倉岳方面〜扇子森〜1950地点〜BC
 9:00〜17:00 ↑950m ↓950m
 扇子森、御浜小屋から北面の稲倉岳方面の斜面が広くなだらかで快適。
5月1日(火)BC〜月山森〜千畳の原〜鳥海湖〜御浜小屋〜稲倉岳方面〜1950地点〜BC
9:00〜17:00 ↑990m↓990m
 再び稲倉岳方面へ。御浜小屋が開いていて泊まれるのがわかった。
5月2日(水)BC〜1950地点〜御浜小屋〜鳥海湖、稲倉岳、大平方面〜御浜小屋(1泊)
 縣↑1050m↓900m 石島↑750m↓600m
 またまた稲倉岳方面へ、今度は小屋泊り装備で。海側の大平方面は雪が緩みすぎてスキーがすべらない。鳥海湖、稲倉岳方面それぞれ2回も往復してしまった。(縣のみ)
5月3日(木)御浜小屋〜1950地点〜BC撤収〜車デポ地点(下山-師橋さんに電話連絡)
↑250m↓990m↓歩き260m
雪がだいぶ融けた。連休後半が始まり、たくさんの人が登ってくる中、下山。

A月山
山頂付近が時折雲がて山頂付近までガスっており、また体力気力ともに疲れの為清川小屋にて1泊する力がなかったので日帰りにした。 それにしても人が多くてびっくりした(リフト待ちあり)。月山はゲレンデだった。
でも山頂まで1時間+40分とアプローチのよさ、カールの美しさ、山頂東面の広大さは魅力か。
5月4日(金)姥沢駐車場〜リフトでスキー場上部1730m〜牛首1730m(スキーデポ)〜月山山頂1979m〜牛首〜スキー場下1250m  10:00〜16:00↑↓480m 歩き↑↓250m
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45.GW 奥黒部隊報告
堀・勝又も昨日、無事下山しました。
10日中、停滞は1.5日と天候に恵まれ、今年も充実したGWでした。
<天候・積雪>
 ・積雪は多すぎず、少なすぎず、、、だが西面はもう少し欲しかった。。
 ・GW前、木曜日に降った雪が低温で保存され、前半はパウダーを楽しめた。 
 ・中盤に2000m地点でも数十センチの降雪があり、翌日は悪雪に苦しんだ。
<行動>
 ・メインの計画であった鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳の滑降ができた。
 ・立山への縦走は時間切れで諦め、新穂高に下山した。
 ・「ザック投げ」が非常に有効だった。なぜ昨年気づかなかった!?
<ハプニング>
・ 東沢谷BCにて勝又の行動食の一部が動物?に持ち去られた。
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46.GW 八甲田報告  田島
お久しぶりでございます。
八甲田で4/30,5/1〜3と、4日間滑って参りました。
ガイド付きの春山ボードで、一日数時間登って滑る、という比較的楽な、お気楽ボードでした。
雪はそれほどなく薮こぎしたり夏道を歩いたり・・と、楽しんできました。
膝を痛めたのですが、それほど辛くなく登ってきました。滑りはちょっと辛いのですが・・
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47.浅草岳・山菜食中毒ツアー  師橋、田宮、忠、堀、縣、石島、勝又
・日程: 2001年5月12日(土)〜5月13日
・山域・山名: 浅草岳
・メンバー: 師橋、田宮、忠、堀、縣、石島、勝又
・行程
  5/12 入叶津〜沼ノ平BC
5/13 沼ノ平 〜浅草岳往復〜入叶津
・概要
   6:40の只見線に乗りタクシーで入叶津へ。
   かたくり、こごみ、ふきのとう・・・その他もろもろ、の大収穫。沼ノ平で山菜パーティー。
   2日目、石島、勝又を残して山頂へ。
・反省
   山菜はパーティーのメインにしてはいけない。「たかが草、されど草。」  山菜をなめてはいけない。
   良くも悪くも語り継がれる山行なるでしょう。
   これを教訓にしてさらに山菜について学び、清く正しい山菜採りを心がけましょう。
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48.穂高岳周辺  堀、他2
 RSSAメンバーとの初顔合わせで、いきなり穂高のハードルート。
村石氏曰く、山スキー最強パーティー? 確かにRSSAならではかもしれないが、、、。
もの凄いメンバーに加わってしまった。
日程:5月19〜20日・1泊2日
山名:穂高岳周辺
メンバー
 村石氏:Mr.穂高。この人なしに穂高は語れない。
 三浦氏:初滑降記録に燃える、ぶなの会の長。雪、氷、岩のエキスパート。
 牧野氏:謎の呪い師。バイタリティーの塊。凄いオヤジだ。47才。
 堀:RSSA新人。なんちゃってEXテレマーカー。
ルート及び概要
 前夜
  八王子IC近くの農協(土日駐車可)に0:00集合。
  平湯温泉に4:00着、5:00就寝。

 1日目
  新穂高〜白出沢〜穂高岳山荘(泊)
  7:00起床。平湯に車をデポし、タクシーで新穂高へ。下界は好天だが穂高はガスの中。
  白出沢登高中に雷+あられ混じりの雨で濡れ鼠で穂高岳山荘へ。
  穂高の山小屋は立派と聞いたいたが、想像以上に快適。2時間睡眠→2000m近い登高後にも関わらず、
  暖かいストーブの前で山滑降談義に花が咲いた。1泊2食で8500だが、年に1度くらいは良いか?

 2日目
  @村石、三浦、堀
    山荘〜涸沢岳〜山頂直下無名ルンゼ(仮)〜涸沢
  A牧野
    山荘〜奥穂高岳〜直登ルンゼ〜1ルンゼ〜涸沢
  涸沢で合流後、
   〜前穂北尾根3,4のコル〜奥又白谷〜インゼル上部
   〜B沢(三浦、村石)、C沢(牧野、堀)同時滑降〜インゼル下で合流後、〜松高ルンゼ〜上高地
   朝から好天の兆し。前半は風が少し強かったが、前穂北尾根に上がる頃には風も弱まり、且つ気温も上
  がりすぎず、気象条件は最高だった。また、積雪も予想以上にあり、大目標(成功の確率50%?)だった
  奥又白B、C沢の同時滑降に成功。

 感想
  やはり、RSSAは半端ではない。
  穂高に限らず、奥利根、黒部源流等の山域についても地形図なしに超マニアックな話ができるのには自分
  でもびっくり。今回は急斜面滑降テクニック以外にも収穫の多い山行だった。
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49.後立・金山沢  師橋、縣、勝又、田宮(テレ)、田島(ボード)
日時:2001年5月20日(日)日帰り
天気:晴れ
山域、山名:後立山 小蓮華 金山沢
栂池スキー場〜(不)自然園〜小蓮華〜金山沢〜猿倉
メンバー:師橋、縣、勝又、田宮(テレ)、田島(ボード)
 8:00 ゴンドラ中間駅
 14:00 小蓮華(田島さん以外)
 15:30 金山沢と白馬沢の合流地点
 16:30 猿倉
 僕は2年連続の金山沢。今年はテレに履き替え、ボードの田島さんも加えて5名で遊ぶ。この日、金山沢を滑ったのは3or4パーティ。残雪は昨年より多い場所もあれば、昨年より少ない所もあり、つまり昨年並みか?それともこれかの一二週間で一気に雪が解けるのか?
猿倉までの林道でウドがとれないかと思っていたが、まだまだ早い。ようやくフキノウトウがでだばかりの状態。
稜線での強風で田島さんが遅れる。5月の晴れの日にここまで風が強いのはびっくり?だった。前日に鑓温泉ではヒョウがふったらしいので、大気が不安定だったのだろう。
去年は気がつかなかったが、小蓮華から南を向くと立山が白馬と杓子の間に見えた。来年には、久し振りに立山、剣方面に行きたいと思い、縣君、勝又さんと立山&剣集中スキーの話しをした。ぜひ来年の今ごろに実現したい。先週の浅草のように予め計画しておき、真砂沢と剣沢の出会いまで滑り、そこにベースを設る。
 翌日は二手に別れて滑る。週末だけではだめで週末+一日になりますが、、、。
  @ハード路線部隊:平蔵or長次郎or三の窓
  Aソフト路線部隊:池の平or剣沢or真砂沢or別山沢
 僕は欲張りなので、両方に参加したい。体は一つしかないので、何年も掛けて遊ぶしかないかな?
 滑っていない長次郎や三の窓もいし、池の平にもう一度行きたい。
下山後は、いつものみみずくの湯につかった。また大町の北(国道沿い)
に少し上品で我々向きではないが、美味しいカレー屋を発見。
ネパール(勝又)、マレーシア(縣)、スリランカ(田宮)、タイ(師橋)と世界の味を楽しむ。田島さんはスペゲッティーを食べてた。
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50.富士山  師橋、忠、室岡(由)
5/26に富士山に行ってきました。
メンバーは、忠,由美、師。
天候は、曇り、強風。雪は少なめ、雪上石多し。風(風邪ではない)のせいか皆不調で9合目まで。
どうという事のない山・・・。
北岳で今年のスキーは終わりかな。
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51.後立・杓子沢  師橋、田宮
師橋です。白馬の報告如以下;-
*日程:
  6/2 17:30 オリンパス駐車場集合〜猿倉(泊)
6/3 猿倉(6:40)〜大雪渓〜白馬岳往復(室岡)
    〜杓子岳〜杓子沢〜長走沢(田宮、師橋)
*久しぶりにアルペンの板を持ち出し、田宮君、由美さんとスタイルをそろえてみた。
一人でOKとの由美さんと別れ小雪渓から杓子に向かう。
 杓子頂上でルートを見下ろし検討、鑓との鞍部で気合をいれ杓子沢に滑り込む。
 そこそこの傾斜で気持ちよく滑ったが雪渓上に石が多く、板はボロボロになる。
 漏斗状を過ぎ余りに石が多いのでシートラーゲンして長走沢にトラバースし、比較的きれいな長走沢を出合い近くまで堪能した。アルペンも悪くないナ。
 由美さんも3時ごろには無事帰着。例により、みみずくの湯経由帰京。
 充実感たっぷりの山でした。
 杓子沢は斜度、広さも手ごろだが、如何せん周りの岩峰からの落石が多く、条件は良くない。スキーのルート としては問題。
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52.剣岳周辺  堀、勝又
師橋さん、田宮さんも杓子〜長走、よかったみたいですね。
ちょうどその頃、我々は池ノ平山あたりだったかな?
剣の方は天候、雪質、山菜、、、、
今シーズンこの地で全てが噛み合った週末は今週だけだったのでは?と思えるほどでした。
休暇を取った甲斐がありました。
日程:6月2〜4日・2泊3日
メンバー:堀、勝又
行程
 1日目:扇沢〜室堂〜真砂乗越〜真砂沢〜真砂ロッジ跡BC(泊)
 2日目:BC〜二股〜三ノ窓雪渓及び池ノ平山滑降〜二股〜BC 
 3日目:BC〜真砂岳〜内蔵ノ助谷〜内蔵ノ助平〜黒部ダム
天気
 1日目は大気が不安定で、時々雪or雨だったが、2日目、3日目は快晴の最高の天気だった。
積雪
 ポイントとなる二股の積雪はギリギリセーフだった(すんなり渡れないと、三ノ窓+池ノ平は実現しない)
 デブリは落ち着き、凸凹のほとんどが跡かたももなく消えていた。
 ブロックはほぼ落ちきっていたが、三ノ窓雪渓登高時に1度だけ小規模なブロック破壊があった。
 小規模とは言え数十キロ以上あろうブロックが斜面を転がってくる。 三ノ窓雪渓は安心して休めるポイントが
 少ないため、2ピッチで登ることになった。
雪質
 各ルートの上部はもちろん極上ザラメ。 中間部から下は雨の縦筋+細かいスプーンカットが出始めている
 が、剣のルートはそんなことは気にさせない素晴らしさがある。
 真砂沢、三ノ窓、池ノ平、内蔵ノ助谷、すべて最高だった。
滑降
 雪質がよかったこともあり、豪快、快適な滑降ができた。
 各ルートとも急斜面が部分的にあったが、勝又もステップターンを織り交ぜながら、安定した滑りをしていた。
 滑降高度は計4000m以上。 この時期にこれだけまとまった滑降をできるのは剣ならでは。
山菜
 真砂沢出合から下部の剣沢周辺はまさに行者ニンニク畑だった。
 土産に少し採って行こうと思ったが、残念ながら3日目のルート周辺には行者ニンニクがなかった。
 ただし、内蔵ノ助も山菜天国。極太ウドを土産とした。
おまけ・その1
 内蔵ノ助平からの夏道探しで、今年初の薮こぎ約1時間。
 この薮こぎと前述のウド採り?で体力を奪われ、黒部川から見上げる黒部ダムは、二股から見る三ノ窓より
 はるかに遠かった。それと、これも今年初。ダムへの登りでブヨにやられた。
おまけ・その2
 行きの乗り物でツヴェートさん(※)という白樺湖在住の山岳ガイドに出会った。
 あとでこの人の経歴を見てみてびっくり。
 こんな経歴の持ち主が日本の山スキーの素晴らしさを
 熱く語るのを聞いていて、日本で生まれた私にとっては非常にうれしかった。
 日本に来てわずか3年ではあるが、我々以上に日本の山の
 素晴らしさを感じているようだった。
 ※スロヴェニア生まれ、元スロヴェニア・スキーナショナルチーム所属
  79〜89年にはオリンピックメンバー(クロスカントリー)
  87〜91年、ヨーロッパオートルート山スキーガイド
  92年〜日本にて岩、沢、山スキーのガイド業
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53.北岳  堀、田宮、勝又、師橋
今回はルール違反で計画書を出さずに北岳へ出掛けてしまいました。4人、2パーティーの山行だったということで御勘弁を。
結果の方は、天候、雪質共に大当たり。左俣チームの師橋さん、勝又、右俣チームの田宮さん、堀とそれぞれ最高の滑りでシーズンを終えることができました。
日程:6月9日・日帰り
メンバー:師橋、田宮、堀、勝又
ルート及び概要
 左俣チーム(師橋、勝又)
  二俣〜大樺沢左俣・往復(+勝又は山頂往復)
  左俣は八本歯より山頂よりのルンゼから滑降。
  今年は雨が少なかったせいか、左俣は驚くほどにフラット。
  大斜面を気持ちよく滑るならやはり左俣か?
  右俣チームとしては少し(かなり?)羨ましかった。  
 右俣チーム(田宮、堀)
  二俣〜肩ノ小屋〜北岳北峰(仮称)〜北峰肩〜大樺沢右俣〜二俣
  ルートチェックのために肩の小屋経由で登る。右俣は雪が少なく、北峰の約30m下から滑降。
  出だしから35度以上?の急斜面で少し緊張したが、雪質はよく、心地よい高度感を楽しむことができた。
  岩場を縫うような緊張感のある滑降を終え、二俣で左俣チームと合流後、ウド採りをしながら広河原へ。
おまけ
 堀は今回の北岳で5サミット・テレ滑降を達成できました。(富士山、北岳、奥穂、間ノ岳、槍ヶ岳)
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