ML-POWDER 2003年 沢&岩登り活動記録
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1.戸隠連峰
2003年6月7日(土)
天気 曇り
場所 戸隠連峰(奥社〜八方睨〜本院岳〜西岳〜P1尾根)
参加者 島、室岡(以上都職山の会)、師橋
都職の山菜採り山行に同行、13名のうち上記3名は山菜を採らずに戸隠に登る。とても一般路とは云いがたいルートで危険。7:30小屋発、西岳13:00着、P1尾
根下16:00。 一昨年の裾花川遡行の詰めで一不動を横切ったのを除き、25年間戸隠小屋にかよっていながら、なんと初めて戸隠山に登った。
2.奥多摩・鷹巣谷
03年7月6日
【報告】奥多摩・鷹巣谷
田宮です。天満、佐藤、田宮で今年の初沢を楽しました。 奥多摩は近くていいです。体が沢慣れするまでもう一ニ本、多摩周辺で遊びたいな? 活動は、8:30〜16:00。登れそうな滝は全部登り ました。上部でちょっと藪につかまったけど、お愛嬌の範 囲でなんとか切り抜けられた。一番つらかったのは、鷹巣 山から日原までの下り。久々の歩きで足が攣ってしまった (なさけない)。上部、金左小屋窪で、ウスヒラタケを袋 一杯げっと。これを土産に久しぶりに八王子の武蔵野へ。 ここで忠さんと合流した。運良く?初物のヤマイグチを 出してもらい、焼いて食べた(うまかった!)。
3.東丹沢・キュウハ沢
田宮です。
梅雨があけずすっきりしない天気が続く。3連休 なので泊り沢を計画するも、天候不順で取りやめ。 近場で遊んでいます。
日:03年7月19日  10:00〜17:00
参加者:IBM佐藤、縣(直)、田宮
活動:塩川橋→キュウハ沢→丹沢山→天王寺尾根 →塩川橋
前夜現地入りしたにもかかわらず、3人揃って大寝坊。 9:00に起きる。東丹沢でこの時間からなら朝出て も十分可能だった。あーあ。 キュウハ沢は水量が多く楽しかった。丹沢山付近のブ ナ林も素晴らしい。下部の大植林地帯がたまに傷だが、 これが東京の山なのだろう。 明日、装備を買い揃えた長谷部君と午後(天候が もてば)五日市の棡葉窪に遊びに行きます。もう 遅いか?誰か参加する?
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4.奥多摩・逆川
長谷部です。 初の沢登りに大満足でした。 初の体験を記録したら、報告文が長くなってしまいました。
日:03年7月27日
場所:奥多摩川苔谷逆川
参加者:縣(な)、師橋、粕谷、長谷部、田宮
8:30 竜王橋下出合、550より入渓 13:00 ウスバ林道交差、遡行終了 14:30 下山
細倉橋の少し上方にあるスペースで前日テント泊。 そこから歩いて入渓点まで移動。 550の出合、入渓直後の7mの滝は左岸を巻く。 初めての沢靴で、濡れた岩の上を緊張しながら歩く。 濡れた岩をものともしない沢靴の性能に 「こりゃぁ、すごい!」と感動。 先頭を歩かせてもらい、バシャバシャと水の中を歩く。 テンポよく現れる小滝を楽しみながら、いくつも越えてゆく。 時折浴びる水が冷たく、寒い。 大ダワ沢出合を過ぎ、数分遡行したところにある 3段10mの滝は確保して登る。 人が登るのを待ってる間に体が冷えてしまい、 震える足と引きつる顔を抑えながら登りきる。 その上部にあった4mの滝は右岸を巻く。 まもなくウスバ林道直下の10mの滝に到着。 寒さをこらえながら先客が登るのを見る。 その横では、縣さんが防寒のために上着を出そうとしたら 中身がズボンだったことに気づいて、がっかりしている。 うまい人が登っているのを見ると、つかむところが たくさんありそうで、簡単そうに見えるのが不思議。 なんとなく「いけるいける」という気になる。 師橋さんが先頭で登り、滝の上部で確保の準備。 確保ができたところで、取り付く。 冷たい水を浴びながら登り始める。 一刻も早く水浴びから脱出したいけど、つかむところを探そうと、 上を向けば、息はできない、前も見えない。 上目使いもダメ。 「う〜む・・・、どうしたものか・・・?」と途方にくれながら 悩んでいると、どんどん寒くなる。 仕方がないので適当に手を伸ばし、手探りで2〜3個所ずつ 探しつつ登りきる。 そして滝を登り終えた後に、遡行図に載っている滝の写真を見ると、 ほとんど水がないではありませんか。 「なーんと」と思いつつ、今日は本当に水が多かったことを 遡行終了時点でようやく認識。 その後、仕事道経由で、下山。 今回はユニクロ隊長・師橋さんの500円ズボンが好評。 帰り道でユニクロをはしごして、各自購入してきました。 それでは。
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5.高原川沢上谷
堀です。 土曜日は四賀村のRSSA廣山氏宅訪問。 廣山氏宅は北アルプスが見える高台の分譲地で、 このような人が身近にいるとかなり刺激になる。 まだ、売れていない分譲地をチェックして回ってしまった。 日曜日は1年半ぶりの沢でした。
・日程 : 7月27日
・沢名 : 高原川沢上谷
・メンバー : 堀、勝又
・行程 : 遡行終了点林道〜県道〜入渓点〜沢上谷遡行〜終了点
・概要   沢上谷は高原川の支流で上流部は林業が盛んな地域だが、遡行対象になっている中流部は車道から離れていて静かな遡行ができた。   時々ナメ床の現れる平凡な河原歩きから見事な大滝。大滝の高巻きからルンゼ下降。ナメ滝を登り、何処までも続くナメ床。 半日行程の遡行はあっという間に終了した。
 沢のあとは時間があったので飛騨高山観光。 今もなお林業と木工の盛んな町に入ると心地よい木の香りがしてくる。 家具屋で木目の美しいテーブルの天板、春慶塗りの器など、これは目を肥やすだけ。300円の菜箸をゲットするに終わりました。
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6.仙ノ倉谷東ゼン
長谷部です。 行き先を大源太川北沢本谷から仙ノ倉谷東ゼンに変更。 少し登攀のある沢も体験してもらいたい、という師橋さんに ついていきました。
日程:2003年8月2日
場所:仙ノ倉谷東ゼン
メンバー:師橋、佐藤(裕)、長谷部
行程:群馬大ヒュッテ(7:45)〜ダイコンオロシ沢出合(入渓点,8:45)〜平標山頂(16:30)〜登山道〜群馬大ヒュッテ(19:30)

ダイコンオロシ沢から入渓し、まもなく西ゼンと出合に大きな雪渓が2つ。 下部の雪渓は内部に底の見えない釜があり、雪渓の上を越える。 東ゼンに向かう途中の8mの滝と雪渓の組み合わせは側壁を高巻き。側壁と雪渓の割れ目が大きく、やや危険。 その直後の10mの滝は上部がナメナメかつ、泥でヌルヌルしていて登りづらい。 中ゼンとの出合いを過ぎて現れる20mの滝を越えると60m2段の大滝登場。 40mの1段目は左岸から水流に向かって大きなバンドがあり、登りやすい。 1段目と2段目の間には大きなテラスがあり、高度感のある景色が素晴らしい。 20m2段目は右岸の側壁を登り、藪をトラバースして滝の上部に出る。 このあたりから高山植物が小さな花を咲かせていた。
小滝をいくつも越えていくと、25mの滝に到着。 確保せずに登り出すと、滝の上部で引っかかりの得られるところが 見当たらず、かなり緊張。 再び小滝をいくつも越えていくと、岩場歩きとなり、やがて笹藪に。 標高差にして150m前後のヤブこぎだが、熊笹は腰の高さ程度で 苦にならずにすぐに稜線到着。 下山中、登山道から振り返って東ゼンを見渡すと、まるで崖のよう。 すごいところ登っちゃったな〜、と思いつつ下山した。
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7.大菩薩・小室川谷
小室川は思ったより行程が長く、時間がかかってしまいました。このままで大深沢は きつい。 しかし泳げる淵や登れる滝が多く岩魚もいて、充実した沢登りができました。
日程:2003年08月02土03日
参加者:縣X2
場所:大菩薩、小室川谷
1日目 朝、大黒茂谷先に車を止めて、入渓地点まで歩いて戻る。 この谷の石は滑りやすくて何度かこける。 F1で滝の上部が滑りやすいと思い、高巻しずぎてしまった。
5mくらいのところを懸垂で降りたところ、やよいがスリップして腿をぶつける。もっと岩で訓練が必要か、、。 落ち着く為にソーメンを作る。台所用ゴミネットが活躍。 堀さんは泳いだというけど、寒くてとても泳ぐ気がしないS字峡を巻くと、もう4時。 松尾沢の出会いで幕。 釣りに行くが、忠さんの言うとおり奥多摩の魚は手ごわく、あたりを一回逃すと駄目。 おまけに竿を落としてしまい、完敗。(堀さん忠さん、お古の竿くださいー)
2日目 シュラフカバーで寝るのは寒く、早起きする。 石門の滝は悪いので残置テープを使って巻く。すべりそうで恐い。 小室の淵をはりきって泳ぎ、突破。日があたらないので寒い。 3段ナメ滝は30mロープギリギリで通過。やはりすべりそう。 あとは多くの滝をこえ、長々と歩くと、4時半稜線につく。 丸山峠経由で下山。林道に7時過ぎに着いた。
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8.只見・蒲生川支流・真奈川
日程 : 8月2日3日・1泊2日
沢名 : 只見川水系 蒲生川支流・真奈川
参加者 : 堀、勝又
行程 1日目 : 蒲生沢沿いの林道-真奈川遡行-宿場沢出合上(泊)
    2日目 : 水上沢ゴルジュ-左岸尾根(ルートミス)-笠ノ沢出合-真奈川下降-入渓点
概要
 1日目は真奈川出合から本流を遡行。 小規模なゴルジュ2ヶ所以外はひたすら森の中の平坦な流れ。 ここまではアブ少々。途中で尺岩魚を掴み取り。
宿場沢出合上でゼンマイ道の沢横断にテン場を見つけ泊り場とする。 ここから持ち場沢出合上まで釣りをしてみるが、堀1、勝又1に終わる。  でも、ミズもあるし、これでおかずは十分。  
 2日目、昨日の偵察の結果、ゼンマイ道は基本的には沢に沿ってあり、樹林の中は踏み後がしっかりしていて使えそうだが、 沢沿いは草に覆われていて使えそうにない。
行き当たりばったりの計画で尾根を越えて隣の大白沢を下降しようとするが、真奈川上流で越えも巻きもできないゴルジュにはばまれ、 苦し紛れに別ルートで尾根を越えようとするが、これがルートミス。 時間切れで薮尾根を真奈川本流に戻り、そのまま往路を下降した。 昨日は少なかったアブが大発生していて、猛攻撃の中を急いで下山した。
おまけ
 夜の蚊対策  今回は狙い通り?蚊が大発生していたが、秘密兵器で快眠だった。   重さは400g/1人用。
 防虫マット   台所用防虫マット、サイズ60×200、重さ100g。 クッション性はゼロの近いが、キャンプ用銀マットよりも安価で丈夫。 しかも、虫を寄せ付けない??蚊帳で重くなった分をマットの軽量化でカバーした。
 岩魚汁にひと工夫   岩魚で出汁をとった後、味噌を溶く。  通常はここでもう一度火に掛けるところだが、  火に掛ける代わりに「焚き火に放り込んでおいた焼け石」を汁にぶち込む。 秋田の海鮮味噌汁の作り方+山仕事師の味噌汁の作り方から ヒントを得た方法で、味噌本来の風味を損なわずに焼け石で僅かにこげた味噌の香ばしさを加えることができる。 
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9.秋田八幡平・大深沢
アガタです 秋田八幡平、大深沢に行ってきました。 温泉浴、岩魚釣り、藪漕ぎで充実したあと、快適な山小屋生活のはずが、、、。
日程:2003年08月12〜16日
参加者:田宮、粕谷、縣X2
場所:秋田八幡平、大深沢
8/12(火)
2100大森駅発、師橋さんは残念ながらお仕事終わらずキャンセル。悲しい。
8/13(水)
残る4人で一晩ドライブして仮眠後、9時過ぎ秋田玉川温泉着。 寝不足、疲労が残る為、後生掛から湯田又沢下降はあきらめてタクシーで黒石林道か ら入山。 (タクシー代15000円高い!) 林道を降りていくと吊橋、取水口見張り所があり、そのうらの温泉(完璧な露天風 呂)に入る。 あまりに快適なので、そのままそこで泊ることにする。 その後空身で湯田又沢出合いに向かう。1時間半ほどで到着。 ぬるい温泉を堪能した(私だけ、、)田宮さん、私で岩魚を釣る。粕谷はテンカラの練習? ベースの温泉に戻って岩魚汁。
8/14(木)
山道から大深沢本流へ。 滝は2つ程巻く程度。日が差さないので1度泳いだら、寒くなる。 途中フライ釣り師を抜いて誰もいない関東沢で幕。 以前、堀、忠、ナカジーと葛根田から下った沢だ。(97年、6年前か) 田宮さんが2匹大きな岩魚をゲット。 私とやよいは2匹ずつテンカラで岩魚を釣る。 忠作毛ばりと粕谷毛ばりのおかげ?
焚き火で塩焼きと天ぷら。うまい。粕谷がノコで切り出した薪がよく燃える。 が、雨が降りはじめる。 夜雨は激しくなりタープ上に水がたまり、東黒沢を思い出すが寝続ける。
やよいは虫の攻撃で眠れず、何度も夜中に水を流し出したらしい、、、。
8/15(金)
大深沢の滝。以前はたくさん釣れたが、今年は小さいのが1匹しかつれない。 きれいなナメ地帯を過ぎ、三又を北又沢にはいり、岩魚がいる源流部を進む。 ようやく岩場が出てきて上りきると、竹藪が覆ってくる。 最初に左へ。つぎにが右に行くと藪漕ぎが始まる。(左が正解だったか?) 粕谷は足袋なので指の間に根曲がり竹が挟まり、大苦戦。
さらに雨が強くなってきて、やよいは再び竹薮雨のビバークか?と参っている。 2時間位濃いやぶをこぐと、4時半ごろ?ようやく稜線に着いた。 大深岳山頂にすぐのところまで漕ぎ登ってしまったようだ。びしょぬれで寒い。 雨の寒さと藪漕ぎの疲労のなか、ストーブを期待して小屋へ向かうが、大深山荘はな かった! なんと再建工事中で土しかない。 以前タープを張って寝たところに現場工事用のプレハブがあった。 雨風が強くてプレハブ前ではツェルトが張りにくく、田宮さんの提案でプレハブのパイプ足場の下にツェルトを張る。 かなり惨めだったが、補修してなんとか寝る。でも狭い。寒い。辛い。 が、それも楽しむ。
8/16(土)
ガスの中、稜線沿いに八幡平バス停へ。 ヌカ道のなか沢靴で足を滑らせながら、3時間半ほどで到着。 冬に行ったらしき山頂はガスでまたもや見えなかった。 バスで玉川温泉にむかうと晴れ間がでててきて暑くなる。 PH1.2の玉川温泉で切り傷をピリピリさせて山行終了。 ガンに効くらしいラジウムをあびながらここをベースにスキーをしたい。 盛岡にて盛岡食堂を目指すが見つからず、 21時半盛岡を後にする。 また雨が降り始めて、途中福島辺りから渋滞。
8/17(日)朝6時大森駅着。
高速代22000円、ガソリン代10000円。14km/lの田宮FIT号に感謝。
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10.皆瀬川・虎毛沢
日程 : 8月日18日・3泊4日(内停滞1日)
沢名 : 雄物川水系 皆瀬川・虎毛沢  役内川・ツブレ沢三滝沢〜赤湯又沢左俣(下降)〜虎毛沢〜虎毛山
参加者 : 堀、勝又
行程
 1日目 : 湯ノ又林道〜ツブレ沢〜三滝沢〜稜線〜赤湯又沢左俣(下降)〜二俣〜川沿いの秘湯(泊)
林道からツブレ沢沿いの踏み跡を少し歩き、ツブレ沢本流から三滝沢へ。 三滝沢は途中からナメ床がひたすら続き、ほとんど薮漕ぎなく稜線縦走路。 ここから、すぐ反対側の赤湯又沢左俣を下降。水が少し白く濁っている。 縣君が言っていた温泉の影響か?これでは岩魚が棲めない。 二俣まで下ると、右俣は下ってきた左俣以上に水が白い。 右俣を下ってきたらしい沢靴の跡を追いかけ、行き着いたところ、そこは湯気がもんもんと立つ温泉だった。先着の2名はすでに宴会準備に取り掛かっている。温泉の噴気口をみると沸騰したお湯がぼこぼこ湧いていいる。当初、温泉にそれほど興味のなかった堀も先人が掘った湯船に手を入れたら、ころっと気が変わり、時間が少し早いが、少し下の湯船の脇をテン場にした。湯船のお湯は少しぬるかったので、沢の流れを調整して夕食後に入ることに。途中で採ったウスヒラタケ(今山行で大量に採れた)とミズで夕食を済ませたあと温泉に浸かり、至福の時を過ごす。 深夜、寒くて起きた時も温泉に浸かった。
 2日目 : 赤湯又沢(下降)〜本流出合〜虎毛沢〜二俣付近(泊)
 ウスヒラタケを採りながら赤湯又沢をさらに下り、虎毛沢本流へ。 昨日、一緒になった2人組も同ルートなので前後しながら遡行。 2人組のリーダーが「これ昨日あなた達が食べていたきのこですよね。」 「ウスヒラタケといって美味しいきのこです。」(勝又)。「森と水が良いから岩魚がたくさんいますね。」(堀) 「亀甲模様の岩畳から上が型が良いですよ。」(リーダー) そんな楽しい情報交換をしながら、河原とゴルジュのヘツリを繰返し、途中で岩魚を1匹釣って、刺し身、味噌汁、そうめんの豪華昼飯。
 亀甲模様の岩畳を過ぎて2人組に追いつくと、すでに岩魚を5,6匹とっていて、その一部を秋田フキの大きな葉にくるんで塩付け、 糠付けにしていた。(糠漬けを焚き火であぶると絶品らしい)   こちらも、そこから釣りをはじめ、すぐに1匹。 雨が降り始め、あせる中、岩魚の群れる大きな滝壷で3匹をとり、滝上の台地にタープを張った。雨の中で薪を集め、焚き火に火が着き、熱いお茶でほっと一息。この瞬間がとても好きだ。
 
 3日目 : 停滞 夜はやはり寒く、何度も起きて焚き火にあたる(この火は翌日の朝まで燃え続けた)。ぶなの葉から滴り落ちる水がタープを叩く。  昼寝で寝不足を解消したあと、雨の中を出漁。かなりの雨量なのに沢の水は僅かに濁る程度で、水量も5cmくらい上がっている程度。昨日、岩魚が群れていた滝壷に行くが、全く反応なし。岩魚は何処へ? こういう時は、増水の影響を受けにくい上流、支沢を攻めるべし。 3匹の岩魚をキープしてテン場に戻る。
 4日目 : 〜二俣〜右俣(仮称)〜稜線登山道〜虎毛山往復〜登山道〜登山口〜車道〜湯ノ又林道
 雨が止み好天の兆し。 昨日確認した最後の二俣を本流でない右に。 連続する滝は登攀具を使うほどの場所はなく、直登、巻きでぐいぐい登る。
本流筋を外さぬよう進み、ぶなの森の中の窪をぶなの木観察、きのこ採りをしながら進むと薮漕ぎなしで縦走路へ。
ここから池糖の美しい虎毛山を往復。山頂から越えた稜線、遡行した沢を見渡す。 (山頂近くに立派な非難小屋、冬期は埋まっていて使えないようだ。)
その後、下りの登山道の途中で、タマゴダケ、大きなイグチ(ヤマドリタケモドキ?)を発見。 どちらも高級きのこだが、2人共鮮烈なタマゴダケに目を奪われ、
マトリダケモドキ?を捨ててしまう、、、(後で考えればもったいない)。 急な下りになると、堀の左足がダメダメで、共装を勝又に預ける。
長い車道を歩き、やっとのことで車にたどり着いた。
おわりに 
 
 虎毛山から高松山への稜線付近はぶなの原生林で、この稜線の東面には
 今回の三滝沢のようなナメの美しい穏やかな沢が多い。
 一方、稜線の西面には春川・万滝沢のような滝の連続する沢が多いが、この中で、虎毛沢は登攀具なしで登れる弱点と言うべき沢だろう。
 今回はブナの美林の中、ナメ滝、稜線越え、温泉、岩魚、きのこ、滝の連続と色々なものが詰まったルートだった。
きのこ
 下りで採ったウスヒラタケ、タマゴダケは昨日日曜日にきのこ鍋にする。
 ウスヒラタケはそれとは思えないほどしっかりした厚みがあり、ヒラタケと見間違えるほど。山中ではめんつゆで煮たものと味噌汁にした。
 タマゴタケは煮汁がまっ黄色になってしまったが、汁物でも美味だった(少し癖がある)。秋田で買ってきた稲庭うどんも旨かった。
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11.成瀬川・北ノ俣沢
堀です。
夏休み後半の報告。 こちらも寒かった。
日程 : 8月14日-16日・2泊3日(内停滞1日)
沢名 : 雄物川水系 成瀬川・北ノ俣沢
参加者 : 堀、佐藤(礼)
行程
 1日目 : 林道車止め〜北ノ俣沢〜唐松沢中流部BC(泊)
 前夜に車止めに着き、車で仮眠。朝になると関東、地元の釣り師が数パーティー。装備を整え、先行者をおって本流に下りる。
 ダム建設が計画されているだけあって本流は思っていた以上に水量が豊富。 現在、ダム建設の調査段階の様子で、所々にマーキングの為と思われる赤テープが付けられている。本流を登り、意外と早く桑木沢、唐松沢の出合。 第一候補の桑木沢には先行者が入ってしまったので、第二候補の唐松沢に入る。
ここからテン場を探しながら釣り登り、広い河原をBCとした。 悪天対策のため、広い河原を思う存分使ってタープ2枚を張る。   もちろん、焚き火用と寝床用。この日は釣果が今一つだったが、豊富な薪での焚き火を囲んで岩魚汁で暖まった。夕方、冷たい風とともに雨が降り出し、暖まったのも束の間、夜に寒さで何度も起き出し、焚き火に当る。
 2日目 : 停滞(堀のみ午後釣り)
 昨晩からの雨が止まず、堀にとっては夏休み2度目の停滞。 昼寝にも飽きているので、焚き火用タープのおかげで快適なだけに暇暇、、 薪の切り出しなどで暇をつぶすが、午後しびれを切らして、小雨の中を堀のみ上流部に釣りに行く。2時間ほどで尺物を含む6匹を上げ、BCに戻る。 この日も岩魚汁で暖ままり、床に着くも寒さと蚊の攻撃で起こされる。仕方なく蚊帳を張るが、明け方の寒さは厳しく、明るくなるまでウトウトする程度。
 3日目 : BC〜唐松沢魚止め滝上〜BC〜往路〜車止め
 明け方、寒くて眠れないので、薪集め、切り出しをして体を暖める。 今回はこれが癖になり、大量の薪を積み上げる(結局、大半は使用せず)。 今日は天気が良く、テン場の上のブナ林から朝日が筋になって沢を照らし始める。ゆっくりと朝食をして、昨日より上流を釣りに行こうと したところ、下から地元近くの釣り師が1人。仕方なく3人で釣り登る。 この釣り師は餌釣りで、釣りのスタイルが我々と噛み合わず、魚止めと思われる滝まで、今一つの釣果に終わる。  釣り師はここで引き返すとのことで、滝の上に行ってみる。 残念ながら滝上には岩魚の姿が見られず、昼飯のそうめんを食べたあとBCに戻った。雲行きが怪しくなってきたので、この日のうちに 下山することに決め、BC撤収後、とれた岩魚とウスヒラタケで刺し身と岩魚汁をつくり、一息ついた後、ダムに沈む本流の流れと周辺の 豊かな森を惜しみながら往路を下山した。
おわりに
 北ノ俣沢は水量の豊富な沢で手の指のような5本の支流をもつ。 各沢とも水と森が豊かで、岩魚のみでなく山菜、きのこでも人気の沢らしく、遡行が容易ということもあり、春から秋まで地元の人にとても親しまれているとのこと。 この豊かな沢と森が必要とは思えないダムに沈むというのは非常に残念である。 ともかく、ダム建設自体はまだ先のようなので、機会をつくりもう一度、この沢を訪れたい。尾根を挟んだ岩手側の胆沢川水系・小出川も興味深く、次回は北ノ俣沢と小出川の源流を繋ぐ山行がいいだろうか。   
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12.湯檜曽川本谷
長谷部です。 湯檜曽川本谷、とてもいいところでした。天候にも恵まれ、泳ぎあり、シャワーあり、滝の登攀あり、快適なナメ歩きあり。こんなにおいしい沢は今後10年はない、と何度も釘を刺されました。
それに加えて山頂でのご褒美と、いいことづくめでした。

日程:2003年8月22〜23日
参加者:師橋、佐藤(裕)、長谷部
場所:湯檜曽川本谷(1/25,000:茂倉岳)
8/22(土) 快晴
前夜移動、一ノ倉沢駐車場でテント泊(トイレ有り、トレペ完備)。 3時間の睡眠後、朝日の当たる一ノ倉沢を見ながら朝食を食べ、出発。 武能沢出合から入渓、入渓直後に小ゴルジュがあり側壁をつたって越える。 佐藤さんがいきなり泳ぐも、水流に押し戻され、結局側壁から。 水量は、側壁の苔のつき方を観察すると、普段よりやや多め。 小滝をいくつか越え、しばし川原歩きをすると美しいナメ滝が続く。 快晴の下、明るく開けた沢を気持ちよく歩く。 やがて2〜3m幅、深さ2m前後の長い瀞場。 私と佐藤さんは泳いで、師橋さんは長瀞の脇の岩から越える。 泳ぎ組が意外と消耗し、長瀞直後のT字路の岩壁上で小休止。 皆で離れたルンゼにあった落ちそうな雪渓に向かって石をぶつけて遊ぶ。 そこから十字峡までは長いナメ滝。 水の流れがとてもきれい。 十字峡は圧巻。 暖かいので水遊びしながら遡行していく。 20m抱き返りの滝は中段まで上がった後、水流沿いの右壁を確保して登る。 さらにナメ滝をいくつか越えていくと、3条10mの滝に到着。 当日は水流が多く2条の滝。 師橋さんは一般的な右壁のチムニーから登り、上からお助け紐をたらしてもらい、 私と佐藤さんは右壁の中段からシャワー。 体が滝の中に消えるくらいの強烈な水流。 水は冷たくて寒いし、耳の中まで水が入ってくるが、楽しい。 その先にある10mの滝は左壁のバンドから滝に近づき、水流沿いを登る。 40m大滝は中段までは楽に登れるが、中段から上段へのつなぎがやや難。
確保しつつ右壁を確保して登り、草つきをトラバースして滝の上部へ。 滝の上部で小休止。 水を汲みに行く途中で転び、大切なペットボトルが流されるが、 滝の手前の釜で一回りし、かろうじてセーフ。 赤茶けた礫状の壁と、釜を持つ2段の滝を越え、沢の両岸で咲いている 高山植物を見ながら川原歩きをしばらく続けると二俣に到着。
ここから先はナメとゴーロの繰り返しをひたすら歩く。 しばらくは、ほぼ水平移動だが、標高が上がるにつれ斜度はきつくなる。 二俣から源頭部にかけて、4匹の山椒魚と出会った。 源頭部はトリカブトの群落、良く冷えた水がウマい。 虫の猛攻撃から逃げるようにヤブを越え、一気に山頂へ。 時間に余裕がなければ、奥の二俣でルンゼ状の左俣に入り ジャンクションピーク方面に突き上げると早そう。 山頂はガスの中。 山頂から少し下り、宝川方面に分岐したところにある湧き水の近くにツェルトを張る。 師橋工務店の監督・指揮により、木道上に豪邸建設。 思いがけず快適なビバーク。 湧き水で冷やしたビールを飲みながら外を見るとガスが晴れていて、満天の星空。 晩ゴハンを食べながら天の川、流れ星を見る。 最近話題の火星が一際明るく輝いていた。
一ノ倉沢駐車場(6:50)〜新道〜武能沢出合(7:50,入渓)〜湯檜曽川本谷〜朝日岳山頂(17:20)

8/23(日) 快晴
ご来光は叶わなかったが、山頂から360度の眺望を楽しんだ後に、登山道から下山。 清水峠から白樺尾根へと続く標高1,400m前後の登山道は鉄砲尾根を越えてから
いきなり野性味あふれる踏み跡になり、意外と油断ならない。 踏み跡に覆い被さる笹の下に浮石があったりなかったり、道があったりなかったり。
3人とも何度か転んだ。 白樺尾根では1時間足らずの間に、何匹ものヤマカガシに出会う。 武能沢出合でくつろぎ、楽しかった沢との別れを惜しみつつ、新道経由で下山。
朝日岳山頂(7:20)〜清水峠〜武能沢出合(11:30,大休止)〜新道〜一ノ倉沢駐車場(13:00)
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13.一ノ瀬川・黒エンジュ沢
堀です。 一度は田島さんに報告をお願いしましたが、忘れてしまいそうなので、 簡単に報告しておきます。
日程 : 8月23日・日帰り
沢名 : 多摩川水系 一ノ瀬川・黒エンジュ沢
参加者 : 堀、田島
ルート
 一ノ瀬林道・作場平〜黒エンジュ沢遡行〜稜線登山道〜笠取山 〜登山道〜作場平
笠取山周辺のきのこ偵察を兼ねた計画。 黒エンジュ沢はしょぼい沢かと想像していたが、予想よりも水が多く、 細いながらも沢幅いっぱいに水が流れている。
苔むした石と冷たい水の中を遡って行くとナメが現れ始める。 途中、シイタケを見つけるが、きのこはこれだけ。 時々交差する登山道を突っ切り、沢の源頭まで登る。源頭に入ると 植生が変わり、シラビソが目立つようになる。非常に雰囲気のよいところ。 少しの薮漕ぎで登山道に出て、笠取山山頂を踏み、登山道で 入渓点まで下る。登山道を下る途中、まわりのミズナラをしらみつぶしに 見てまわったが、マイタケはそう甘くはない。
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14.北秋川・惣角沢
前夜、一之瀬から戻った田島さん、堀君と合流。早速、作 戦会議、キノコ狙いなので、なるべく近場(標高の低い) 南面の沢を探す。なにげに決めたのが惣角沢だった。
日時:03年8月24日8:00〜19:00
参加者:田島、堀、田宮
行動:入渓すぐ数〜10m程度の滝がつらなるミニゴルジ ュ。最初の滝のみ、田宮がフリーで越える。残りは巻いた。 ここの部分は登ると難しい。後は簡単な流れを進む。途中、 わさび田跡があり、ここでわさびの葉を大量にゲット。う れしーね(さすが多摩)。渓脇はずっと杉の植林。田島 さんを待つ間に堀君から岩魚、山女をつるコツを教わる。
沢では、山女が多く見られた。 植林帯の倒木で、食べれるキノコ、ニカワハリタケ(猫 のした)を見る。その場ではわからず、帰宅後図鑑で確認。 上部に10mの滝が二つあり、堀君、田宮がそれぞれフリーでのぼりロープを出す。後は広葉樹の美林で、オダマキ、 釣鐘にんじんなどの山野草が見られ楽しめた。この辺では田島さんがかなりだめだめモード。待ち時間が長くなる。 下山中、登山道脇で立派なタマゴダケ発見!!昨晩、素焼 きで食べました。下部で登山道を離れ、沢に戻る道すがら、 下界から完全に隔離された二軒の民家に出くわす。僕にとってはこの民家を見た事が、この山行、最大の収穫だった。 3年前に出かけたベトナム・中国国境の山岳地帯となんら変わらない生活がここにある。変わっているのは僕なのだ ろう、、、。 山スキー活動では、50年に一度の大雪でも降らなければ、 近郊で活動ができない。に対して沢はいい。近くにフィー ルドがある。上信越、東北の渓に出かける合間に近場をどんどん歩きたい。 ついでながら、9月の活動の一提案です。第一週にゆったりモードの泊り沢に行きたい。長谷部君には声を掛けてま す。志賀高原と秋山郷の間に位置する岩菅山(3年前スキーで登った)につきあげる中津川支流雑魚川外の沢はどう か?と思ってます。堀君、(他の方々)どうですか?9月中旬から10月に掛けては仕事が忙しくなるので、その前 にどこか行きたい。
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12.熊本・大分の温泉
縣です
職場の先輩の温泉博士からのお勧めで温泉めぐりしてきました。 阿蘇山付近にはさまざまな種類の温泉があり、不思議で個性的です。 一番気に入ったのは、泡が着くラムネ湯と硫黄分の濃い赤川温泉です。 もっと長く滞在し、あちこち周りたくなりました。 2003/8/24〜25
1日目: ・長湯温泉、日本一の炭酸泉で有名。
 万寿の湯→緑灰色で硫黄臭。ぽかぽか。  ガニ湯→川横にあり、丸見えだが入る。 ・七里田温泉→下湯(ラムネ湯)その名の通りお湯に炭酸が非常に多く含まれ、体中
に泡が着く。気持ちよい。ガス中毒に注意。 ・はげの湯温泉→松屋旅館、すこし青みがかった透明で綺麗な湯。 ・奴留湯(ぬるゆ)温泉・・・公衆浴場。地元の子供や年寄りが集まる和やかな場の 湯。
2日目: ・赤川温泉→赤川荘、硫黄が多く含まれた冷泉。青みがかった白濁色でかなり気持ち いい。冷泉と温め湯と交互に入る。アトピーにも効果あり。 ・黒川温泉→黒川荘、緑っぽい色の湯。非常に人気があるらしいが、和風の建物のせ いか。 うしず食堂、焼肉定食を食べると温泉にもはいれる。 ・地獄温泉→清風荘(すずめの湯)灰色の泥湯。酸性ですべすべになる。湯治客が多

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16.丹沢・谷太郎川・鳥屋待沢
【報告】丹沢・谷太郎川・鳥屋待沢
神奈川支部+アラスカ帰りの天満君で西丹沢の沢を遡行
しました。
日時:03年8月30日7:30〜14:30
参加者:縣(直)、天満、田宮
電話連絡で天満君の参加が決まり、前夜23:00に中央林間集合。一時間少しのドライブで厚木の裏山に着く。先 週に引き続き民家脇の里山からの出発、不思議な感じ。
ガイドブックに、1000mの山とは思えない迫力とあったがこの表記にうそはなかった。小さな釜を持つ2〜5m の滝が連続。水線沿いに進むと、一手がわるかったりして楽しい。滑系の滝は赤、黒、緑と岩の色に変化がある。 このような場所が丹沢にあるのが不思議な感じ。10mの滝は縣君がリード。ガイドには初心者以外は確保不要とあるが、意外と難しい、これノーザイルじゃあぶねーな?と思った。 二股からは右俣へ進む。この先で多くの分岐があり、本流を狙って進むが、ここの小滝群が、先の10m滝より難し
い。小滝群はゴルジュ状に掛り、側壁が高く巻けない。極めつけが最後の滝。手前にハーケン、この上のボルトにス リングで造った簡易鐙が残置されてた。ここまで来しまった以上、簡単には戻れない。 田宮がリードで越えたが、僕の経験の域を超えていた。天満君は初の人工登攀。ハーケンにスリングを掛け足し、まずこれに乗り、上のボルトに掛かったスリングに移った後、片足が中を浮いたままマントリングで滝上に上がるムー ブが必要だった。右俣に入った後、本流をつめている内に、となりの沢を進んでしまったのかもしれない。最後の滝を なんとか越えた後は、ずるずるの急斜面を木を掴み進む。 ほどなく登山道についた。予想外の展開だったが、天満君も怖いっす!を連発しつつ、持ち前の基礎運動能力の高さ でこなしてた。
登山道の下山では、キノコを探すも、まったくなし。ドクツルタケを見たのみ。ここはヒルの名所。三人ともやられ た。下山後、広沢寺前の温泉に入る。強アルカリの湯、ここで生き残ってたヒルを発見。湯の温度で元気を増したヒ ルにはまいった。 早い時間で活動が終わったので、三人で意気投合して、厚木のコインランドリーに行く。スニカー洗濯機に沢靴三足 を掘り込む。¥200なり。服装関係は全てごちゃまぜで洗う、一人乾燥をふくめて¥300なり。これはいいです。
毎回やりそう。そのうち、沢屋、は締め出されたりして。
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17.大菩薩・小室川谷
長谷部です。 泳ぎ多数、滑って水没、佐藤さんに突き飛ばれて水没。 もう寒いのなんの。 遡行に加え、田宮さんはキノコ探し、自分はサルナシ探し。これらは特に収穫なし。
沢にはマイタケらしいキノコもあったが、断定できないとのことで見送り。
# 縣さん
落とした釣竿にはテーピングテープを巻いてましたか? S字峡手前にそんな特徴の使えなくなっている竿が落ちてました。 だからなんだと言われても、なんにもないのですが・・・。

日程:2003年9月6〜7日
参加者:田宮、佐藤(裕)、長谷部
場所:大菩薩・小室川谷
9/6(土)
泉水谷林道から沢に下り、入渓。 日が当たらず寒い。 これじゃ泳ぐ気になれないと言いつつ2段の滝を越えると大きな釜を持つ8mの滝。 早速、泳いで滝の左岸に取り付き、水流沿いを登る。 とぼとぼと歩く途中、日の差す川原が清々しいので早くも休憩。 S字峡手前の5mの滝では、佐藤さんは左岸をへつって越える。 田宮さんはへつるも水没。 すぐに泳ぎに切り替え、滝の落ち込み近くから再度左岸に取り付いて越える。 自分は4〜5回へつりに挑戦、失敗で何度も水没。 握力が弱まり、田宮さんルートでも苦戦。 先に上った2人が楽しそうに見下ろしている。 すっかり体が冷え、寒い思いをしながら歩いていると、佐藤さんが「先に行っていいよ」と、言うので「あ、どうもどうも」などと、 佐藤さんの横を歩くと、どんっ、と突き飛ばされて釜に水没。 オニ。アクマ。
S字峡を越え、寒くて震えが止まらないので、松尾沢出合で休憩。 木漏れ日で少し温まってから出発。 釜を再び泳いで越え、日の当たる気持ちよい釜があったのでジャンプ大会。 持参のゴーグルをつけて何気なく潜ると、佐藤さんの磁石・笛を釜の底に発見。 思いがけずゴーグルが役立つ。 石門の滝は、右岸を怪しげな残置ロープ沿いに高巻き。 残置テープのある中段からトラバースするのは滑りそうなので、上段まで登る。 中段から上段への登りでは先頭の田宮さんにお助け紐をたらしてもらってから登る。 登りきると残置ロープは古く、木がロープを囲むように成長していて、怪しさ満点。 小室の淵では左岸の側壁沿いを泳ぎ、滝の落ち込み近くで少し壁に登り、 水流を越えるように右岸側に飛び込んで、側壁に取り付いて越える。 ここでは田宮さんが水流に苦戦。 その後、中ノ沢出合で休憩。 今度は田宮さんが寒そう。 ぼちぼちテン場を探しながら遡行するも、いいところは見つからず。 10mの直曝は左岸を巻き。 4段30mナメ滝に下りる際のトラバースでも、田宮さんにお助け紐を出してもらう。 ナメ滝の最上部が滑って悪いので、念のため確保し、越える。 ナメ滝上部で、お助け紐を佐藤さんから受け取る。 相変わらずテン場はなく、2段20mの滝を越え、12mの滝をザイルも持ったまま佐藤さんが直登するも、最上部で行き詰まる。 田宮さんと自分が左岸の側壁から登り、お助け紐、シュリンゲを連結して垂らす。 直前にお助け紐を佐藤さんから受け取っていてよかった。
その後、蛇抜沢出合に素敵なテン場を見つけ、幕。 焚き火を囲み、持ち寄ったオカズでゴハン。 田宮さん採取の葉っぱの茎(ミズ?)の味噌汁がうまい。
三条新橋〜小室川谷出合(9:00)〜松尾沢出合(11:00)〜中ノ沢出合(14:00)〜蛇抜沢出合(17:30)

9/6(日)
火をおこし、うどんとイワタバコ(?)のおひたしを食べ、出発。 ゴーロ歩きの最中、さりげなく放屁。 かなり臭かったらしく、後続の佐藤さんからクレーム。
しばらく呼吸困難になった佐藤さんにとっては今回の核心部となる。 そんなこんなで、ヤブ漕ぎもなく、稜線に到着。 稜線では、怪しげな格好をしている我々に関心を持ったおばさんが「どこから来たの?」と 話し掛けてきて、皆、無言でヤブの中を指差したときの、おばさんたちの「・・・」という リアクションが面白かった。 くせになりそう。 大菩薩嶺山頂、丸川小屋を経て泉水谷林道へ。 途中、営林署の看板に笑わされる。 長い林道歩きの最後はダッシュでゴール。
蛇抜沢出合(8:30)〜稜線(10:00)〜山頂〜丸川峠〜大黒茂谷沿い登山道〜三条新橋(13:00)
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18.清津川・釜川 右俣(横沢右俣)
縣です。 釜川右俣はたくさんの釜や滝があり、泳ぎ、へつり、登攀に手ごたえがあり、なかな か楽しめました。 景色的にも大きな三釜や広い湿原があり変化に富んだいい沢です。 カメラ(縣)と腕時計(師)を捧げてしまいましたが、、。
日程:2003年9月13〜14日
参加者:師橋、縣(直)
場所:清津川・釜川・右俣(上部 横沢右俣)
9/12金2300八王子出、3時ごろ現地着。
9/13土、取水口〜林道まで
晴れて暑い。二股を右に入り、4mcs滝を早速ザックを浮き袋にして泳ぐ。 今回は体の後方のロープに浮き袋をつけて足に絡まないようにする。 登りはちょっと厳しい。  釜が続き、へつり、泳ぎを何度か繰り返して三つ釜の大滝へ。 スラブ壁に囲まれた釜は素晴らしく圧巻だった。 フリーで登るが滝上部の2-3歩がすべりそうで恐い。支点はない。
 続くナメ滝(6m)で師橋さんが滝すべり。 6mをハイスピードですべり飛んだ拍子に腕時計も吹っ飛び滝壷に沈む。(悲)  F5-8mを厳しいへつりで越えてほっとしたところ、キャノン防水カメラがないこと に気づく。(ガーン) へつる時岩場に引っ掛けておっこっちゃったかなあ。 だれか今度行ったら探してください。(長谷部君へ)(*後日とまの会の方に拾っていただき回収できました)  がっかりしながらゴロ場をいくと林道が横切っている。16時なので橋の下でビバー クする。  夕方、すぐ下の淵に岩魚が6〜7匹いたがつれなかった。
9/14日、林道1000〜横沢右俣〜小松原湿原1300〜登山道下山1630
 夜半大雨が降り、7時ごろも寒く雨が止まないのでそのまま林道を下ろうと決めて 二度寝する。 が、9時晴れ出したので起きて登ることにする。
時間が遅いので本来のコースより近道しようと横沢右俣をいくことにした。 地形図では滝マークがないのだが、実際は40mくらいの大滝があってびっくりする。
1段目はフリーで壁の右側を3mくらいのぼり、トラバースする。 師橋さんがリードし、左側からロープをだして登る。 残置ハーケンのある厳しいところを抜け、中央へ右上。
1本ハーケンを打ち足し、35mを支点2本で乗り切る。凄い。  稜線付近に行くと登山道が横切っていた。 下山路は大きな湿原がつづき、コウメバチソウが咲いていた。
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19.叶津川・赤崩沢
堀です。 計画していたメルガ股沢はアプローチの袖沢林道の工事で断念。 この工事は林道のみでなく、かなり大規模なもので、林道入口に警備員2名がガッチリとガード。地形的に警備をすり抜ける こともできたが、工事車両が続々と現場に向かう中を突入することができなかった。 ということで、急遽、計画第2候補の叶津川へ。
日程 : 9月13日〜15日・2泊3日
沢名 : 只見川水系 叶津川・赤崩沢
参加者 : 堀、勝又
行程
1日目:入叶津〜国道〜木ノ根沢出合〜叶津川〜赤崩沢
 昼前に入叶津を出発し、長い国道を約2時間で行き止まりの木の根沢出合付近。少し先の小沢から本流へ下り、赤崩沢へ。   赤崩沢に入ってすぐの河原にベースを張り、上流を釣ってみるが先行者がいたようで、釣果なし。 夕方雨が降り始め、またもタープの下で焚き火。ミズの味噌汁とムカゴのたたき(美味)で暖まり、就寝、、、。
夜半、豪雨、、、強風でタープが剥がされ飛び起きること2回。 良く眠れなかった。
2日目:BC〜赤崩沢〜二俣・往復
 深夜、風で起こされたおかげで朝寝坊。
遅い出発で赤崩沢を遡る。途中、竿を出し、9寸くらいの岩魚1匹。 その後、尺ちょっとの岩魚を釣りの逃すが、岩の下に追い込み手掴み。 きのこを探すが、金曜日からの雨のせいか収穫なし。 沢を詰めて叶津川本流を下降したかったが、二俣で時間切れとなり、往路を下降した。味をしめたミズのムカゴをとる。
3日目:BC〜叶津川〜国道〜入叶津
 早朝から雨。天候が回復しそうだったら、木の根沢を八十里峠まで遡行し、峠越えの旧街道を下降しようと思ったが、本流を下降中に豪雨となり断念。 そのまま下山することに。途中で山ブドウとアケビを収穫し、昼前に入叶津に到着。ここでやっと雨が止み、晴れ上がった。 悪天で計画していた遡下降ができなかったが、浅草岳のようなブナ林や八十里越えの旧街道の存在などの発見があった。
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20.小出川
堀です。
夏休みに秋田側の北ノ俣川に行った際、稜線を挟んだ岩手側の小出川に 興味を持った。小出川周辺の情報を調べる中で、仙北街道の存在を知る。 小出川周辺に広がる原生林地帯のど真ん中を横断する古道・仙北街道。 この古道は西暦776年から江戸時代末期までの千年以上にわたり、 秋田と岩手を結ぶ重要な交通として利用されてきたが、 大正時代、国道開通と共に地図から消え、もちろん現在の地形図にない。 ところが、最近、秋田県と岩手県の自治体が仙北街道を復活させた。
日程 : 9月20日〜23日・3泊4日
沢名 : 胆沢川水系 小出川・柏沢
参加者 : 堀、勝又
ルート
 下嵐江(おろせ)林道車止め〜仙北街道〜栃沢出合(仙北街道徒渉点) 〜小出川〜二俣〜柏沢〜稜線〜仙北街道〜下嵐江林道車止め
行程
 1日目(曇り)
  車止め〜仙北街道〜大胡桃山〜栃沢出合〜小出川(テン場・泊)
 仙北街道は大胡桃山を経由し、栃沢支流・ツナギ沢からは沢沿いを下る。 大胡桃山で会ったパーティーと小出川本流徒渉点でも会い、 お互いに岩魚釣りが楽しめるよう、沢を分け合う。(パーティーの1名は間違いなく雑誌「渓流」に出ていたテレマーク岩魚釣り師) 我々は予定とおり、本流〜柏沢を釣り登ることになり、 東山沢出合下部から釣りをして、柏沢大滝までで夕飯分の岩魚をゲット。 大滝付近には良いテン場がなく、本流にあったテン場まで戻り焚き火。天候不順できのこはほとんど採れなかったが、岩魚の塩焼き、岩魚汁、 ムカゴのタタキが旨い。
 2日目(曇り)
 小出川(テン場)〜柏沢〜上流部(泊)
 テン場から前日引き返した柏沢大滝へ。大滝は直登できず、1時間の大高巻き。 高巻きからの下降のルートファインディングを誤り、15m懸垂で大滝上で、沢に戻る。先が思いやられるが、今日はのんびりペースの予定なので、竿をだしなら進む。次の滝もやはり直登不可で小さく巻く。 その後も竿を出すが、釣果は今一つに終わる。 上流部は河原が狭く、良いテン場がない。ウロウロしたあと、仕方なく 沢床から少し上がった藪台地の笹を刈りはらってテン場とした。この薮台地が意外と快適。夕焼けが照らされたブナの木々がきれいだった。 
 3日目(曇りのち時々晴れ)
  柏沢〜柏峠〜仙北街道〜栃沢出合(泊)
すごく、寒かった夜が明け、冷え切った体を岩魚雑炊で暖めて出発。柏沢本流を柏峠に直接詰め上げると、地形図上では3つの滝マークがある。普段も遡行図をほとんど読まずに沢登りをしているが、今回は柏沢大滝から上流の遡行情報が全くなし(調べなかった)。 駄目だったら引き返して左岸の支沢で仙北街道に出ればよいし、足跡のない大きな滝をルートファインディングしながら登るのは楽しい。大きな滝を直登、巻きで順調に登り、次々に現れる小滝を越えてゆく。沢の分岐を慎重に確認しながらクライミングを楽しみ、ほとんど薮漕ぎなく、狙った柏峠にぴたりと出ることができた。   ここから仙北街道を歩いて、入渓した栃沢出合へ。時間的には今日中に下山できてしまうが、栃沢出合にはよいテン場が幾つかあり、帰ってしまうのは勿体ない。寒い寒い夜を覚悟で泊まることに。堀は栃沢へ釣りに。勝又は近場へ山菜取りに。岩魚とミズと焚き火で心は温かいが、日が暮れると寒い、、、。
 4日目(晴れ)
 栃沢出合〜仙北街道〜車止め    
 強烈に寒かった。学習能力のない2人。「シュラフを持ってくるべきだった。」  だが、今山行、初の快晴の朝に、そんな辛さもすっ飛んでしてまう。 そうだ! これだから、毎回シュラフを持ってこないのか? 往路の仙北街道の途中、日当たりのよい林のふかふかの落ち葉の上での昼寝が気持ちよかった。
感想
 今年は只見と今回の山域、東北低山の原生林に的を絞った。そこで感じたこと。東北の山々が人の生活の場であった時代は良かった。 しかし、次第に山が生活の場でなくなったいった。 戦後の高度成長期以降の開発。現在でも胆沢川では大規模なダム工事、 稜線を挟んだ秋田側の北ノ俣川のダム建設計画。 その他、完成してしまった奥三面ダム、建設中の胎内川ダム、 白神周辺の観光開発など、、、日本の山は常に開発と隣り合わせにある。 とは言え、まだまだ東北には素晴らしい原生林の山々が残されている。 現在の東北の山が「良き時代の」にならないことを願う。
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21.雑魚川外ノ沢
長谷部です。外ノ沢はナメ滝多数で、すごく気持ちよかった。 特に穴明沢手前の長いナメ滝、あれだけでも見に行く価値あり。今回、初の密ヤブこぎを体験するも、初イワナはオアズケ・・・。残念。
日程:2003年9月27〜28日
参加者:堀、勝又
場所:雑魚川外ノ沢
9/27(土)
外ノ沢取水口(9:20)〜外ノ沢出合(10:10)〜穴明沢二俣上(16:00)
切明から東電巡視路を利用して外ノ沢にいくつもりで、 導水管脇を約200m登ってみると巡視路が見当たらない。 たまたま導水管の小屋で作業をしていた人に聞けば、 崖崩れがあって10年前から道はないとのこと。 仕方なく、登ってきた標高差200mの階段を下りる。 ふくらはぎがプルプルしてた。 そんなこんなでアプローチを変更し、車で雑魚川外ノ沢取水口へ移動。 そこから外ノ沢に向かう途中で落石があり、田宮さんのメットに直撃。 メットかぶっていて良かった。 外ノ沢出合の釣り橋から入渓。 水が冷たい。 とぼとぼと歩いていくと、10mの滝に到着。 釣り人が見物する中、左岸の水流沿いを登る。 岩がもろくて頼りなかった。 この滝を越えたところから、魚影がチラホラ。 なだらかな渓が続き、登れない小滝は巻いていく。 途中、田宮さんがブナハリタケ、ミズを拾う。 遡るにつれ、魚影が増えてきたから釣り糸を垂らしてみたけど、釣れなかった。 遊び足りない田宮さんは、淵を巻いている途中で転んだフリをして入水。 冷たい水の中にズルズルと落ちていく田宮さんを暖かく見守った。 さらに遡っていき、数mの滝を登ると視界にナメ床が広がる。 この20mナメと40mナメは素晴らしい。 時間が遅くなったおかげで、傾いた日が差し込み、渓が輝く。 黄色の美しいナメ床、なめらかな水流、光の反射。 すごい、きれい、素晴らしい、と形容詞のオンパレード。 また機会があれば、あの場所でぼんやりと過ごしたい。 後で聞いた話によると、この40mナメの淵も釣りポイントらしい。
その余韻に浸りながら歩くと、すぐに穴明沢と分かれる。 少し遡ったところで幕。 ブナハリタケとミズの味噌汁がうまかった。
9/28(日)
穴明沢二俣上(8:10)〜稜線(11:40)、休憩(12:20)〜切明(16:30)
のんびりとした朝を過ごし、出発。 少し遡ったところにワイヤーが残っていた。 後で聞いた話によると、岩魚はこのあたりまでいるらしいが 昨日の20mナメの下部から魚影を見ていない。 左手の尾根沿いに行くとやがて長めの伏流になる。 このまま水が枯れてしまうのではないかと不安になって水を汲んだら、 その直後に再び水流が現れる。 小滝をいくつか越えていくと40mのナメ滝。 滝を見上げれば、岩、水、空、雲、草、紅葉・・・と、彩り鮮やか。 素晴らしい景観。 このあたりから、ぐんぐん高度を稼いでいく。 本流の源頭部に達すると、水が枯れると同時にネマガリタケの密ヤブ。 初めてのヤブこぎらしいヤブこぎに、やる気満々で突入。 途中の倒木にムキタケが生えていた。 やがて稜線へたどりつき、昼食。 登山道脇のブルーベリーを採りながら切明へ向かう。 皆、持っている地図が古くて、地図上の登山道が実際と一致していなかった。 長い歩きを経て、再び東電導水管脇の階段を下り、下山。 切明温泉から取水口まで人の車に乗せてもらって、車を拾ってから温泉につかる。 切明温泉は入浴料\300、安い。
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22.氷川屏風岩
10/5/2003
今晩は、師橋です。 久しぶりの岩登りに氷川屏風岩へ行ってきました。
やさしいルートを3本リードアンドフォローと直上右5.10+をトップロープでなんとか登った。
久しぶりの岩で難しく感じた・・・歳かな?
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23.栗駒山:産女川    アルバム
2003/10/11-13
メンバー
沢日帰りチーム:師橋、佐藤
 桂沢林道車止め〜産女川遡行〜登山道〜栗駒山〜須川温泉〜デポ車で帰郷
避難小屋1泊チーム:堀、勝又、縣X2、長谷部
 桂沢林道車止め〜産女川遡行〜笊森避難小屋(泊)〜登山道下山(栗駒山頂は雨で敗退)〜桂沢林道車回収
     

10/11移動日。雨
 日帰りチームのために須川温泉にモロハシ車をデポ。 その後桂沢林道車止めにベースを張る。 初日はきのこ採り。 ミズムカゴのたたき キノコうどん
10/12雨、くもり、晴れ 沢遡行-笊森避難小屋
 紅葉があたり、大変きれい。5mほどの滝を2回くらいロープを出す。 道中ブナシメジ、ムキタケがとれて晩飯ができた。 滝を巻くところで4-5人の女性グループが下山してきた。捻挫らしい。 沢での怪我はほんとに致命的だ。 そんななか、右岸をしばらく巻き終えて滝上についたら モロハシさんの膝裏にダニ がくいついていた、、。 その後、日帰りチームのモロハシ佐藤と別れ、 紅葉をめでながらひたひたとのんびり行く。 何度も振り返りながら広がる景色にうっとりする。
源頭部に近づくとだんだん晴れ上がってくる。 稜線に小屋が見える!すばらしい位置。 新しくいい小屋だったがストーブがないのが残念。 源頭部のあたりは一面黄金色の草原。 青く高い秋空の下、寝転がる。 きもちいいいいい。 朝は雨だったのに。 夜は遠くで花火がみえた。 月明かりに笹がきらきら波打って美しい夜だった。
10/13小屋-下山
 朝起きると激しい雨風。 栗駒山頂は諦めてそのまま下山。 紅葉した葉がぬれて鮮やかに雨で散りつもる。 のでキノコは隠れてしまう。 それでもシロナメツムタケを収穫できた。 その後、長谷部くんお勧めの仙台牛タン「太助」で お腹も満たされ帰路につく。

この年一番の沢登りでした。(ほとんど行ってませんが・・・) わたしは秋の沢がすきです。 空気がにおいがたまらない。 うーん、思い出してうっとり・・・(゜-゜)
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24.谷川某所
日程:2003年10月12日
田宮です。11日土曜日、毛渡沢と仙倉谷でキノコ&木の実探し。
山葡萄:大コンビニ袋満タン、一株でこれだけとれた(毛渡沢の左岸)  実がまともについているのはこの株だった
サルナシ:ゲートのすぐ先の西に向かって右側    だいぶと落ちた後みたいだったけど、お土産もできたどちらも少しおそかったか、、。
キノコはまったく。ムキタケ、ナメコ、ナラタケ など 予想していたものはなし。ヌメリスギタケモドキ、ヌメリツバタケ、 ブナハリ、どれもちょびっとがとれたのみ。
キノコが×だったので、12日も入山を計画していたが東京に帰った。戻ったら東京は雨だった。
おまけ
群馬大ヒュッテ側にすばらしいブナ林がある事に気がついた。 車に戻るときに、キノコ&木の実で入山した渋いおじさん二人組に会う。東京から来ていて、足元は沢靴。彼らは小松沢 (日白山)を歩いたとの事。収穫は、やはり、キノコはNG。 2週間ほど遅れているのではないかとの事。マタタビが少しとれたらしく、分けてもらった。また春、コゴミの季節に 毛渡沢でエノキがとれる話を聞いた。確かに?柳の木が多い。 スキー滑降とキノコの組み合わせがあるのかもしれない。
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25.笛吹川・東沢鶏冠谷右俣
メンバー
【報告】笛吹川・東沢鶏冠谷右俣
日時 2003年10月18日8:00〜18:30
場所 笛吹川・東沢鶏冠谷右俣
参加者 師橋、田宮
前夜西沢渓谷前に道の駅でテント泊、冷え込む。天気が心配だったが起きてみたらピーカン、途中ぽつぽつきただけで、 最後まで降られはしなかった。 登れる滝は全て?登る発想で遊んだところ、稜線にでたのが16:30過ぎ、下山中に日没。久方ぶりのへっでん歩 行となった。下山後、長谷部に遊びすぎて遅くなった事を伝えると、鼻で笑われた?沢と登攀を一日でやってしまっ た感じ。キノコはムキタケが取れた。
 出会い直後の10m魚止めの滝: 簡単に巻けるが、あえて師橋さんリードで登る。上部はこてこての人工登攀、鐙架け替えで越える。
 中流部の8*20くの字滝: なめ状、ここも師橋さんリードで登る。ここは10mの魚止め滝から比べれば楽勝。
 右俣に入ってすぐのゴルジュ: ここは巻けない。田宮リードで越える、一二歩悪いがひざ位置のホールドをアンダーでつかみ乗り切る。
 大滝40m後の先の右の沢15mの滝: 登攀開始前に、ハーケンの打ち方をにわかに教わる。 ビレイを取ろうと思っていた潅木がいずれも悪く、 まさかまさかの本番ハーケン打ちに直面。大いに 緊張した。沢で初めてミシンを踏んでしまった。
これで、こころおきなく2003年シーズンの沢を終えました。師橋さん、お付き合いありがとうございます。 雪が降るまでもう少しキノコ、そしてクラミングで遊びます。
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26.小川山クライミング
日程:   2003年10月26日(日)
天気:  晴れ
場所:   小川山廻目平
メンバー:   縣、田宮、佐藤、師橋
行動概要:
 25日にキノコ採りに行った田宮君から収穫ありとの連絡で、廻り目平でキノコ鍋の用意をし到着を待つ。寒い。夜遅くに合流、ようやくキノコ入りのキノコ鍋となる。
 26日、朝は寒く、クライミングどころではなく、日があたるまでゆっくり過ごす。涸沢岩峰群2峰広瀬ダイレクトに縣君リードで取り付くがプロテクション悪く危 険、1ピッチのみで下降し、他へ転進する事とした。涸沢出合のフェニックスの大岩でリード&フォローでお茶を濁す。 いろいろな面でもう少し練習の必要がありそう。また行きましょう。
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27. 東京・八王子某所
2003年11月1日(土)
八王子市内 美山町と上川町の間の里山 美山町側から潜入
ムラサキシメジ(尾根にでる直前)  成菌だったので色は薄むらさき
 師橋幸子さんのアイデアで豆腐と合わせて酒蒸しアラゲキクラゲ(尾根沿い、柵のある場所) クリタケの巨大株(道路脇)鳥と白菜とクリタケのなべ
いい山だった。残念なのが、山が都市住宅整備公団の所有。その内になくなってしまうだとおもう。 ゆるせん。 ちなみに圏央道は今回あるいた山の道路をはさんだ向かいを通る。今は建設中でトラックが沢山走って いる。これまたかなし。 もうキノコは終わりだろうな?
エノキ、シモフリシメジ、ユキヤマタケ もっと取りたい。
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28.湯河原幕岩
田島です。
日程: 2003/11/02(日)日帰り
場所: 湯河原幕岩
参加者:田宮、縣、佐藤(IBM)、長谷部、田島
    もりやま(縣さん先輩)、あきもと(佐藤さん同僚)、Sunil(田宮さん友達)     <敬称略>
概要:
 湯河原幕岩の簡単めなルート(5.8あたり)を主に登った。  長めのルートや、クラックのルートもあり、楽しめた。
 8:00に湯河原駅集合だったが、正解。8:30から歩き始め、目的の<桃源郷>「いんちきするな」「蟻さんルート」を待たずに登れた。 その後、ぞくぞく人が集まり、かなりの待ち行列になっていた。  下部の<桃源郷>から10分ほど歩き上ると<シンデレラ><ガリバー>の岩場がある。  下部に比べ、人は少ない。多少待てば登れる。シンデレラは簡単な為人気があるのか、ガリバーを登りながら、佐藤氏・田宮氏が様子を見に行き 空いたらすかさず押さえてくれた。ロープが4本あったおかげで、回転もよく一人一人の登った本数も多かった。私は合計6本。
行動:
 佐藤・あきもと氏は前夜泊。キャンプ禁止という幕岩公園駐車場にてテント泊。特に何も言われなかったとのこと。
 縣氏・もりやま氏は当日車で現地入り。
 田宮氏・長谷部氏・Mr.Sunil・田島は電車にて当日現地入り。
 08:00  JR湯河原駅集合後、佐藤氏に迎えに来てもらう。
 08:30  準備を終え、駐車場出発。ハイキングコースから茅ヶ崎ロックへ。
  |  クライミング(※ルート参照)
 16:20 クライミング終了。駐車場に戻る。
 その後、こごめの湯(こごみの湯?)にて入浴、解散。
 電車組は、小田急線で20:10に起きた人身事故にかぶる 20:30頃小田原発の
 電車に乗るが、遅れもほとんどなく、22:30八王子駅到着。
ルート:  茅ヶ崎ロック
 < 桃源郷 >
 ・いんちきするな 5.8  ・蟻さんルート 5.8  ・サンセット 5.10a 縣氏・もりやま氏・佐藤氏のみ  ・ダイヤモンドヒップ 5.11a 上記3氏がトライしていたような・・?
 < ガリバーの岩場 >
 ・あかずきんちゃん 5.9 田宮氏リード  ・ジャックと豆の木 5.8 クラックあり 長谷部氏クラック課題
 < シンデレラフェイス >
 ・かぼちゃの馬車 5.7  ・トムソーヤ 5.8 田島リード ズルして上部垂直気味の壁を右から回り込む
 < その他 アリババの岩場など? >
 ・縣氏、もりやま氏、佐藤氏がシンデレラより左側の岩に行っていたようだが、見ていないので不明。
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29.奥多摩他某所
堀です。 今年、9月末〜10月に行った日原周辺を中心としたきのこ狩りについてまとめました。 毎週(計6日)、同じような場所へ、よく飽きもせずに行ったものです。
刻々と変化する森、きのこは予想ができず、思いがけない出来事が待っている。 そこがきのこ狩りをする人を飽きさせないのでしょうか?
9月28日(日)・晴れ
参加者 : 堀、勝又、ちーちゃん(勝又妹)
収穫 : シイタケ(多)、ウスヒラタケ(少)
昨年の10月に発見したマイタケの木の様子を見に行ったが、4株のうち1株が顔を覗かせているのみ。 尾根に向かう途中のミズナラの倒木でウスヒラタケ発見。
その後、尾根の登山道沿いでシイタケ大量。 ミズナラの倒木にずらりと生えた肉厚シイタケ群の姿は壮観だった。 たくさん採れたシイタケは七輪でふんわりと焼くのが最高!
あまりの美味しさに、1人で何個食べたことだろう?
10月2日(木)・晴れ
マイタケ観察(会社出勤前)
参加者 : 堀(単独)
収穫 : なし
9/28に様子を見た際、マイタケが顔を出し始めていたので、会社出勤前にマイタケ観察。前夜、林道の車の中で寝て、 朝5時起床、マイタケの木まで1時間。結果は、、、 残念、、、マイタケは成長していない。 帰りにマイタケの木までのルート開拓をして、片道30分のルートを発見。
10月4日(土)・晴れ後曇り 
日原・天祖山
参加者 : 堀、成末(会社の後輩)
収穫 : ナラタケ(中)、ムキタケ(少)、シイタケ(1本)
唐松谷方面に行こうとしたが、林道が通行止めで断念。 通行止めになっている地点がちょうど天祖山への登山口だったので、そのまま天祖山に行くことに。 尾根に出てしばらくは岩尾根と植林できのこ向きではなかったが、これを抜けると、ミズナラ・ブナの倒木がたくさんあり、まずはナラタケを発見。 どうやら、きのこは鹿の餌にもなっている様子でナラタケを食べた跡がある。 きのこ狩りのライバルは人間だけではない。鹿はかなりの強敵。 だが、鹿の場合は生きる為。現代人のきのこ狩りは趣味の範囲。 その後も良い倒木があるも収穫は今一つ。 最後に成末が念願のシイタケを1本だけ発見した。 この1本で成末がきのこの虜となる。

10月5日(日)・晴れ
参加者 : 堀、勝又
収穫 : シイタケ(多)
マイタケが出てこない。木の根本が乾燥し過ぎ。 今年は駄目か? 木の根を叩き、刺激を与える(意味あるのか?) 気を取り直し、尾根へ。前日の天祖山では今一つだった シイタケがこちらでは多数。山が乾き気味でシイタケが成長せず、 小さいまま乾いてしまっているが、小さいながらも多数収穫できた。 夕方、成末を交え、七輪でシイタケパーティー。 シイタケに日本酒、醤油をつけて焼くと最高。ナラタケの味噌汁も旨い。

10月19日(曇り)
参加者 : 堀、成末
収穫 : ムキタケ(多)、シイタケ(多)、クリタケ(少)
      チャナメツムタケ(少)
成末のシイタケ・リベンジのために尾根へ。 いつものルートでマイタケをチェックしたが、マイタケは出ていない。 この時期に出なければ、今年は諦めるしかない。
尾根に向かい、カラマツ林を抜けたミズナラの倒木をチェック。 この木は必ず何かが出ている。今回はシイタケを幾つか収穫。 さらに尾根に出る途中でムキタケの群生が2ヶ所。これは大量の予感。 登山道へ出て、お昼は一杯水の非難小屋で。 味噌汁を作ろうと、 水を汲みに行くが、なんと水が涸れている、、、ショック(堀は白飯しかない)
しょんぼりと行動食をたべていると、隣の登山者から声が掛かる。 きのこ話題の中で「ムキタケはすき焼きに入れると旨い」という話をしていたら、 出てきました「すき焼きセット」が2セット。 このうち1セットをムキタケと交換することに。ラッキー!! その後も堀がシイタケ、成末がムキタケ、クリタケ、チャナメと次々に発見し、 かなりの大収穫となった。(なぜか?堀はシイタケしか発見できない。) 大収穫を持って武蔵野に行き、きのこステーキ、きのこうどんなど、 食べきれないほどごちそうになってしまった。
10月25日(曇り)
大菩薩・大蔵高丸周辺
参加者 : 堀、田宮、成末
収穫 : ムキタケ(多)、エノキタケ(大株1)、マムシフウセンタケ(菌輪1)キヌメリガサ(コンキダケ)(多)、クリタケ(少)
色々と場所を迷った挙げ句、田宮さんが昨年の秋にきのこを発見した 大菩薩の南側の山域に行くことに。 稜線まで車を乗り入れることができるが、何処から入山するかがポイント。 少し下から沢沿いの登山道を登る。これが的中し、ムキタケがあっという間に大量。 その後、稜線に出てすぐの登山者でにぎわう登山道のすぐ脇で エノキタケの大株発見。その後、稜線を歩くが尾根は乾き過ぎで今一つ。 大蔵高丸を越え、しばらく登山道周りを歩いて引き返す途中、 成末が立派なきのこの菌輪(※)を発見。何だか分からないまま収穫後、 登山道をショートカット。沢を1本間違え、薮の尾根越えのあと、カラマツ林で キヌメリガサ(通称:コンキダケ)を発見。このきのこは採るのに根気が要ると思っ ていたが、 そんなこともなく、結構な収穫になる。根気はその後、傘のヌメリに張り付いた カラマツの細かい葉を落とすのに根気を要した。その根気の甲斐あって、 黄色が美しく、美味しいきのこうどんを味わえた。 ※後にマムシフウセンタケと分かる。毒ではないが可食かは不明とのことで、 武蔵野に数本サンプル進呈し、残りを数日後、堀・成末で各1本試食。 なかなか旨が、、、マムシという名前が悪い。(武蔵野では美味しく食べたとのこと だった。)
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30.東京・八王子・町田某所
田宮です。キノコのーと2。今年のシーズンは名残惜しくも終わりかなー。
2003年11月8日(土)
八王子市内 美山町と上川町の間の里山 町田 小山田公園
先週見つけたクリタケの巨大株が気になって会社でキノコに興味を持っている人と出かけた クリタケ(先週見つけた株は既にだめになったが、その付近でほどほどをゲット)
ハナビラニカワタケ(可食のキクラゲ風キノコ) アラゲキクラゲ 町田の公園では、シロハツ、ウスヒラタケ、ササクレヒトヨタケが見られた。
どれも可食だが、観察しただけで取らなかった
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31.秩父・二子山(マルチピッチクライミング)
田島です。 以下、報告します。
【活動内容】アルパインクライミング:マルチピッチの練習
日にち  2003/11/15(土)
場所   秩父・二子山 中央稜(6P)
参加者  師橋、田宮、佐藤(IBM)、田島 敬称略
【概要】
二子山・中央稜、全6Pの岩場。 2パーティーに分かれる。師橋・田島組。田宮・佐藤組。 本には、2P目、3P目は 5.8 と書いてあったが、私には難しく、特に3P目は、全く登れない部分があった。 3P目は、本に書いてあった通り、フレンズがあると心強い。 懸垂下降で下りたが、途中真っ暗になり、ヘッドライトを使っての下降となった。
【 行動内容 】
<登り >
0−1−2−3−4−5−6
開     大     頂
始     テ     上
      ラ
      ス
8:15 青梅IC 〜 花園IC 〜 一般道
12:00 クライミング開始
16:00 登頂(全6P終了)
18:30 開始点に戻る
< 登り >
1P目:終了点近くに登り辛い箇所あり。フレンズ使用。 2P目:登り出しすぐに、つるつる且つ滲み出しで登りづらい岩あり。  左にトラバース気味に移動して登る。 田島は足が滑って落ちそうになったがトップロープのため、助かる。
3P目:途中のクラックがこの岩場最難関。
    つるつる且つハングで、ガバも足場もない。フレンズ使用。 A0だーと言いながら師橋さん、田宮さん無事、リードで登る。 佐藤さんも難なく、すいすい。 田島は全く歯が立たず、師橋さんに引きずり上げてもらう。
6P目:一番上まで登ってしまうと、懸垂下降の為の良い支点がない。   3〜5mほど下り、あらためて支点を作り、懸垂下降開始した。
< 下り >
懸垂下降(4P)。
6−3を2Pで。
3−0を2Pで(3−2と、2−0)。
大テラスでヘッドライトを出す。
ヘッドライトが3つだった為、2人目が降りると、そのライトを上に上げて3人目が着けて下りる、という手順で下りた。 懸垂下降で順番を待つあいだ、空を見上げると、一面の星。雨が降らなくて本当に良かった。真っ暗な中、トップで降りていき、次の支点を見つけ、さらに次の懸垂下降への準備までしてくれていた師橋さんに、感謝でした。
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32.城山クライミング
田宮です。予定通り、城山に行ってきました。
日 2003年11月22日(土)
場所 伊豆修善寺 城山
参加者 師橋、縣直、田宮、関内さん(ゲストBPUMP仲間)
前夜、川沿いのパーキングで幕。7:00起床。8:00から登り始める。南壁下部のスラブを2,3本登った後、11:00から 南西カンテ(IV級の4P)に取り付く。師橋・田宮、縣・関内の2ペアーで順調に進む。3Pの終了点で、宙に浮くようなハングルー トを登るフリークライマーを見学。勝手にこちらが手に汗を握ってしまった。フリークライマー氏はみごとオンサイト。 懸垂下降では前回と同様、二本のロープをダブル・フィッシャマンではなく八の字で結ぶ。懸垂は3Pだったが、真ん中のピッチで前回 と同じようロープが引けなくなる。縣君が調べに上がり、問題を解決して戻る。今回は結び目が掛かったのではなく、ロープ間が絡まった のが原因だった。 登攀の後は、縣君の情報を駆使して¥300の公衆浴場、豆腐や(これは偶然見つけた)、港前の定食屋(魚系)をはしごした。 僕はなぜか午後から頭痛と軽い吐き気を感じていたため、楽しいはずのこれらの活動を全快で楽しめなかった。アパートに戻った ら37.5の熱と、強烈な下痢。風邪かな?結局、今日一日ずっと寝てました。 てなわけで、師橋さん、勤労奉仕できませんでした。
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33.上州武尊・他某所
堀です。 11月に入ってから上州武尊方面に場所を移してきのこ狩りをしました。 上州武尊方面は今年の冷夏+小雨で山が乾き気味で、きのこは不調。特にナラタケ・マイタケはほとんど採れなかったらしい。 そんな状況だったため、きのこ自体の収穫は今一つでしたが、 新ナメコスポットの発見や、矢木沢ダム方面のナメコ情報、 子持山周辺のホンシメジ情報など、来シーズンの楽しみを増やして名残惜しいシーズンを終えました。 11月1日・曇り時々晴れ
上州武尊・荒山沢+東俣沢・江戸沢
収穫 : クリタケ(多)、ムキタケ(少)、チャナメ(少) コブミノカヤタケ(少)、エノキタケ(少)、コガネタケ(少)
始めに昨年教わった荒山沢のナメコの木を見に行く。 ここには立派なブナの倒木があるが、ナメコはまだ。 他の収穫もない為、ここであったおじさんの情報をもとに場所を東俣沢・江戸沢に変える。ここは標高が高く、ぶな、カラマツも葉を 落としている。ナメコがありそうだが、まだ早い模様。 その代わりに、沢沿いでクリタケの大株を何ヶ所か見つけ、その後も、近くの斜面、林道沿いで各種きのこを少しずつ収穫。
11月2日・晴れ
子持山+玉原高原(偵察)
収穫 : なし
昨年、赤城IC近くの「子持食堂」で得た情報をもとに、ホンシメジ(ダイコク)を求め、子持山の偵察に行く。 手始めに東面の登山道を歩いてみるが、岩斜面が多く、きのこの気配が全くない。岩峰などを巡るハイキング終わってしまったが、 子持山は人気の山らしく、県内外の登山者でにぎわっており、久々のお気楽・のんびりハイキングを楽しんだ。
下山後、時間があったので、栽培ナメコ直売所に立ち寄って、ナメコ汁を頂いたあと、上州武尊・玉原高原を偵察。 ブナ林が素晴らしく、ムキタケ・ナメコを収穫して嬉しそうに下りてくるキノコ狩りおじさん3人組に出会った。
11月3日・曇り時々雨
上州武尊 東俣沢・江戸沢+尾瀬岩倉スキー場
収穫 : ナメコ(幼菌・1株)、クリタケ(多)、チャナメ・シロナメ(各少)
場所を上州武尊に移し、11/1の江戸沢上流部に行ってみる。 出だしの沢沿いで、太いブナの倒木にナメコ幼菌の群生に出会う。 収穫後に雨が降り始めてしまったので、車で周辺の偵察。 沢沿いの林道が尾瀬岩倉に通じていることが分かり、スキー場のコース間のブナ林でクリタケの群生を幾つか見つける。 スキー場は意外な穴場かも。
11月8日・曇り時々晴れ
上州武尊 江戸沢
収穫 : ナメコ(2株+α)、エノキタケ(少)、ムキタケ(少) チャナメ(少)、クリタケ(少)
前の週にナメコ幼菌を採った倒木に行ってみると、 ナメコ幼菌〜成菌が揃った見事な群生。これだからきのこ採りはやめられない。 次なるナメコを求め、江戸沢沿いを登るがその後は収穫なし。 地図にない林道に出たところから、途中で出会ったおじさんと一緒に林道沿いの笹薮の中を探る。エノキタケを一株の他、ムキタケ、チャナメが
少し採れる。おじさんは渋川に住む人で、色々なきのこ山を知っているとのこと。 幾つかのきのこスポットを教わる中で、子持山のホンシメジのことを聞いてみる。
すると、、、「ホンシメジだったら○○だよ。」、、、やはり子持山周辺でホンシメジが採れるらしい!!別れ際に電話番号の交換をして、来シーズン、何処かに案内してもらう約束をする。 林道から登山道にたところでナメコをもう1株発見し、その後も登山道添いでナメコを少しずつ収穫して終了。
11月9日・晴れ
上州武尊 群馬県立森林公園(偵察)〜子持山周辺(偵察)
収穫 : なし
前日にある程度の収穫が得られたので、この日は気になる場所の偵察を行なった。1ヶ所は上発知にある森林公園。 ここは開拓地だった場所で、現在は県立の公園になっており、伐採跡に広葉樹の植樹活動を行なっている。 開拓地自体は痩せた土地で元々は赤松交じりの林だった様子だが、周辺には広葉樹の自然林も見られる。この自然林を少し歩いてみると、 切り株にクリタケの老菌があった。 次の偵察は前日に情報を得た子持山周辺のホンシメジ偵察。 おじさんの言っていた「ホンシメジだったら○○だよ」の○○村を地図上で発見。見るとゴルフ場だらけだが、この周辺にホンシメジが あるはず。今回の偵察では場所を特定できなかったが、来年に繋がる有力な情報となった。
11月16日・晴れ
羽村の堰周辺
収穫 : クリタケ(少)
前日は海釣りだったので、午後から近所の散歩を兼ねたきのこ狩り。 ムラサキシメジが採れるらしい林でクリタケが少し採れたあと、昨年発見したムキタケの倒木を見に行く。
残念ながらタイミングが悪く、すでに老菌となったいたが、今年もしっかりとムキタケが出ていた。
11月22日・雪
上州武尊 江戸沢周辺他
収穫 : なし
今年1番の強い冬型になる予報と分かっていながらも、今年発見したナメコの倒木を最後に見ておきたい。 その気持ちだけで上州武尊に向かう。 案の定、1500m付近から上は風に舞う雪が降っていて、笹が雪で倒れ始めている。雪がうっすら積もった登山道。 久々の雪の感触にきのこシーズンの終わりを感じながら、倒木に辿り着く。ナメコはなく、ムキタケの幼菌がカチカチに凍っている。 その後、標高を下げてふんわりと落ち葉の積もった林を歩くも、きのこはなく、きのこ狩り終了気分になって行く。 天気も悪いし、ドライブに切り替え、伊香保の「水沢うどん」を食べに行く。さすが讃岐・稲庭に並ぶ日本三大うどん!? 旨い!! 前後に渋川周辺でシイタケのホダ木栽培、きのこの栽培工場を見学。
11月23日・晴れ
東松山・森林公園
収穫 : エノキタケ(少)
翌日は冬型が緩み晴天。 真っ白に雪化粧した谷川連峰を眺めながら、沼田をあとにして前から気になっていた東松山の森林公園に行ってみる。 広大な広葉樹林が管理されたいて、中にはサイクリングコースなどがある。 入場は有料(400円)だが、このようなことに税金が使われ、少しの管理費を払うことには抵抗は感じない。 公園内では散歩する人、サイクリングする人、昼寝する人、、、 きのこ狩りする人(我々)。非常に気持ちの良い公園だった。
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34.八ヶ岳ジョウゴ沢
お疲れ様です、佐藤です。
今週末のアイスクライミング珍道中を報告します。
山行目的 : アイスクライミング
日時    : 12月21日(日)
山域    : 八ヶ岳
ルート    : 美濃戸〜赤岳鉱泉〜ジョウゴ沢 往復
メンバー   : 師橋、佐藤
前日の土曜日午後に八王子を出発、しかし途中ガス缶を忘れたのに 気がつき、甲府のICIへトランジット。ただでさえ時間がなくなってしまった・・・ この日は冬型が強く吹雪かれる可能性が高いためテント泊で山に入るのは危険・・・ ・ という名目のもと八ヶ岳師橋邸へ直行。二人で鍋をつつく。 クリスマス前、男二人で鍋というのも悪くはない
しかしこの夜に師橋氏の腰痛が再発、なにやら暗雲が立ち込めてくる。 明日のクライミングに備えてPM9時過ぎには就寝し、翌朝4時起床予定とした。 翌朝は意外にも二人ともしっかり4時に起きて、朝からクライミングのモチベーショ ンが 向上してきた。朝食で体を温めて5時過ぎの夜が明けきらないうちからBig Hornに乗 り込み いざ「広川原右股」へ向けて出発! のはずだった・・・・・
「キュルキュルキュル・・・・」頼りないセルの音がむなしく夜空に響く・・・・エ ンジンがかからない!
「キュルキュルキュル・・・・」何度やってもかからない・・・・・絶望的である。
さすがの師橋氏でも修理不能、しょうがないのでJAFへ連絡。甲府よりエンジニアが 派遣される こととなった。
東京に帰れなかったらどうしよう・・・・二人の脳裏に不吉なものがよぎる・・・・

続く(..未完)
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