ML-POWDER 2000年 沢&岩登り活動記録
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1.峰谷川・坊主谷
・日程:7月16日
・沢名:多摩川水系・峰谷川・坊主谷
・メンバー:堀、勝又、縣、石島、田宮
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2.大源太川・北沢本谷
・日程:7月20日
・ 沢名:魚野川水系・大源太川・北沢本谷
・ メンバー:堀、勝又、縣、石島、渡辺、田宮
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3.一ノ瀬川本流
・日程:7月23日  天候:晴れ
・ 沢名:多摩川水系・一ノ瀬川本流
・ メンバー:堀、縣、石島、堀米
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6.黒部源流遡行
・ 期間:7月29日(土)〜8月5日(土)・7泊8日 
・ 山域:北ア
・ メンバー:堀、勝又
・ルート概要
  黒部ダム〜東沢谷遡行〜岩苔乗越〜黒部源流〜黒部川下降〜赤木沢遡行〜黒部五郎岳〜五郎沢下降〜祖父沢遡行〜三俣山荘〜弥助沢下降〜湯俣川下降〜高瀬ダム
・ 詳細
 1日目・快晴   扇沢〜黒部ダム〜平ノ渡〜東沢谷出合〜東沢谷下部(泊)
  ダムから東沢谷出合まで5時間の登山道歩き。 出合付近は東沢谷唯一の廊下帯のため奥黒部ヒュッテ上部より東沢谷入渓。 結構水量が多く、水が冷たい。慎重に徒渉をしながら1時間ほど遡行したところでビバークとした。久々の焚き火と岩魚ご飯に幸せを感じる。
 2日目・快晴   東沢谷遡行〜東沢谷上部(泊)
いよいよ東沢谷の本格的遡行。河原歩きと徒渉をしばらく繰り返しすと二ノ沢出合。 二ノ沢は三ツ岳に突き上げる沢で、この沢の源頭をGWに滑った。 次は三ツ岳への登高に使った六ノ沢(仮称)出合。GWにホウ雪崩の傷跡のあった沢。やはり出合には生々しい流木が堆積している。 ここまでは所々崩壊地があり沢が安定していなかったが、六ノ沢出合からは緑豊かな落ち着いた渓相となる。すると、岩魚が! たまらず竿を出し、釣り登ることにした。 この日は岩魚ご飯+塩焼き+唐揚げ分を釣ることができた。
 3日目・晴れのち曇り  東沢谷乗越〜岩苔乗越〜黒部源流〜小窓沢出合付近(泊)
いよいよGWスキーエリアに突入。何だか見覚えのある木が頭上に見ながら、雪が融けて別世界となった東沢源頭へ。白い雪渓、緑色の木々、黒い岩の水晶岳に 囲まれる。ここを滑ったんだ! 雪渓の上を歩き、お花畑の東沢乗越へ。ハイマツを突破し、登山道へ出たところで運悪く自然観察員に出会す。    感激しながら岩苔乗越を経て黒部源流へ。三俣への分岐から登山道を離れ、沢の中を進む。途中大きな雪渓の上を3度ほど歩き、小窓沢出合付近にテントを張り、夕食の為の漁に出かけた。 この夜も焚き火と岩魚の塩焼きを囲み、今日の出来事、明日の予定に話が弾む。 夜、快晴となり、テントから顔を出し、星空を見ながら眠りについた。
 4日目・晴れのち雨  黒部川下降〜赤木沢遡行〜中俣乗越〜黒部五郎岳(泊)
かなり疲れてきたが、この日の朝も快晴。停滞できない。 黒部川を下降し始めると澄んだ流れの向こうに北の俣の稜線が見え始める。元気が出てきたところで、赤木沢出合。泳いでくださいと言わんばかりの見事なプール。 ゴーグルを付け氷のような冷水に飛び込むが1分と保たず、早々に日向ぼっこ。    体が温まったところで赤木沢に入る。赤木沢、とにかく素晴らしい。 疲れはもちろん何もかもを忘れて遡行。何だか別空間にいるようだ。 GWに滑った30m大滝を超え、あっという間に雪渓の残る源頭から稜線に出る。 源頭部で出始めたガスに覆われ、雨が降り出す。少し迷ったが、今日も夜になれば晴れてくるだろうという期待で、黒部五郎岳肩でのビバークを決定。しかし、この後が悲惨の一言。 雨は止む気配はなく、しかも雷が鳴り始める(勝又は雷恐怖症)。 ビニールシートの下、行動食のみで浅い眠りに着く。
 5日目・晴れのち雨    五郎カール〜五郎沢下降〜黒部川・五郎沢出合(泊)
長い長い夜の後。明け方、雨が止み東の空が明るくなり始める。槍穂のシルエット、オレンジ色に染まった北の俣の稜線、朝日に輝く薬師。辛かったが、ここに泊まって良かった。こんな時は太陽に向かって拝みたくなる。登山者が登って来始めたのでお店を畳んで出発準備。 雪の残る五郎カールを下り、五郎沢に入り黒部川出合まで下降。 BCまで釣りをしながら登り、五郎沢出合まで荷物を移して岩魚の塩焼き付きの昼飯。そうこうしているうちに夕方になってしまい、夕食の為に再び岩魚漁に出かけた。
 6日目・晴れのち曇り  祖父沢遡行〜雲ノ平〜三俣山荘〜弥助沢下降〜樅沢出合(泊)
下山ルートを悩み、今日は新穂高、高瀬ダムどちらもとれる、弥助沢と樅沢の出合まで行くことにする。行程には余裕があるので、祖父沢を遡行して黒部源流経由で三俣山荘へ向かうことに。 祖父沢は上流に雲ノ平のキャンプ地があるせいか少し土が目立つ。 しかし、基本的には美しいことには変わりはない。背後に黒部五郎岳を望みながら登山道まで遡行。ここから祖父岳トラバースルートで黒部源流に降り立ち、冷たいそばを頂いてから弥助沢源頭に向かう。 弥助沢を下りはじめると、今度は鷲羽岳は見事。予定通り樅沢出合まで下り、いつものように岩魚漁へ出かけた後、1日のお仕事を終えた。
 7日目・晴れのち雨  湯俣川下降〜ワリモ沢出合(泊)
今日は湯俣川本流を下降し、湯俣温泉までの長い沢下降。 湯俣川は地形図を見る限り大きな滝はなさそうだが、あまり情報のない沢だけに、少しワクワクする。下降し始めるとすぐにモミ沢が出合い次第に水量が増す。慎重に徒渉繰り返しながら下降してゆくと、沢の傾斜が強くなり始め、巨岩帯となる。少し手こずながら更に下降すると眼下に4段約50mの滝が現れる。最上段は立木利用の懸垂で降りられそうだが、下部の滝は相当手強そうなので、高巻くことに。 左岸の藪をこぎ(今回唯一の藪こぎ)、以外とあっさり滝下に出る。 その後も巨岩帯が続き、硫黄沢出合。ここでなんと釣り屋に遭遇。こんなところまで来るんだと関心しながら更に下降。 硫黄沢は文字通り硫黄を多く含む水が流れているため、ここから下流には岩魚はいない。 高くそびえる赤い岸壁の間を下降していると雲行きが怪しくなり始める。こんなところで雨に降られたくない。先を急ぐ。どうにか雨に降られる前にワリモ沢出合へ。ここから下流も廊下が続くためワリモ沢の対岸に高台を見つけ、しばし様子を見ることに。するとワリモ沢が怪しいなと思った直後、一気に茶色い濁流となり息を飲む。 仕方なく今日はこの高台でビバークすることに。8日目・晴れのち曇り  湯俣川下降〜高瀬ダム
朝起きると雨は止み、沢は何事もなかったかのように静けさを取り戻している。湯俣温泉までは途中で吹き出す温泉を観察しながら、約2時間で下降。湯俣温泉から高瀬ダムはコースタイム3.5時間のところを温泉→豚カツパワーで2時間で。その後はGW同様、タクシーで扇沢に戻り、大町温泉→諏訪勝味庵→お代わり2+2+2で締め。長き8日間の沢旅の無事と成功を祝った。
・ 感想
今だ整理の付かないほどに盛りだくさんの素晴らしい沢旅であった。 これまでに人を魅了するとは、黒部源流山域はやはり偉大だ。
・ 装備
@ ビニールシート
午後のにわか雨に大活躍。風さえなければシートの下で焚き火も可能。もちろん岩魚塩焼きも。  
 Aピッケルとスパイク
ピッケルは保険ということで良しとして、スパイクは余計であった。スパイクは結構重いので途中で捨てて帰りたくなった。スパイクが活躍するのは東北のゴルジュに詰まった雪渓処理であろう。
 B釣り具
今回は水温が低かったせいか、毛針よりぶどう虫が断然良かった。予想外だったため、途中で餌切れになり後半は不漁であった。しかしそこは黒部源流。夕食におかずだけは確実にゲットできた。
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7.毛渡沢仙ノ倉谷西ゼン
・日程:8月12日(土) 天候:晴れのち曇り
・ 沢名:魚野川水系・仙ノ倉谷・西ゼン
・ ルート:群大ヒュッテ〜西ゼン〜平標山〜平標新道〜群大ヒュッテ
・メンバー:堀、縣、石島
 前夜、群大ヒュッテ手前のゲート泊。翌朝は晴れ。林道+登山道約1.5hで入渓点。ここから東ゼンとの分岐までの間は河原だが、今年の春に折れたと思われる太い倒木が散在。東ゼンとの分岐の滑り台ある淵も土砂と倒木埋まっていた。分岐から西ゼンに入ると傾斜が増し、第一スラブにはいる。ホールドが結構少なく、少し慎重にルートファインディングしながら広大なスラブ帯を行く。 小滝を越えたあと第2スラブ。第1スラブより傾斜は強いが、ホールドは豊富。第1に続き、ロープを出さずに登る。下を見ると第1スラブまで見渡せ、結構気持ちのいい高度感。 「ここに雪が付いたら」想像するとゾクゾクする。 第2スラブを登り切ったところから一端沢が狭くなり、2,3の小滝の後、稜線に向かって約30分の藪こぎ。 稜線でガスが出始めるが、登山道を約10分で平標山頂。 途中、西ゼン源頭部の全景を見渡せ、滑降欲が高まる。   稜線でラーメンを食べた後、下山開始は17:30。 夕暮れを見ながら平標新道で群大ヒュッテ方面に下った。 帰りの稜線からは西ゼン源頭〜第1スラブまで、 西ゼンのほぼ全体が見渡せた。更に滑降欲が高まる。下山は堀が一足先に車に到着。  あがた、石島は車着21時を過ぎてしまった。
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11.赤谷川笹穴沢
・日程:8月19日(土)  天候:晴れのち雨
・沢名:利根川水系赤谷川笹穴沢
・ メンバー:堀、師橋、谷口、勝又、田島
・ ルート:川古温泉〜笹穴沢〜平標山〜火打峠(車デポ)
笹穴沢は96年に忠さんと遡行、昨年あがた君、勝又と滑った沢である。標高差1100m以上。日帰りとしては長い沢で、且つ滝が連続していることもあり、滝登りを満喫したあと、元橋に下山したのは21:00であった。出合いから源頭部の草原にかけては滝が連続しており、これらの滝の殆どをロープを使って直登。フィナーレは120mナメ滝→草原(のはずだった)。その後、水源である平標山に登頂し、元橋へ下山した。 余談。今回、堀+勝又は源頭部で他の人たちと別れ、支流の右俣へ入った。 ところが、、、本流の左俣は笹藪なしに草原にでられるのに対し、右俣は猛烈な笹+シャクナゲの藪地獄であった(大失敗)。平標山を水源とす沢で笹藪なしに稜線に立てるのは笹穴沢のみ。 名前の由来はおそらく、ここにあるのではないか?
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14.北ノ又川白沢右俣(仮称)
・日程:9月16日(土)  天候:晴れ
・沢名:北ノ又川・白沢(右俣?)
・メンバー:堀、忠、勝又、堀米
・概要
前夜、新潟は快晴。これは行けるぞ!銀山平へ。翌朝、雲が出始めるが、駒には雲は届かない様子。小滝の直登、藪の高巻き、岩魚観察などを楽しみながら遡行、藪こぎなしで登山道へ出たが、「あれっ。」思っていた場所と違う。ルートミス、スズメバチ襲撃のハプニングはありましたが、スキールートのトレース及び下見、久々の沢にみんな大満足でした。この日、東京チームは五十沢ダム付近でテント泊。翌朝は天候悪く、朝風呂のあと帰京した。
・ルートミス
狙いは左俣でしたが、何処で間違えたか我々は右俣に入ってしまった。下山後、記憶と遡行図を照らし合わせたが、どうも核心手前で右俣に入ってしまったようである。しかし、この右俣、大きな滝がなく、スキールートとして使えそうです。
・スズメバチの襲撃
あまり利用されていない登山道を下山中。2、3番手で歩いていた堀米さん、忠さんが被害を受けた。
堀米さんは指先1ヶ所、忠さんは手の甲1ヶ所。(翌日忠さんの手はドラエモンのようになっていた。)
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15.尾白川黄蓮谷右俣
・ 日程:9月29日〜30日・1泊2日
・ 沢(山):黄蓮谷右俣(甲斐駒ヶ岳)
・ メンバー:師橋、堀
・ 概要
1日目(晴れ後曇り)
尾白川林道〜尾白川本谷〜黄連谷〜二股〜右俣〜奥千丈の滝上(泊)  尾白川本谷は水流に磨かれた花崗岩、滑り台状滝と巨大プールがたくさんあり、夏に遊びに行ったら面白そう。その後も大きな滝が数多くあり見事だが、どれもツルツルで登れそうにない。殆どの滝を高巻くが、この巻きが悪い。落ちたらあの世行き。限界傾斜のスラブ横断など緊張の連続だった。左俣を分けた後の奥千丈の滝は直登。核心部を堀がリードするが、ツルツル+逆層でギリギリの登攀。2ヶ所泣きが入る。落ちるー! 更に幾つかの滝を越えたところで、精神力と時間切れ(16:00)。水面ギリギリの僅かな平地でビバークとなる。雨よ降ってくれるな。 夏シュラで長ーい夜を過ごす。夜中、起きると満天の星。  標高差:登り1100m
2日目(晴れ後雨)
朝、雲一つない快晴。しかし、北面のため日が当たらず、なかなか身体が温まらない。 最初の滝は師橋さんがリード。際どい1歩に苦戦。その後、大スラブ帯に入るが、直登は不可。高巻きも悪そう。 高巻きのルートファインディングが試される部分である。この辺りから巻雲が出始め、雲行きが怪しくなってくる。  ゆっくりはしていられない。際どい高巻きの連続の中、1ヶ所高巻き不可のスラブに当たる。堀がリード。しかし、これが最悪。こんなに必死になったのは何年ぶりか?怖い怖い。A02回、必死で約30mのスラブを抜ける。その後はガレ、藪の繰り返していると、堀米さんからTEL。直後、雨が降り始める。雨の中の藪こぎで山頂直下の稜線に出る(12:30)。ここから黒戸尾根で駒ヶ岳神社まで2000m以上。下りも辛かった。  5合小屋で大休止(16:00)→駒ヶ岳神社に無事下山(18:30)  タクシーを呼び、尾白川林道に戻った。  標高差:登り800m、下り2100m
・感想
 滑降ルートとしてはかなり厳しいルートと思われる。登りは黒戸尾根7h以上?条件が悪かったら??h。 5合下部の千丈岩小屋ベースで最低2泊は必要。 山頂から40度以上の傾斜が標高差400m。 条件を選ばないと非常に危険度が高い。 時期としては4月上旬から4月中旬くらいか?
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18.登川・金山沢
・ 日程:10月7〜8日・1泊2日
・ 沢名:魚野川水系・登川・金山沢
・ メンバー:堀、忠、勝又
・ ルート:清水〜(バス)〜金山沢(神字川)〜割引岳〜ヌクビ沢〜清水
 金山沢は今回のパーティーでは手に負えなかった。核心部のスラブはその殆どを巻いてしまった。 また、その巻きが猛烈な藪で、巻きの最中に無情にも太陽が沈んで行いってしまった。夕焼けが素晴らしいが、感動してもいられない。 結局、夜間藪こぎで沢に降り立ち、3人ギリギリの スペースでビバーク。
 朝、寒いと思ったら、僕の半身はツエルトの外。 しかし、しかし、そんなこんなでしたが、見事なスラブ滝見物、上流部のナメ滝、紅葉と なかなか素晴らしかった。 割引岳からの下山はヌクビ沢沿いの登山道を使い、清水まで。このヌクビ沢も滑れそうです。
※巻機山、割引岳の登山者の数には驚いた。また、それに増して驚いたのは登山口駐車場の料金所。 地元の爺さんが3人体制で監視していた。我々も朝5時に起こされ、寝ぼけたまま、駐車料金500+施設使用料?600を2人分ふんだくられた(文句を言ったら1人分はおまけ?とのことだった)。有名な山の登山が有料になるかも? そんなことを感じさせる山だった。(過去に巻機山は地元の人推進のスキー場計画があった。)日本の農家が米を作ることで生活できず、公共事業や観光で現金収入を得るという、社会の仕組み、日本の政策に疑問を感じる。 無意味な堰堤や林道に税金を使うのではなく、日本の文化でもある稲作にもっと税金を費やして欲しい。(今年は米が「豊作」ではなく「出来過ぎ」だそうだ。)
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20.薄根川・川場谷
・ 日程:10月14日〜15日・1泊2日
・ 沢(山):薄根川・川場谷(上州武尊山)
・ メンバー:堀、勝又、佐藤、田宮、堀米
・ 行程
 1日目:川場キャンプ場〜川場谷〜上流部(泊)
 2日目:〜武尊山〜前武尊〜登山口
・沢
遡行距離6kmと長い沢。河原歩きが殆どで、傾斜の強い滝はほとんどなく、ブナやミズナラに囲まれたナメ床が印象的な静かな沢だった。
・紅葉
標高1500m前後の紅葉が素晴らしく、ナメ床との調和が素晴らしかった。
・きのこ
ムキタケ、ナラタケがたくさん採れ、ラーメンの具とすまし汁で食した。ムキタケの舌触り、ナラタケの味を焚き火を囲みながら、楽しむことができた。今回はこの他にブナシメジをゲット。素晴らしい香りと味だった。
・滑降下見
川場谷源頭斜面はダケカンバ疎林の大斜面となるだろう。堀米さんと堀はよだれ、鼻水が止まらなかった。   武尊牧場〜武尊山〜川場谷滑降〜登り返し〜西俣沢滑降で1日コースの面白いルートとなりそう。
・水泳(堀のみ)
遡行開始まもなく、深い淵の際どいへつり(高巻き可)で堀が「ドボン」。紅葉の中で水泳を楽しむことができた。しかし、その代償として、、眼鏡が淵の底で回収不可。リーコーGR10水没。
・感想
思っていたとおり、川場谷下部はキノコの宝庫。 今週もおいしいキノコが採れ、キノコパーティーを盛り上げることができた。それと、先週からこの日まで淵の底に沈んでいた眼鏡の回収に成功。
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22.薄根川・川場谷
・日程:10月21日・日帰り
・沢名:利根川水系・薄根川川場谷下流部
・ メンバー:堀、田宮、縣、忠
・ ルート:川場野営場〜川場谷下流部・きのこ採り(眼鏡回収・堀)〜林道〜川場野営場
・概要
堀の眼鏡回収を兼ねムキタケ、ナラタケが採れた川場谷へ入った。川場谷は前日の雨で濁りはないものの、かなり増水していたが、淵の底に沈んでいる眼鏡を発見。寒空の下の潜水で回収に成功した。 その後、沢の両斜面に散らばり、堰堤まできのこ採りをした。 収穫はムキタケ、ナラタケ、クリタケ。  次の日の茂倉谷遡行に備え、土樽に移動してキノコパーティー。 キノコパーティーには堀米さんも加わり、秋の味覚を楽しんだ。キノコうどんはもちろん、ムキタケのバター炒めも絶品だった。幸いなことに、男性器の先端に激痛を感じる者はいなかった。
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23.茂倉谷
因縁?の茂倉谷にやっと行くことができました。 遡行メンバーは4月の滑降メンバー+忠のはずでしたが、 残念ながら、縣君は背筋痛で下流部まででリタイヤ。他のメンバーで茂倉岳までの滑降ルートを遡行しました。
・ 日程:10月22日・日帰り
・ 沢名:魚野川水系・茂倉谷
・ メンバー:堀、忠、勝又、田宮、堀米、(縣)
・ ルート:茂倉新道登山口〜茂倉谷〜茂倉岳〜茂倉新道〜登山口
・概要
 下流部は新旧倒木が多い。この倒木帯はナラタケ畑の様になっていた。ナラタケを採りながら遡行中、縣君が背筋痛で遡行不能となり、他のメンバーだけで遡行を続け、縣君はここから下山することに。今年は紅葉が素晴らしく、中流部1500m位のブナの黄葉の中を遡行していると、天国にいるかのよう。もともと、谷川西面という積雪量の少ない谷だけに、上流部では滑降時の面影をいたるところで見ることがでた。  真っ直ぐに土樽に向かって落ちる茂倉谷を振り返りながら、「こんなところ良く滑ったな」などと話しながら稜線直下の急斜面を快適な藪こぎ。30分ほどで稜線に出た。山頂は残念ながらガスの中だったが、下山の茂倉新道も紅葉が素晴らしく、飽きることなく登山口まで歩くことができた。
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26.鷹ノ巣C沢
今年最長の15h行動。しかもこの時期に、、、。 鷹ノ巣C沢は思っていたとおりアプローチと下山の長い「登攀ルート」でした。
・日程:10月28日・日帰り
・沢名:利根川水系・鷹ノ巣C沢
・メンバー:堀、師橋
・ ルート:谷川温泉7:00〜二股〜鷹ノ巣C沢11:00〜俎嵒山稜15:00〜オジカ沢ノ頭〜谷川肩ノ小屋19:00〜いわお新道〜二股〜谷川温泉22:00
・概要
 長い行程のため谷川温泉を7時に出発したがアプローチで迷い、鷹ノ巣C沢出合まで2hのところを4h掛かってしまう。鷹ノ巣C沢は出合いから稜線まで標高差930m。その殆どは手を使うか使わないか位の  傾斜のスラブ登り。水流はほとんどなく、運動靴で乾いた岩を心地よいフリクションでどんどん登ってゆく。紅葉に囲まれた本谷の流れが見る見る足下の落ちてゆく。日当たりの良い紅葉の中をあっという間に詰めの俎嵒直下に達する。正面は垂直の壁なので左岸の尾根を登るが結構悪い。草付き+V〜V+を100m以上。終始ロープ無しで登って来たため、稜線のシャクナゲを掴んだ時はホッとした。出合いから稜線まで約4h。とにかく最後の100mは緊張した。ここから左に赤谷川源頭と万太郎山を見ながら踏み跡をたどりオジカ沢ノ頭へ。登山道を肩ノ小屋に向かう途中暗くなる。小屋で大休止後、外に出てみると小雪がちらついている。下山途中、本降りの雨になる。笹穴沢、黄蓮谷、そして今回、、、。 なぜか?今年の師橋さんとの山行は全て雨の中のヘッ電下山。15h行動の末、やっと谷川温泉にたどり着いた。 23:00過ぎて入れてもらえる風呂はなく、そのまま帰京した。
・滑降関係
 鷹ノ巣C沢:滑降不可 沢自体は滑降できそうだが俎嵒からの降り口がない。
 赤谷川源頭の滑降ルート:2本唾を付けておきました。
 万太郎山東面滑りに行きましょう!
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32.谷川某所
・ 日程:11月12日  天候:曇りのち晴れ
・ 場所:谷川・毛渡沢下流部周辺
・ メンバー:堀、田宮、勝又、勝又(妹)
 勝又妹・ちーちゃんが急きょ参加。不良姉にだまされ、沢歩き+きのこ採りデビューとなりました。 結果は、、、。 序盤で田宮さんがなめこの群生を発見(図鑑写真以上に見事)。これにはちーちゃんも感動(来て良かったー!)。記念撮影後、4人で感激しながら収穫(もう大騒ぎ)。さい先の良いスタートであったが、、、。その後は殆どなめこをゲットできず(まだ歩くのー?)。しかしながら、最初の株が素晴らしかった為、なめこ+ムキタケと4人で食べるには十分な収穫を得ることができました。 下山後、日の沈みかけた群大ヒュッテ前で収穫祭開始。寒風の中、なめこ汁とムキタケ炊き込みご飯に皆満足。しかし、寒い! → 温泉に直行。 登山とは「一味違う山」を楽しむことができました。 山の紅葉はそろそろ終了。 谷川稜線は1500m位まできれいに雪化粧。稜線付近は真っ白で、北面の雪はこのまま融けそうにない。 凍り付いた茂倉谷、白い斜面に1筋の流れを落とす西ゼン、斜光に輝く万太郎山〜大笹台の斜面が素晴らしかった。
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33.栂海新道縦走・白鳥山〜黒岩山
 当初は飯豊連峰を縦走予定でしたが、天候が安定しないため  冬スキーの下見もかねて栂海新道を縦走しました。
・日程:11月3〜5日・2泊3日
・ 山域・山名:北アルプス 栂海新道・白鳥山〜黒岩山
・ メンバー:堀、勝又
・ ルート: 親不知〜白鳥小屋(泊)〜犬ヶ岳〜黒岩山〜中俣新道〜中俣小屋(泊)〜小滝駅
・概要:久々の縦走。登山者もほとんどいない静かな山を楽しめました。白鳥小屋は日本海を望め、ストーブもあるすばらしい小屋です。ぜひ雪のあるときに泊まりたい。黒岩山の先は雪がついたらすばらしい斜面になるでしょう。そう言えば、白鳥小屋で会った日帰りのおばちゃんたちがなめこを袋いっぱいにとっていた。 われわれも今年初のなめこ少々とくりたけをたくさんゲットし、中俣小屋できのこ汁を堪能しました。  でも、本当のメインイベントは下山後ののたら汁と富山の寿司でした。(堀氏談)
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34.小日向のコル
 4連休で少し休みボケ。 週末は予定通り小日向のコルに行って来ました。
・ 日程:11月23日、24日・各日帰り
・ 概要
 23日(快晴)  前夜は不帰に沈むオリオン座を撮影。(二股に3:00着、そのまま徹夜となりました。)  松川の橋で朝の白馬三山を眺めた後、猿倉で仮眠。(二股〜猿倉の道は12月から通行止めとなります。)  その後、単独で白馬尻+小日向のコルに行って来ました。登山道はとても静かで、少し雪の付いた道をのんびり歩けます。 猿倉〜小日向のコルは往復3〜4h。
 24日(曇り時々晴れ) 勝又と前夜合流。再度、小日向のコルへ。 この日もそこそこの天気で小日向からの景色を楽しみ、帰りにデポ旗用竹約50本をゲットしてきました(これが結構楽しかった)。小日向からは目の前に白馬三山を見ることができます。 杓子沢等の吹き溜まりは白いものの、八方尾根や白馬乗鞍はまだ真っ黒。今年の初滑りは少し遅れそうです。
 p.s.帰りに面白いものを発見!
豊科の大型ホビー店に竹切り用ノコギリを買いに行ったら、、、各種きのこの菌、原木、シイタケの「ほだ木」(菌を植えてある木)シイタケとヒラタケの「きのこキット」などきのこ関係のグッズを発見。  面白そうなので、帰りに上記きのこキットを堀・勝又で購入。 (詳しく知りたい方は来週会った時にでも)
※きのこキット等は福生近辺のホビー店でも売っていました。
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